モータースポーツを生で観たことがあるという方はどれだけいらっしゃるだろうか。
父親が車好きだったこともあり、テレビではスーパーGTやWRC、F1等をよく観ていたものだ。
その中でも、市販車をベースにしたハコモノレースは特に好きだった。
たしか親におねだりして買ってもらったイギリスの国民的ハコモノレースの「BTCC(英国ツーリングカー選手権)」のVHSは何度も観ていた。
この時期のアウディA4がカッコよすぎて惚れ込んでいた。
強すぎて四駆は出禁を食らうことになってしまうのだが・・・。
ちなみに現在のBTCCにはレヴォーグ が出場中!
さてさて、前置きはこれくらいにして。
なぜここまでモータースポーツの話をしてきたかというと・・・
会社の大先輩が実はワンメイクレース(1つの車種でほぼ同等の仕様の車で競う)に出場しているということで、その応援へ行ってきたのであった。
86/BRZレースのあれこれ
そのレースとはこれ。
86/BRZレース!
車をあまり詳しくないという方もいらっしゃるかと思うため一応ひとこと解説。
86とBRZとは、トヨタとSUBARU(当時:富士重工)が共同で開発した車。
兄弟というよりもはや一卵性双生児という感じ。
まあ、要は名前を変えて同じ車をトヨタとスバルが販売している。
ということで、今回のレースにはこの車しか出場しない。
しかし!このレースの前や合間には別のレースもあったりで生のレースをたっぷり体感できる。
久しぶりの縦グリとシグマの70-200mmを装備し、富士スピードウェイへ乗り込んだ。
富士スピードウェイ!迫力の爆音と興奮のメモリー殺しの連写
現地に着くと…
入場料2000円を支払い車を停め、レース出場者が集う広場に向かう。
するとびっくり。
新型スープラのTRD高級オプションモリモリver.が鎮座している。
生で見るのは初めて。
この黄色カッコイイなぁ。要所要所はウン十万するカーボンパーツが散りばめられていて、明るい黄色に黒が締まる。
スープラを堪能した後は、各種行われるレースを観戦。
時にはランボルギーニのワンメイク等という神々の遊びにも等しい神事が行われていた。
あまりにも撮影量が膨大なため、ブランパンGTアジアシリーズ をお届け。
(CIAによれば単純に流し撮りに慣れてきた頃合いだったため撮れ高が良かったという噂も)
どんなレースなのか気になっていたのだが
FIA(あのF1などを主催する国際機関)が主催していたGT3シリーズを源流に持つようだ。
さて、初めてのレース撮影。うまくいくのか。
最初からいきなり興奮する。
こちらもウラカン。爆音が響く。
興奮して焦ってシャッター切ったり、カメラを動かすと当然ブレブレ。
メモリーだけが奪われていく。
野太いV8の音が聞こえてくる。
メルセデスベンツAMG GT! 1600万ちょっとから2300万ちょっと。
ウラカンの後だとだいぶお手頃に見える。
続いてやってきたのは・・・
フェラーリ488 こちらは3000万オーバーかな?
このカラーリングカッコよかったなあ。
さて、一押しがこれ!
ポルシェ911 911って色々バリエーションがあり過ぎてよく分からないのだけれど、これはGT3(RS?)というグレードの模様。
911は1600万~2600万クラス。
いやーやっぱカッコイイなぁ…。
この後ろ姿もステキ。宝くじ当てて買わねば。
てな感じでとてつもないペースでシャッターを切りまくる。
SDの容量とバッテリーちゃんと持つよな…とこの辺りで心配になってくる。
そして、いよいよ本日のメインレースのスタートが近づきつつあった。
緊張感漂うスタートを間近で! そして白熱のレース
86/BRZレースは、プロフェッショナルシリーズと、エキスパートクラスとオープンクラスの2クラスあるクラブマンシリーズから成る。
今回の応援は、クラブマンシリーズのエキスパートクラスとなる。
スタートに着く前にこうして一斉に集合し、その時を待つ。
クラブマンシリーズは、アマチュアドライバーが参戦するカテゴリー。とはいえ、ネッツトヨタなどのディーラーが出している車両もあり、気合の入ったペイントやお姉さん付きもいらっしゃる。
さて、いよいよスタートも近づくと、一気に緊張感が漂う。
大先輩は普段はとても明るい方なのだが、さすがにスタート前ともなると緊張感が伝わってくる。
BRZも今か今かとスタートを静かに待っている。
そして、いざ出陣!
我々もホームストレッジへ向かう。
そう!なんと関係者以外でもサーキットに入れてしまうのだった…
おー!!!富士のピットだ!!!
そして、スタート地点。
富士のホームストレッジに立ててしまう興奮を抑えつつ、シャッターを切る。
やっぱりBRZもカッコ良いなぁ…。
スタート前に最後のお見送りをして観客席の方へ。
そして、緊張のスタート!
レースは10周。
順調に周回を重ねる169号。
途中、アクシデントでセイフティカーが入り途中から再スタートになったりといったトラブルもあったが、順調にレースは進む。
再スタートはやはり気持ちを保つのが大変なよう。再スタートになるのかレース終了となるのか、スタート地点まで戻ってきて待機している時に決まるのだからそれはソワソワしてしまうよなぁ…。
最後は無事に完走!お疲れ様でした!
撮れ高が少なくて申し訳ないです…。
いやー自分が知っている人が出ていると余計に興奮するもので、戦争映画に出てくる新米兵士のように打ちまくりの外しまくりだった。
ちなみに、大先輩のブログはこちら!
レースの準備のことなど色々面白いことが書いてありますのでぜひご一読を。
レジェンド達も参戦! 熱戦のプロフェッショナルクラス
プロフェッショナルクラスには、谷口信輝、織戸学、脇坂寿一、服部尚貴などなど知っている人なら「ええ!」と驚くレジェンド達が多数参戦している。
というか、初めて知りましたすみません。
プロ同士ともなると車間もより攻めたものになっているし、とても激しい。
スバリストにはお馴染み。
SUBARUのニュルブルクリンク24時間レースやスーパーGTにも参戦している井口卓人選手も参戦!
井口選手は2位にまで浮上!
その後も順調に周回を重ねて2位でフィニッシュ!
あ、こちらは服部選手!
ベストモータリングを観ていた身としては、あのはっちゃんか!と興奮。
バッテリーもSDも使い果たし、無事にレースも終了。
アマチュアからプロを育てるという狙いもあるこの86/BRZレース。今回優勝した選手は、どうやらアマチュアから参戦してついに優勝した方らしい。
チームメイトが拍手と涙でドライバーを迎えて、とても暖かいフィニッシュだった。
今回は長くなってしまったが、初のレース観戦での興奮をお伝えできただろうか?
正直、テレビで映像観てる方が良いのでは?なんて思うと思うが、この迫力の音やドライバーたちの気合の伝わり方が全く違う。
機会があれば、ぜひ一度観戦してみては?
では、本日はここまで。