かつて神田にあった交通博物館。
子供の頃に何度か足を運んだことがあった。
特に鉄道が好きだったわけではないが、お土産コーナーで鉄道のミニ模型なんかをおねだりしていた。
普段は線路を走る電車が目の前にあること自体が、非日常的でとてもワクワクしたのを覚えている。
そんな交通博物館は小学生の時に閉館した。そして、その後すぐに埼玉は大宮に鉄道博物館が開館した。
この鉄道博物館は、一度も行かないまま10年以上が経過していた。
ちょうどリニューアルも終わるというタイミングだったため、友人たちと足を運んできた。
鉄道博物館。通称、「てっぱく」は、埼玉県大宮にある。
しかし、大宮駅からは歩くと距離があるため、ニューシャトル(ゆりかもめ的なアレである)の鉄道博物館駅まで乗る。
入ってすぐの受付。非常に開放的できれい。
右奥の方には、車両展示ゾーン、そのさらに奥には新しく出来た新館がある。
途中の車両展示に目移りしつつも、先に新館を目指す。
新館に入ると・・・
どーん
400系とE5系がお迎え。
こんな鼻の長さ違うのか・・・なんて平凡なコメントが第一声。
400系を見ていると、いつだかにやっていたヒカリアンというアニメを思い出した。
新幹線がロボットに変形するのだ。たしか、つばさって準主役だったような・・・。
新幹線×ロボットとかいう男の子のロマン満載なアニメだったのだ!
これこれ!
これも持ってたぞ!ライトニングガルーダ!
今見てもけっこういいメカデザインだと思うのだが・・・。
さてさて、話をもとに戻そう。
新幹線が展示されている上の階には、シミュレーターが何台かある。
目玉はやはり、E5系のシミュレーターだろう。
開館直後だというのに、整理券は配布終了済みだった。
いくつになってもコックピットへの憧れは変わらない。
ということで、私たちは運転体験教室に申し込んだ。
こちらはよく目にする運転席といったところか。
オープン直後だというのにけっこうすり減っている部分がある。
もしかして、JR等の研修用を使っていたりするのだろうか。
ちなみに、友人2人は誤差0.5mほどの位置に停車出来ていたが・・・。
私は、7m超過が一番良い結果だった。
まあ、誤差だよね誤差。
新館には、鉄道マンの仕事が分かりやすく展示されていたりもする。
打音検査も体験できてしまうぞ。
踏切も展示されている。
容赦なく非常停止ボタンを押しておいた。
新館で約2時間ほどかかった。
ちょうど腹も減ってきたため、食堂で昼食。
シェフ特製のハヤシライスや、食堂車時代のカツレツ、などの強力候補を抑え、オムライスが当選。
トロトロふわふわクリーミー。一口食べれば幸せになれる。お値段1200円。
腹ごしらえを済ませて見学を再開。
ジオラマを見ながら消化を済ませたり
回転台のデモンストレーションを見学する。
汽笛も鳴らしてくれるが、室内のため迫力は凄い。
その後は、のんびりと車両展示ゾーンを見学。
汽車のこのアングル凄く好き。
これって何フェチ?
鉄道黎明期の汽車というのは、工芸品の雰囲気があるように思う。
バルブやリベット1つ見ても美しい。
こういう計器類もたまらん。
カメラを持つ仲間と来ていたら、回るのに一体どれくらいの時間が掛かっていただろう・・・。
無限に撮っていられる空間だ。
たとえ鉄道に興味が無くとも、絶対に楽しめること間違いなしだ。
こういう古い車両の中で、映画風に写真を撮ってみたりなんて楽しみ方もあるのだ。
開館からほぼ閉館までいてしまったのが、何よりの証拠。
土日や夏休み期間は混雑必至だが、一度足を運んでみては?
ちなみに、今回はK-3に新しい装備で出かけていた。
何本かレンズを下取りに出し、HD PENTAX-DA 20-40mm f2.8-4ED Limited WRを錬成。
使って分かったが、とても使い勝手が良い。
そして何より・・・
カッコ良い。
これはおでかけに必須のニュースタンダードとなりそうだ。
ではまた。