今回はFilm Never DieのIRO 200を使ってみての感想や雑感である。
とても素直で扱いやすく、手軽にノスタルジーな雰囲気を得られるフィルムであった。
このフィルムは、この記事で少しだけ登場している。
このフィルムは、オーストリアにあるFilm Never Dieという会社というかカメラ用品店?が製造・販売しているもののようである。
このFilm Never Dieという会社を調べてみるとなかなか面白かった。サイトを開くと、中古カメラや富士やコダックのフィルムも販売しているし、現像やスキャンのサービスも行ういわゆるカメラ屋さんなのだ。
しかし、"お店"という枠に留まらず、写真やカメラ好きが集える新しい場所を創りたいという思いがあるようだ。そのためか、ワークショップがいくつも用意されていたりする。
そんなお店の枠にとらわれずにいたいという思いがあってなのか、このフィルムが自社ブランドの名を冠して登場している。
何だかとても熱い思いを感じる。ついついパッケージに惹かれて買ってしまったが、尚更使ってみたいという思いが強くなる。
どの製品も作り手の思いを感じ取れるものは、どうしても惹かれてしまう。
いくつかの場所で撮ってきた。
城ヶ島公園と、浅草での写真をご紹介。ちなみに冒頭の写真は浅草である。
横須賀 城ヶ島公園
城ヶ島公園の詳しい情報は次回ご紹介。
だいぶ日が沈みかけてはいたが、まだまだ明るかった。
この写真は結構自然な色合いが出ている。
結構ざらつく・・・?
これはこれでお手軽にノスタルジー感が味わえて良いのかな。
レンズはFA43mm。
影の中の岩の凹凸や模様がしっかり写りこんでるのが確認できるとニヤっとしてしまう。
灯台にたどり着いたころにはだいぶ日が沈み始めている。
光量がだいぶ落ちたのもあってかかなりザラツキが目立つ。
日没。
撮った時は絞り過ぎの気がしていて、あまり写っていないかもと思っていた。
ところがどっこい。
好みな色合いだった。
200のフィルムということもあるけど、やっぱり扱いやすい印象を受ける。
浅草 浅草寺周辺
さて、場所が変わって浅草。
この雷門の写真は、かなりクリア。
赤も落ち着きのある鮮やかさでとても好み。
最近はアイドルにもなっていたりする人力車の引手、俥夫。
子どものころからちょくちょく行く浅草。
人力車もそんなに物珍しくもないが、ついつい撮ってしまう。
そういえば一回も乗ったことない。もう少し減量して、パワーウェイトレシオの向上に貢献した後に乗りたい。
この日もだいぶ日が沈むとき。
吾妻橋から。
やはりこのフィルムは黄色みが強いため、夕焼けの景色によく合うように思う。
黄色みが強く、粒状性もそれほど高くないため、いわゆる味のあるノスタルジーな感じを味わえる。
そして扱いやすいことから、気軽に散歩をしながら撮るにはとても良い。
機会があればまた使ってみたい。
何より箱のデザインが素敵。
うっかり捨ててしまったのだけれども・・・笑
では、本日はこの辺で。