前回はあんなに真面目な内容だったというのに、この統一感の無さ。
さすがでしょ?
コロナにかこつけて蔵出しを…。
お蔵入りにしていた…というか忘れていたツインリンクもてぎの昨年9月のスーパー耐久記事。
ハコシャ(箱車)の国内最高峰ともいわれ、市販車に近い状態でST-X,ST-Z,ST-TCR,ST-1~5の計8クラスで競う。
場所は栃木県のツインリンクもてぎ。
今回もK-3にSIGMA APO70-200mm F2.8 ⅡEX DG MACRO HSMを装着して臨む。
レース開始前はピットを歩けるのだが、これがまた最高に楽しい。
こんな風にコースにも立ち入れるし
グランツーリスモ感ある光景も生で見れる。
86がゼッケン86とは…さすがトヨタのオフィシャルチューナーTOM'S86。
お、これはST2クラスのアクセラですね。
マツダ勢は、ST5クラスにデミオやロードスターも参戦している。
メディックによるミニ講座なんかも。
チェッカーフラッグフリフリ体験もあったようだ。ちょっとやりたかった。
さて、コースから引き揚げてしばらくすると、レーススタート。
決勝は約5時間走り続ける。
最初に陣取っていたのは、もてぎで最も長いストレートの次にある90度コーナー。
ここのストレートは下りになっていて、激しいブレーキング合戦が見れる。
2009年に製造中止された老兵が現代のマシンに挑む構図はカッコ良い。
軽く200km以上、300km近くのスピードからのフルブレーキング。
みんな車体がぐっと前に沈み込む。
風を切る音、タイヤが削れていくようなゴーっという音、エンジンの熱、焼けたようなニオイ…すべてが生々しく、大迫力で伝わってくる。
このロードスターカッコよすぎるよな…。
もらっていいですか?
そして、王者の風格漂うMP racing 35GTR。終盤近くまでトップだったが、他の車に接触後タイヤが損傷した影響でトップを譲ってしまった…。
ST-1クラスを優勝したD's station Porche。
このカラーリングといい最高ですよもう。
そして見てこのお尻!
やっぱりもらって帰るのこっちにしようかな…。
かっちょええなぁ…。
ちなみに、この車両にはMAX織戸こと織戸学選手もドライバーとして参戦している。
WRXはWRC時代を思い起こさせるようなオタク心をくすぐるカラーリング。
GTRなどと同じST-XクラスのアウディR8。
その後ろはホンダのシビックTYPE R。
こんな異種格闘戦感もS耐の魅力だろう。
先ほど紹介したS2000。86等と同じST-4クラスで必死に走る。
流し撮りをしてみたり、普通に撮ってみたりと設定をいじりながら試行錯誤。
何も考えずにひたすらシャッターを切るこの感じ、たまらなく楽しい。
そして、PCで掘り返してみて流したものがしっかり止まっているのを確認した時の脳汁プシャーッ!てな感じ。たまりません。
望遠側のレンズ生やさないと。
そんなこんなで灼熱の中撮り続けていたら、日焼けで全身やけど状態。
レース後の表彰はコースに降りて見られる。
勝利の美酒に酔いしれる。
互いに飲み合い、
互いに掛け合う。
その様はまるで少年たちがサイダーでふざけているのではないか、と思えるくらい和気あいあいとしていた。
見ているこちら側も心が温まる。
コースには、参加車両が並べられている。
かー!!!こんな近くで見てよいのですか!!!
とりあえずピレリのステッカー貼りたくなるね。危ない危ない。
ボディやリップについた傷が、激戦の様子を物語っている。
ほんとにこのロードスター最高です。
こんなオフショットも狙えるのはとても嬉しかった。
やっぱりこういう光景が個人的には一番男心をくすぐられる。
ロボットアニメでも整備中の姿とかめちゃくちゃ好き。
彼らが向く先には今回のレースの優勝車があるためか、
どこか悔しさと、戦い切った誇らしさを感じる。
もう少し望遠側のラインナップを強化してレース観戦には臨みたいな…とだいぶ物欲をかきたてられた一日でもあった。
とはいえ、35mm換算300mm前後でも十分に楽しめるのは、もてぎの観戦レイアウトのおかげかもしれない。
コロナが落ち着いたら、またレース観戦にも足を運びたいもの。
それまではレンズの錬成に力を注ぐべきか…。なんてね。
では、本日はここまで。