パワースポット。
なーんて言われたところで特にそそられるものは無いのだが、関東でも屈指とまで言われるパワースポットの聖地 榛名神社へ行ってきた。
榛名山といえば、車好きからすれば某豆腐屋漫画の聖地であり、パワーなんぞグループA用のエンジンかターボに任せとけといったところだろうか。
場所はここ。
レヴォーグ 君は本格的な峠は初めて。
調べているうちに榛名の峠を走る方が楽しみになってきてしまったのだが、カメラは忘れずに持ってきた。
8世紀頃に書かれた歴史書には、既に格式高い神社として記録されていたという。
6世紀後半には創建されていたといわれ、とても歴史の深い神社である。
最初の門をくぐると赤い橋が迎えてくれる。
榛名山の中腹にあるとはいえ、ここまで自然豊かな状態とは想像していなかった。
参道を少しでも外れればそこは森の中だ。
石畳が続く。
雨が降っていたこともあり、凛とした静けさが漂う。
高くまっすぐ伸びる松の木に思わず見上げる。
とても空気が澄んでいて、思わず見上げるのと同時に深呼吸をしてしまう。
今となっては榛名「神社」だが、明治の神仏分離令により一層の「神社化」が図られたようだ。
とはいうものの、お寺っぽさはちまちまと見られる。
この三重塔がその例。
神社にこうした塔があるのは珍しい。神仏分離令前は、神社も寺院も明確な境が無かった。明治を境にこうした神社の中のお寺要素は基本的に減らされていった。
あの三重塔も明治に壊されそうになったことがあるようだが、何とか残されたみたい。
一部工事中だったが、こちらはお参りできた。
びっしりと至る所に彫刻が彫り込まれている。
御堂の下の部分にもびっしり。
ここまでたくさんの彫刻が彫り込まれているものはあまり見たこと無いなぁ…
屋根の裏もこの通り。
ついつい綺麗で見とれてしまう。
どんどんシャッターを切るのも進んでしまう。
雨と霧が巨大な岩や木々と合わさって幻想的だった。
もののけ姫的な厳かさを感じる。
観光地になり過ぎず、当時と変わらない厳かな雰囲気を保ち続けているのが素晴らしい。
色々巡ったわけだし、お金が無限に入るパワーは得られたかな。
なんて煩悩を増やして榛名神社を後にした。
では、本日はここまで。