1ヶ月も更新をサボってしまった。
この1ヶ月は週末出かけることも多く、「眠い」を言い訳にPCを開かずに寝ていた。
そんなぐーたらな日々を過ごしつつも、スマホは常に我の手中にあり。
開くアプリは、Googleマップ。
そして飛び込む「出流山 満願寺」の文字。
すぐに行きたい場所フラグを立て、車を走らせた。
すれ違いがほぼ困難な峠を越えるとひっそり満願寺はあった。
765年に創建された満願寺は、鍾乳石でできた十一面観音像が有名らしい。
子授け、安産、子育て等、子どもにまつわるご利益があるとのこと。
駐車場はこことあと7台くらいとめられる場所が門の前にもある。
ここも15台は確実に停められると思う。
思っていたよりも車が多い。
地元では結構有名なのだろうか・・・。
レヴォーグ君にはここでお留守番してもらう。
少し戻って仁王門へ。
この仁王門は江戸時代の建造とのことだ。
しかし、この仁王尊像は室町時代の作品らしい。
いい塗装のハゲ具合だ。
さて、門をくぐって本堂に向かって歩く。
これはゾクゾク来る。
一部はまだ使われているようだが、ほぼ廃墟のようになっているようだ。
なーんてテキトーなこと言って、実は全部使ってますというクレーム来たらどうしよ。
境内の中心にはこの川がずっと流れている。
一番上には滝が流れている。
とぼとぼと歩いているとすぐに本堂にたどり着く。
周囲は緑に覆われていて、赤い灯籠のコントラストが美しい。
駐車場にはそれなりに車が停められていたが、境内の中にはそれほど人が見当たらない。
風のそよぐ音と、水が流れる川の音が静かに聞こえてきて、とても静寂な雰囲気だ。
本堂より先は、入山料300円を支払いゲートを越える。
なんだか軽いハイキングの様相を呈してきたぞ…。
途中にはこんな立札が。
ハッスル!ハッスル!って懐かしいなぁ。
小学生くらいの頃によくマネしていた気がする。
だんだんと川も自然のままの姿に変わっていく。
水も綺麗だし、よく咲いているこの花がいいアクセントになっている。
なんという花だろ。
ネタ切れを感じさせる立て札を横目に見つつ、さらに登り進める。
道はよくある登山道と同じで、最低でもスニーカーでないと歩きづらい。
この日は雨も降っていたから余計に歩きづらかった。
さて、いよいよ着いたぞ。
ここまでひょこひょこ歩いて20分ほどだろうか。
奥之院。
崖の中腹に建てられているこの建物の中には、鍾乳洞がある。
ここに登った時の建物の様子が、今回のサムネイル画像となっている。
思いのほかここに至るまでの道のりが険しかったため、とても厳かな雰囲気がある。
さらにこの中には十一面観音像がある。
こんな風に見えるらしい。
見える?
言われてみれば?
というか暗所はやっぱりiPhone先生様様である。
洞窟側から出口を望む。
崖に吹き上がってくる風が気持ち良い。
一歩外れれば本当に自然のままだ。
なんだか久しぶりに山歩きもしたいな。
さてさて下山を開始。
高校時代は千葉最速の下山部を自称していた山岳部時代の経験を活かし、子連れのファミリーや老夫婦を容赦なくぶち抜いていった。
鐘が置かれていたけど、何だか中国っぽさがある。
この建物の下には鯉の住む池が。
ここで餌をやって鯉に媚を売っておけば、願いも叶いやすくなる…?
そんな罰当たりなことをふと思いながら車へ戻った。
「出流山 満願寺」というだけあり、山と寺が一体となっていたような寺院であった。榛名神社も似た雰囲気はあるが、こちらの方が未開拓感があり良い。
絶妙にB級感はあるが、自然の美しさと奥之院に代表される見応えの良さに面食らう。
少々アクセスはし辛いが、ぜひ機会があれば足を運んでみては。
では、本日はここまで。