
トヨタの博物館といえば、産業技術記念館の感動を過去にお伝えしたことがあった。
いわば本丸のトヨタ博物館にはまだ行ったことがなかった。
やはり自動車業界で働く以上、しっかりと自動車の歴史を学ばなければという高い意識(大嘘)のもとGW中に突撃!
自動車黎明期〜自動化馬車の雰囲気〜

19世紀後半。ついに自動車が産声をあげる。
その姿は、今見ると自動で走り出す馬車のよう。
当時の人々からしたら移動手段の前提は馬や馬車なのだろうから、自然な発想なのだろう。

その中でも少しづつ進化が垣間見えるのが面白い。
ついにライトがついたり・・・

なんとか衝撃を和らげようと鋼板を組み合わせたサスペンションが登場したり・・・

欧州車の歴史と実力差を実感
少し時代を飛ばして40年ほど経ったあたり。明確なキャビンがつくられており、しっかりと自動車になっている。

この頃から流線型を採用したデザインが流行り始める。

一転してゴツさを感じるこちらは、アメリカ大統領専用車。

ルーズヴェルト時代の車。まさにアメリカ黄金時代の華やかさと力強さを体現している車だな・・・。
この車はパッカード社製。アメリカのビッグ3が台頭してくるまで高級車メーカーとして名声を手にしていたが、ブランド力が維持できず最終的に会社ごと消滅してしまった。
大統領専用車まで手がけたメーカーでも栄光は永遠ならず・・・。

一方で今見ても美しく、通用するデザインのこちら。
すでに完成している恐ろしさ・・・。

いよいよ国産高級車の元祖の登場。何も表示を見なくともクラウンであることがわかるオーラ。しかし、同世代のポルシェ956と比較すると、より現代的なポルシェにまた驚く。

そんな1950年代の車たちの中に今でもよく見るこいつが。

改めて歴史の古さとミニクーパーの完成度に驚く。
その一方でマッシブな独自路線をゆくアメ車(クライスラー)。このフェンダーの造形だけでずっと見ていられる。これはアウターだけでこの形状出しているのだろうか?中は空洞なのかな・・・。

そして、また欧州勢に戻るとほんの40〜50年前ぐらいの日本車に見えてしまうほど早熟な完成度に驚く。

異常なスピードで追い上げていた日本勢とはいえ、やはり最低でも10年は欧州勢と差があったと思う。
あまりに美しすぎるフェラーリ512BB。

負けずに輝き続ける日本勢のクラシックスポーツたち。

それでも、やはり欧州勢の進化を見るとその実力差を如実に感じる。
いやあこの時代の欧州車はやっぱり美しくて力強い。

この時代の赤っていいよね。

と欧州車万歳な雰囲気で書いてきたが、今はどうだろう。
実用性と性能と品質のバランスを保ちつつ互角以上な存在になっている・・・はず!
日本自動車界のさらなる進化に貢献したいものだと、改めて自動車の100年を振り返り思う次第。
大人の本気を見せつける企画展
ここからはおまけ。
日本車の企画展が開催されていた。
見よこの本気具合!

バイクの展示も。
やはり刀の独特なフォルムはいつ見ても美しい。

あまりに異種格闘戦感溢れる並び。燃費の悪さは負けねえぞと言わんばかりにセンターを陣取るユーノスコスモ。

ちゃんとレガシィくんもいるのだが、その隣にはなぜかNSX。

実車を見るのは相当久しぶりなGTO。

アメリカンなマッシブさを持ちながら装備も豪華というまさにバブリーな車。もうこんな日本車は出てこないような気がする。
最後はミニカーやプラモなどが展示されているコーナーを見て終了。
この展示ルームはすべてケースに入っているため、小さい子どもを歩かせても安心して見ていられる。

ということで、大満足なクオリティ。
なかなか見ることのできない欧州やアメリカの歴代名車たちを間近で見られるのが、一番満足度が高かった。
子どもがいたのもあり足早だったが、1時間〜1時間半ほどであら方写真も撮りながら見られる適度な広さもよかった。
とはいえ、基本的に車たちに手は触れられないため、親としては気を使う場面も多かった。
もう少し子どもが大きくなったらリベンジして、ゆっくりじっくり見て回りたい。
では、本日はここまで。