ジオパークといえば、我が故郷千葉では犬吠埼の屏風ヶ浦が有名だろうか。
台湾にもジオパークがあり、しかも私が大好きな先っぽにあるというのだからこれは行かない理由がない。
ということで、今回は野柳(ヤリュウ)にある地質公園と、古い町並みが美しい淡水(タンスイ)をご紹介。また、野柳から淡水への行き方も併せてご紹介していく。
目次
野柳地質公園は奇岩だらけの異空間
野柳は、「クイーンズヘッド」と呼ばれる奇岩が特に有名らしい。
クイーンズヘッドに限らずたくさんの奇岩が存在している。まるで人が作ったような形をしており、不自然な自然というなんとも異質な空間であった。
野柳への行き方
台北市からは、基本的にバスがアクセスしやすい。
我々は國光客運というバス会社を利用。台北駅には大きな24時間営業バスターミナルがあり分かりやすい。
この1815という番号の路線に乗る。
だいたい「法鼓山」や「金青中心」行きとなっているはず。
どちらでも問題ない。
だいたい20分間隔くらいでバスは出ているため、あまり焦る必要もない。
交通機関を紹介する番外編でも述べるが、台湾版のsuicaもあるためバスも便利。
5番の乗り口で待っているとバスが到着。
椅子も座りやすいし広くて快適。
しかも、Wi-Fiが使える。これで片道100元(1元4円ほど)くらいだったはず。
野柳のバス停はこの辺。ここから歩いて地質公園へ行く。
しばらく漁港の近くを歩いてゆく。
どうやら野柳は港町のようだ。
イカ釣り漁船・・・?
魚介料理を食べられそうな店も並んでいる。うーむ一軒どこか入って食べてみるべきだったかな。
地質公園で奇岩巡り
公園に到着するまでは人がまばらだったのだが、来てみてびっくり。
凄まじい観光客の数だ。
台湾国内から来た人や、中国人に韓国人がたくさん。
なんだか江の島のような雰囲気・・・?
校外学習のような感じの団体客もいたりする。
さて、入場料も支払い中へ。
しばらく歩くと海岸に到着する。
何だこれ!?
チョコクランチみたいなものがぽつぽつ生えてるみたいだ。
地層もくっきり。
集合体恐怖症の方・・・これ大丈夫かな・・・?
なんでこんなハチの巣のようになるんだ・・・?
そして、奇岩の以外の地面は平らになっていてなおさら人工的に感じる。
波をかぶっているところは、まるでクジラの背中みたい。
そして、この赤い線を越えると監視員の人にめちゃめちゃ笛を鳴らされる。
こうして打ち付ける波が少しづつ奇岩を創り出すのか・・・と感慨にふける。
綺麗に円形の穴が開いている。
これも波や水の浸食で出来るものなのか・・・?
そして、こちらがクイーンズヘッド。
もう数十年か数年すると折れてしまう可能性があるらしい。
興味のある人は急ごう。
そんな危機感が迫るせいか、記念撮影には時にこんな列ができる。
一通り見終わり来た道を戻る。
雨もぱらついてきたため早歩きで戻る。
帰る途中も奇岩になりたてのものも。彼らもいつの日か先ほどまで見た奇岩になるのかな・・・。
お時間もよろしい感じになってきたため、そろそろ淡水へ移動。
風光明媚な淡水の街を歩く
野柳から淡水への行き方
淡水へ行く場合には、バスが便利。
このバスを使ってみた。
バス停はこの辺。
なかなかバス停の位置が分からなかったが、このセブンイレブンの向かい。
下のリンクがこの路線のページ。時刻表も見れる。
だいたい30分の運行間隔だろう。
タイミングよくバスが来たため乗車。
かなり飛ばすうえに道はなかなかのワインディング。
車酔いしやすい人はご注意を。
淡水の街でも食べ歩く
いよいよ淡水に到着。
淡水は港町として古くから存在していた。
時に19世紀後半。当時の清王朝は、英仏とのアロー戦争に破れ天津条約や北京条約といった不平等条約を結ぶこととなった。
その条約には、開港することが明記されており、淡水もその港のひとつだった。
そんな淡水は古い町並みが残っていて美しい。また、食べるところが多くてついつい食べ歩きしてしまう。
臭みの少ない?臭豆腐
1つ目は台湾名物の臭豆腐。
遠めに香ってくるのは、スモークした馬糞みたいな臭いだ。
でも、ここの臭豆腐はだいぶマイルド。
甘めの味噌っぽいタレがかかっていて食べやすい。
場所はこの辺。
この通りには他にも色々あるぞ。
ダシが効いたあっさりスープ 河口魚丸
ここのスープは美味しかった!
外は白身魚のつみれのうようになっている。でも、中には肉の餡が入っていて美味しい!
魚介のダシも堪能できるぞ。
ミニ串春巻き?蝦捲
読み方不明。
でもパリパリで美味しい。チリソースとガーリックソースが選べる。今回はどちらもかけてみた。
クセがなくて食べやすい。
この通りにはお寺もある。
中はとても暗い。
さすがにお隣の国だけあって、それほど違いはないかな。外側は派手な装飾がされているけど、中は割と質素。
しかし、電光掲示板がよくあるのは何故なのだろう…。
もち米のホットドッグ 大腸包小腸
最後はこれ!
店はグーグルに載ってない!
実は、きりたんぽのようなお米で作られたソーセージに、お肉のソーセージが挟んである。ピリ辛のソーセージにお米の甘さがマッチして…それはもうたまらない。
上のお店と同じ通りにあったため、ぜひとも食べて頂きたい。
と、そんなこんなで淡水でも食べまくった訳だ。
そろそろ食べ物以外のものを紹介していければな。
では、本日はここまで。