学生最後の春休み。
その終盤戦。3月に八丈島へ行ってきた。
宿代を浮かせるためにテントに泊まりながらブラブラする。
学生の特権は、お金をかけずに時間をかけられること。特権をフルに使って八丈を満喫してきた。
ナゼ八丈島か
シンプルにいえば、島に行ってみたかったからである。
去年の夏は北海道の利尻島と礼文島に行ったのもあり、他の島に行ってみたい欲がモリモリだった。
さて、八丈島といえば戦後しばらく新婚旅行の定番だった。
戦後海外旅行が禁じられていた日本では、東洋のハワイとも呼ばれ賑わったという。
そんな八丈島も海外旅行が解禁されてからというもの、観光客の足も遠のいていった。
しかししかし。
八丈島には海も山も温泉もある!見どころが満載なのだ!
とはいうものの、大学生ならばなおさら八丈島に行ったことがあるという人間は少ない。余計にそそられるというものだ。
八丈島へのアクセス
八丈島は、伊豆諸島の1島。
行き方は船か飛行機。東京は竹芝桟橋からの船で約10時間。飛行機は羽田から1時間弱。
せっかくの学生旅だし、値段も安い船旅をのんびり楽しむとしよう。
まさかの飛行機課金。そして、八丈ラリーの開幕。
いざ八丈へ!
と意気込んでいたのだが・・・いきなり船が欠航・・・。
時間ももったいないので飛行機に課金をして上陸。
このどんよりとした空。不穏な幕開けである。
ひとまず気を取り直して、旅の拠点を目指す。
今回はキャンプ場にテントを張り、3泊4日を過ごす。
この底土野営場が目的のキャンプ場。
えっちらおっちら空港から歩いて約40分弱。
本土でもなかなかお目にかかれない綺麗なキャンプ場だ!
一泊した後にレンタカーを借りる。
八丈島は起伏が激しく、自転車ではなかなか回れない。車があればかなり効率良く観光をすることができる。
今回借りたのはここ。
1日約5000円。
ということで、今回の旅の相棒はワゴンR君。2代目かな・・・?
いざ八丈富士へ
さて、一晩明けて登山口に向けて車を走らす。
途中の展望台で一枚。
振り返るとそこは海。
窓からの景色も絶景だ。加えて激しい勾配のワインディング。
とっても運転が楽しいが、ワゴンR君にはかなり厳しい・・・笑
そんなこんなで運転も楽しみつつ登山口に到着。
地面が赤いのは噴火によって噴出したマグマが固まったものだからだろうか。
空気に触れて酸化した鉄がこう赤くなると地学で習ったような・・・。
登山道はかなり整備されていて歩きやすい。
振り返ると島の東側が見える。
向かいに見えるのは三原山。八丈島は、三原山と八丈富士の2つの火山が噴火したことで形作られた。
朽ちた鳥居。どの山にも山岳宗教は定番・・・?
そうこうしている間に火口へ到達。
圧巻だ・・・。ここから噴き出したものが八丈島の半分を形成している。
そう思うとさらに壮大に感じる・・・。
早速「お鉢巡り」を開始。
おお!島にいる!島にいるぞ!
とテンションが上がった光景。
麓にはつい昨日降り立った八丈空港。
途中にはこんな洞窟的な場所もあった。
そして、時々火口をのぞき込む。
深い・・・。落ちたら一貫の終わりだろう。
そんな心配を尻目に、八丈富士は強風をプレゼントしてくれる。
油断すると体が振られてしまう。
飛ばされないように慎重に歩みを進める。
ぐるっと40分ほどか。無事に帰還。
下山を開始。
スーパーで絶品の海の幸を堪能
キャンプ場に帰る途中のスーパーあさぬまで食材を購入。
じゃーん!!!!
波の音が聞こえるキャンプ場でこれはたまらん。
一品目はマダイの島寿司。
醤油ベースのたれに漬けられてもう言うことなし・・・。
身も新鮮で最高の一品。
こちらはアオゼの刺身。
これまた失神もの。味や触感は鯛に近い。もちもちで最高に旨い。
本土から持参したコメに醤油を付けつつ食らった。
最後はカツオの刺身。
この旅で一番感動した食べ物だ。
こんなにおいしいカツオの刺身食べたことがない。身がモチモチで甘みがある。
生姜醤油で食らい、米に乗っけて食らい、酒を飲む。
普段は酒を飲まないが、この日ばかりは進んだ。
八丈に行った際にはぜひ。
すっかり八丈島に胃袋までつかまれてしまった。
あと2回ほどに分けて、他の場所の記録も書いていこうと思う。
では、本日はこの辺で。
続きはこちら。