緑が美しくなってくると、自然豊かな場所へ行きたくなるというもので。
久しぶりの日光へ足を運んだ。
とはいっても、ほとんど東照宮しか行っていないのだが・・・笑
五重塔の心柱特別公開に遭遇
なんだかんだ最後に日光へ行ったのはこのエントリー以来。
今回は、紅葉ではなく新緑の日光で癒してもらおう。
何度か東照宮に来たことがある人ならば、この広い道は見覚えがあるだろう。
さすがに結構人がいる。もうGW最後の土日だったけど。
やはりこの杉の木の高さから来るものか、周辺一帯の厳かな雰囲気。
日光独特だよね。
何気なく撮った五重塔。なんでも、今は内部の心柱が特別公開中だというではないか。
心柱構造は、スカイツリーにも採用されたという事で一時期話題になった。
五重塔は、耐震性を確保するために各層が独立している。下から上まで柱などが通っていないのだ。
地震が来ると、各層がゆらゆらと蛇のように揺れる。
でも、揺れすぎると各層が暴れて崩壊してしまう可能性がある。
そこで考え出されたのが心柱だった。
心柱は、右に左にと傾いても必ずもとに戻ろうとする。
各層の独立性は保ちながら(くっついてはいない)が、激しい横揺れが来た時には各層にぶつかりながら元に戻ろうとするのだ。
五重塔全体が振り子のようになりながら、揺れをいなしつつ、崩壊してしまうほどの横揺れを防ぐことができるという優れものだ。
がっつり御開帳されていた部分は撮影禁止だが、ここからチラ見することができたので撮影。なんとここの心柱は、地面にはついていない。
吊り下げられているのだ。
え、そんなんでいいの?とも思ったが、
経年で五重塔全体が縮んでしまったりした際に、心柱だけが飛び出るのを防ぐらしい。
江戸時代に生み出された工法というから、当時としては最新の工法を取り入れていたのだろう。
久々のご対面 修復工事後の陽明門と家康様
さてさて、よいよいよ本殿に向かって歩きだそう。
こんなにきらびやかでしたっけ…?
ついに奥の方に姿を現した陽明門。
2013年から平成の大修復がはじまり、2017年に工事を終えた。
どーん。いやあ美しい。
最後に来たときはちょうど工事中で、足場やら幕やらがあって全く姿を見られなかった。
付け入るスキが無いというほどびっしりと装飾が施されている。
やっぱり似ている。何と似ているかというと、去年行った妙義神社。
日光の東照宮と同じ彫刻職人が携わったと聞いたが、やはり本家を見てみるととても似ている。
まあきらびやかさは、日光東照宮が圧倒的だけど…。
建物全体の雰囲気としては妙義神社の方が好きだ。もう少しシックな感じで。
そうは言っても、この人の墓があるここを凡人の好みに合わせてはいられまい。
天下人であり、260年以上続く江戸幕府をつくり上げた男 。
徳川家康の墓である。
とはいっても、本当に遺体がこの中にあるかどうかは分かっていない。
家康が晩年を過ごした駿府城近くにある久能山。ここにも家康の遺言を叶えるために東照宮が建てられており、遺体は久能山にあるのではという説もある。
一度も発掘調査はされておらず、真相は分かっていないという。
そんなミステリーもまたここ日光の神秘的で厳かな雰囲気をつくりだすのに一役買っているのだろう。
帰りは一応三猿もみていこう。相変わらずの表情である。
美しい初夏の緑を見上げながら、東照宮を後にした。
油源 繊細で絶品のランチ
神橋を横目に昼飯を探す。
何度も見たことはあったけど、入ってことはない店。今日はここ油源(ゆげん)さんに入ってみた。
ランチはいくつかの定食メニューから選べる。私は、栃木牛めしをチョイス。
これで1250円。結構いい感じだぞ!
ということで味噌汁をじゅるり。
え・・・うまい・・・!ごま油がたらしてあるのか、とても香りが良い。でも後からダシのうま味が来る。
この牛めしはいう事ございません。お肉も柔らかく、味付けも甘すぎずで箸が進む
でも、このお店の凄いところは小鉢一品ずつがどれも美味しいところ。
こりゃ違うメニュー食べに来たいなあ。
日光にお越しの際はぜひ。
では、本日はここまで。