クライミングシューズ OCUN Nitroのレビュー

f:id:blue_rock53:20210108224447j:plain

 

 

 OCUNのクライミングシューズを愛してやまない私は、ついにこの最新フラッグシップモデルであるNitro(ニトロ)を手に入れた!!!

もうね、今日はクライミングシューズオタク全開で書いてくよ。

 

たぶんOCUNのシューズをここまで詳しく書いている個人ブログは無いと思うけど、写真もふんだんに使用してじっくりインプレ書いてきますぞ。

 

※クライミングとは何ぞや、クライミングシューズとは何ぞや、ってな辺りはこちらの記事で。

blue-rock53.hatenablog.com

 

OCUNとは

 

OCUN(オーツン)は、チェコのメーカーで、もともとはハーネスなどを製造していたメーカーだ。

その一環で、クライミングシューズのブランドとして「ロックピラーズ」を設立した後、2015年にブランドを「オーツン」に統合し、現在に至る。

 

 

5~6年前、ロックピラーズのシューズを見なくなったな~と思ったら、カラーリングとロゴが変わっている「オゾン」というシューズを見て驚いた記憶がある。

オゾンはロックピラーズ時代から存在するフラッグシップだった。

 

www.ocun.com

 

ロックピラーズの時代から、とことん自社オリジナルの要素を詰め込むことにこだわりを持っていることが、OCUNの特徴。

スポルティバやスカルパといった有名どころは、ビブラムソールを共通で使っており、ソールに使用するラバーは開発・製造していない。

 

しかし、OCUNはロックピラーズ時代は「グリッピンソール」、今は「CATラバー」と名前を変えながらも、自社オリジナルのラバーを持つ。

私はこのCATラバーのμ1.5にぞっこんな事もあり、OCUNを履き続けている。

 

靴のつくりも丁寧で、生地やラバーの端っこがペロッと捲れてきたりということも少ない。本当に履きつぶせる。

 

OCUN Nitro(ニトロ)

今までオゾンというフラッグシップがいたのだが、

最近流行りの一本締めとOCUN 独自構造の3Force システム・CATラバー等々、OCUNの全てを結集したシューズといっても過言ではないニトロが2019年に登場した。

 

www.ocun.com

 

フラッグシップだったオゾンは、ラバーが何故かビブラムソールだったため、買ったことはない。だけど、足入れの良さと3DForceシステムによる常に一定のフィット感が保てれている良いシューズだった。

 

チェコから遥か遠き極東の地から、「いやいやOCUNさん、3DForceシステム×CATラバーのシューズつくってよ!!!」とずーっと思い続けていた。

そして、ついに出たのだ!!!そんな夢のシューズが!!!

 

だから買っちゃいました。

f:id:blue_rock53:20210108224621j:plain

 

ウルトラマンティガみたいなカラーリングがちょっといまいちだけど、まあ慣れかな。

f:id:blue_rock53:20210108224641j:plain

 

ヒールカップはオキシ(いまメインのシューズ)に比べ小さいかな。

f:id:blue_rock53:20210108224713j:plain

青いゴムのベルトのようなものは、スリングショットといってより足をフィットさせるためのものだが、この巻かれ方や接着具合良い感じだ。

f:id:blue_rock53:20210108225023j:plain

繋ぎ目も綺麗でとても丁寧だ。

f:id:blue_rock53:20210108225045j:plain

 

小さいエッジにつま先をのせやすく、かつベタっと足を置いてグリップを稼ぎたいときでも柔軟に対応できるようになるOCUN独自の3Forceシステム。

f:id:blue_rock53:20210108225109j:plain

本来、小さいエッジにつま先をのせて立ち込みやすい性能と、ベタっと足を置きやすくグリップが高い性能というのは、背反の関係にある。

前者を強化したければ、シューズやソールラバーの剛性を上げてやればよい。でも、そうすると硬くて足をどこに置いているのかわかりづらくなったり、後者の性能が低下する。

 

しかし!!!3Forceシステムは、靴やラバーの剛性に頼り切らず、程よい柔らかさなども確保したまま小さいエッジでの立ち込みもしやすくしてくれる優れもの。

 

f:id:blue_rock53:20210108225123j:plain

トゥーのラバーも丁寧にみっちり巻かれている。

これで私が苦手なつま先をひっかけるトゥーフックも安心…?

 

f:id:blue_rock53:20210108225252j:plain

 

よし!!!早速登ってみよう。

 

実際に履いてみてのインプレ

 

良い点

めちゃくちゃ踏める。立ち込める。

こりゃ驚いた…。シューズやソール自体は新品でも足がつりそうになるような硬さはない。

 

でも何だろう…靴全体で立ち上がるような不思議な感覚。足全体がサポーターに包まれていくような感覚だ。
f:id:blue_rock53:20210221183354j:image

スラブはもちろんだが、やっぱり強傾斜での踏め具合が段違いだ。

 

そして、もう1つはヒール。ほぼピッタリで超絶フィット。

掛かり具合も良く分かる程良い硬さ。割と薄めのホールドでも引っかけやすい。

ていうか、靴全体のフィット感が凄い。
f:id:blue_rock53:20210221183404j:image

 

トゥーフックも決めやすいと思うけど、だいぶ普段履いているシューズと感覚が違い、まだまだ慣れが必要そうだ。掛けられる面積が大きいため、掛けやすいことには違いない。

 

いまいちな点

 

ちょっとだけいまいちな点は、甲高な私の足には少々キツイ点。
f:id:blue_rock53:20210221183408j:image

↓が現在のメインシューズのOCUN オキシ。まずつま先部分を比較すると、ニトロの方が平坦でオキシは盛り上がっている。

足の甲の部分もニトロの方がフラットだ。
f:id:blue_rock53:20210221183415j:image

 

その証拠に、止めた後のベルクロの余り具合が全然違う。
f:id:blue_rock53:20210221183419j:image

 

f:id:blue_rock53:20210221183359j:plain

 

少し甲の部分で詰まっている感じがあるが、これは履きまくって自分の足型に矯正していくしかないかなという感じ。

サイズはオキシもニトロも共に7.5UKで同じなため、シューズの形状による違いだろう。

 

2か月ほど時々履いてみているが、だいぶフィット感も増してきたため、私と同じく甲高の方もしばらくは辛抱強い慣らしが必要かもしれない。

 

 

いや~でもやっぱり全体的に良いシューズだ。

ぶっちゃけ不満点は慣らしで解消していきそうだし。

本当に待望にしていたシューズでもあるので、慣らしを進めて共に精進していきたい。

 

だらだらとマニアックな内容を書いてきたが、どこかのクライマーのお役に立てれば幸いだ。

 

では、本日はここまで。

 

素朴で等身大な城下町~甘楽町 小幡~

f:id:blue_rock53:20210214001807j:plain

 

 

 

過去にこちらで紹介した群馬県甘楽町にある楽山園と、それをつくった小幡藩

blue-rock53.hatenablog.com

 

この時には回り切れなかったが、実は楽山園の周辺には古い町並みが残っている。

今回は久しぶりにカメラを片手にのんびりと甘楽町は小幡の町を歩いてみた。

 

 

武家屋敷地区も残る古い町並みと、町を繋ぐ雄川堰

 

この日はポカポカ陽気で久しぶりにコペンの屋根を開けて走ってきた。

f:id:blue_rock53:20210214001916j:plain

 ここは無料駐車場で、小幡の町を歩くにはここが中心地にあって便利。

 

 

さて、X100Fを片手に歩き始める。 

 

最初はここ。武家屋敷とその石垣、そして当時の道がそのまま残る中小路。

f:id:blue_rock53:20210214001929j:plain

見える…見えるぞ…!刀を差して歩く武士の姿が…!

距離は短いけど、こうして町の中に当たり前のように江戸時代と変わらない光景があることは感動を覚える。

 

道の途中では、今も人が住む家の庭を見れたりする。

f:id:blue_rock53:20210214001955j:plain

 

ここ小幡の城下町には、雄川堰(おがわぜき)という用水路が巡らされている。

いつ頃につくられたものかは、今でもはっきりしていないようだ。

f:id:blue_rock53:20210214002100j:plain

 

織田氏小幡藩の統治者となった1600年代前半には、楽山園のすぐ隣にあった小幡陣屋が完成したりと、小幡藩としての形が整備されていった。

それに伴い、この雄川堰も現在の形と近い形で改修されたと考えられているらしい。

 

f:id:blue_rock53:20210214002115j:plain

 

心地よい水の流れる音を聞きながら、何枚か撮っては歩き、撮っては歩きを繰り返す。

あぁ…こうして町を歩いて写真を撮るって癒されるなぁ。

 

f:id:blue_rock53:20210214002245j:plain

 

うお!いい雰囲気の建物!って興奮してファインダーを覗いたり。

シャッター切った後にカメラを見つめて、「いいカメラだなぁ」なんてにやついたり。

 

f:id:blue_rock53:20210214002302j:plain

 

ここは桜並木になっているようで、春にはきっと素晴らしい景色になっているに違いない。

f:id:blue_rock53:20210214002759j:plain

 

そして、町中を流れる雄川堰は、節々で人々の生活との近さを感じる。

 

こことか。たぶん、当時から野菜や農機具を洗ったりに使う洗い場じゃないかな。

f:id:blue_rock53:20210214002829j:plain

今でも定期的に清掃もされ、水質が維持されているようなので、野菜の泥を落としたりにも使われているかもしれない。

 

f:id:blue_rock53:20210214002956j:plain

 

 

養蚕農家群を雄川堰とともに見つめる 

 

富岡製糸場が近いここ甘楽は、養蚕業が盛んな町だった。

この古い家々は、養蚕農家だった家でGoogle Mapにもピンが立っている。

f:id:blue_rock53:20210214002910j:plain

 

この養蚕農家の道具も目の前の雄川堰で洗われたりしていたようだ。

やっぱり小幡の人々と雄川堰の生活は密接に結びついている。

 

 この井戸は今でも使われているのだろうか。

f:id:blue_rock53:20210214002929j:plain

お、これはさすがに使われてそう。

f:id:blue_rock53:20210214002939j:plain

 

ちなみに甘楽の歴史や、養蚕業の歴史はここで学べる。

行った時は、私一人の貸し切りだった。

無駄に食い入って展示物を見ていたのに見かねて、学芸員?のおじ様がとても丁寧に解説をして下さった。

まさにミニガイドツアー状態…笑

 

ここに異動して来て間もないから自信がないと言っていたけど、プロは凄いですな~。

 

f:id:blue_rock53:20210214003319j:plain

 

蚕も小さいうちは柔らかい葉しか食べないから若葉だけを摘んであげたり、繭を必要な枠の中に全部つくるように工夫をしたり、養蚕農家は本当に大変だ。 

 

そんな苦労もこの雄川堰は見つめてきたのだろうか。

f:id:blue_rock53:20210214003337j:plain

 

小幡八幡宮~小幡の守り神~

 1645年に小幡藩の庁舎ともいえる小幡陣屋(楽山園は小幡陣屋の庭園)の鬼門封じとして建てられたのが始まりという。

f:id:blue_rock53:20210214003035j:plain

 

Twitterやっててビックリ。

twitter.com

 

鬼門封じって何だっけ?と改めて調べてみた。

鬼が出入りするくらい不吉な方角(北東)のことを「鬼門」といい、そこに寺などを建てて防ぐ意味合いがあったようだ。

f:id:blue_rock53:20210214003045j:plain

この小幡八幡宮も地図で確認してみると、きちんと小幡陣屋の北東に位置していることが分かる。

 

石垣の上に本堂がある。

f:id:blue_rock53:20210214003059j:plain

結構ワイルドな積まれ方した石垣だ。

f:id:blue_rock53:20210214003112j:plain

 

ふらふらと歩きまわっていたらだいぶ日が傾いてしまった。

けど、おかげで日の当たり加減が好みな感じ。ついつい写真を撮るのに夢中になってなかなか進まない。

 

f:id:blue_rock53:20210214003128j:plain

 

本殿の前にくぐるこの建物。民家の瓦のようなものが屋根に敷かれていたり、祭りなどで使うであろう長椅子も置かれている。

 

何だか良い意味で等身大な神社だ。

f:id:blue_rock53:20210214003202j:plain

 

雄川堰と同じように長らくこの小幡の町を見守り、愛されてきた場所なのだろう。

 

f:id:blue_rock53:20210214003213j:plain

 

こんなに美しい町の素地をつくった信長の子、信雄はきっと優れた武将であり、統治者だったのだろう。

信長の子でありながら、戦国の世をのらりくらりと生き抜き、江戸にも近いこの地に領土を与えられているのだから。

 

f:id:blue_rock53:20210214003306j:plain

 

ここ甘楽の小幡の町並みは、決して川越などの「小江戸」で有名な町とは違い、The 観光を期待する方にはおすすめしない。

 小幡は、決して誇張しない当時から脈々と続く、等身大で素朴な城下町を残しているのだ。

 

この言葉に「むむ」っと食指が少しでも動いた方は、ぜひ訪れてみてはいかが?

 

では、本日はここまで。

旧開智学校~希望と熱意の結晶~

f:id:blue_rock53:20210118215108j:plain

 

 

地元住民の希望と熱意の結晶

 

matsu-haku.com

 

 松本城がある大通りからは少し離れ、ひっそりとした住宅街の方に向かって歩いていく。

 

 

 

 すると突如現れるこの和洋折衷な建物。

ちぐはぐ感のない、調和がとれたまさに"折衷”な雰囲気…擬洋風建築と呼ばれるらしい。

f:id:blue_rock53:20210118215217j:plain

ざんぎり頭を叩いてみれば、文明開化の音がする。 

新しい時代の幕開けとともに、様々な新しい文化が入ってきた明治初め。

 

そんな明治9年に完成した旧開智学校。前身は、江戸時代の松本藩が設置した藩校の崇教館で、廃藩置県後も残っていた。

明治5年の学制の施行により、開智学校は開設されたが、校舎は廃仏毀釈で廃寺となった建物を使っていたようだ。

 

その後すぐ、この校舎を建造するために工事費の7割を地元の人々が負担し、3割を廃寺の廃材売り払い等で確保したようだ。

f:id:blue_rock53:20210118215237j:plain

 

公立学校の工事費の7割を住民からの寄付というのも凄い時代だな…という話だが、それだけ新しい時代と、何よりその時代を生きていく子供たちへの希望や期待に溢れていたのだろうか。

 

f:id:blue_rock53:20210118215311j:plain

この建物を設計したのは、地元松本の棟梁だった立石清重。

彼が開智学校の設計を依頼されたのは、46歳。 それまで洋風建築に携わったことはなかったが、建物の見学や勉強のため東京や横浜へ自費で行ったそうだ。

 

f:id:blue_rock53:20210118215330j:plain

この学校にかけられた人々の熱意は、並大抵のものではない。

そんな校舎の中を今でも当時の姿のまま見ることができる。

 

一階で受付を済まし、校舎内に入る。

 

 

おお!思ったよりも学校だ!

旧開智学校の先進性に関心すべきか、私の母校の後進性を悲しむべきか…。

f:id:blue_rock53:20210118215431j:plain

明治の初めに建てられた学校だから、もっとジブリのトトロなんかに出てくるような学校の雰囲気を想像していたのだが…。

廊下の雰囲気も、教室の雰囲気も昭和に建てられた私の母校とそこまで遠くないように感じる。

 

f:id:blue_rock53:20210118215443j:plain

実際、この校舎自体は1963年まで現役だった。現役時代は、現在の地から少し離れた場所にあったが、移築復元工事が行われた。

 

イムリーな企画展 感染症と学校

 

そうそう。ちょうど感染症の企画展をやっていたんだよね。

f:id:blue_rock53:20210118215534j:plain

 

当時の役場から学校への通知だったり

f:id:blue_rock53:20210118215547j:plain

 

先生の日誌なんかも展示してあった。一番右には「天然痘」の文字が見える。

f:id:blue_rock53:20210118215748j:plain

 

今ではインフルエンザとして一般的となったスペイン風邪

この時の学校の掲示物も展示されていて、「マスクをせよ」「人と人との間隔を保て」と今でも同じ内容のものが!

f:id:blue_rock53:20210118215813j:plain

学校で刷り込まれたものってなかなか忘れなかったりするものだからな~。

案外、日本のマスク文化の一つの要因だったり…?

 

 

細部の美しさ 

 建物内部の細かい部分には、学校とは思えない洒落た装飾がちりばめられている。

f:id:blue_rock53:20210118215949j:plain

 

この木目にように見える模様は、ペンキで木目のように描いたものとのこと。

2階の扉にある。これがなかなかリアルで、よくある樹脂製の木目パネルよりも立体感があって木目感がリアル。

f:id:blue_rock53:20210118220008j:plain

 今の学校にはまず無さそうな手の込んだ装飾たちがいたるところに。

f:id:blue_rock53:20210118220022j:plain

 

そして、極めつけはこれだ!なんとステンドグラス!

f:id:blue_rock53:20210118215909j:plain

 このステンドグラスも設計者の立石自ら、舶来品を買い付けたものらしい。

ステンドグラスなんて学校にいらんだろ…と思ってしまうのは、学校という教育の場が当たり前のものという前提に生きているだからだろうか。

f:id:blue_rock53:20210118220048j:plain

 

校舎建築に情熱をかけた当時の人々は、約260年という長い徳川幕府の時代から、新たな時代へと移り行く中で、これからを生きる子供たちへ希望を抱いていたのだろう。

その希望を、自分たちができうる限りの協力をして形としたのではないか、そんなことをこのステンドグラスを見ると思う。

 

f:id:blue_rock53:20210118220101j:plain

今まで松本城までしか見てこなかったことを少し後悔。

当時の姿をそのままに残す貴重な建物に触れることができて大満足だ!

 

ちなみに、すぐそばには現開智小学校がある。

きちんと旧校舎をリスペクトした形となっている。

f:id:blue_rock53:20210118215125j:plain

綺麗な校舎だ…。

 

おまけ 旧司祭館 

 旧開智学校を出てすぐ目の前に、かわいらしい家がある。

 

旧司祭館という名のこの建物は、松本カトリック教会の宣教師たちが暮らした家のようだ。 

f:id:blue_rock53:20210118220203j:plain

 派手さはないけど、素朴なつくりで暖かみがある。

f:id:blue_rock53:20210118220149j:plain

 なんか色合いがちょっとお洒落なカフェみたいな感じだ。

名前だけそれっぽいけど普通な味のコーヒーが出てきそう(大偏見)

f:id:blue_rock53:20210118220220j:plain

 入館料無料なので、旧開智学校にお越しの際はふらっと寄ってみては?

クライミングシューズの選び方とこだわり方

f:id:blue_rock53:20210127211915j:plain

 

 

はじめに

カメラとクルマとB級スポットばかりの本ブログ。

実は、私は高校からロッククライミングを始めて9年目に突入している。

大学の頃は4年間ボルダリングジムでバイトをしていたほど。

 

なのに1級~2級ないしジムによっては3級含むレベルでウロウロしている。

(だいたい上限は、自然の岩でも5段くらいだからまだまだ中級者ってところか)

定期的に休止期間があったとはいえ、情けない…。

 

www.climbing-net.com

 

今回は、クライミングのギア、クライミングシューズについて書いていきたいと思う。

 

ライミング、特にロープが不要なボルダリングは、クライミングシューズと滑り止めのチョークさえあれば完璧。

その中でも圧倒的に支配的なギアは、クライミングシューズだ。

 

今回は、約10年のクライミング経験と、ジムスタッフの経験も合わせた上で、クライミングシューズの選び方とこだわり方を書いていきたいと思う。

 

ライミングシューズとは

 

選び方のポイント

本当に自分に合ったシューズと出会うには、失敗含む経験が必要だ。

でも、ポイントはやっぱりある。

 

①クライミングのレベル・経験

②着脱の種類 ベルクロとレースアップ

③形状 ソールの形状とターンイン

 

①クライミングのレベル・経験

 

まずはここが入り口。自身のクライミングのレベルに応じてクライミングシューズは選んだ方が良い。

なぜなら、クライミングシューズは形状が様々あるためだ。大まかにいうと、主に上級者になればなるほど足には悪い(履くと痛い)形状を選びやすい。

 

だが、まだクライミングを始めたばかり、まだまだ初中級レベルということであれば、そんな痛い思いをしない方が良いと思うし、必要ないことも多い。

これがカメラとかなら、「最初から高くていいやつを買っておけ」と絶対に言う。

 

絶対に後からあれにすれば良かったなぁ…なんて後悔が出てくるもの。

 

でもね、クライミングシューズは消耗品。登ったら登った分だけ確実に消耗していく。

10年もつものでは絶対にないから、自分が履きやすくて登るのに苦痛ではないものを優先した方が、個人的にはおすすめだ。

 

ライミングの虜になってしまった救いようのない人々は、足がつりそうな形状でも、サイズでも、登れるためには我慢できるようになる。なんて愚かなのだろう…。

 

 ②着脱の種類 ベルクロとレースアップ

 着脱の方法で分けて、ベルクロタイプとレースアップの2種類(厳密にはスリッパタイプ含めて3種類)がある。

たかだか着脱の違い。されど着脱の違い。

 

脱ぎ履きのしやすさはもちろんだが、フィット感が変わってくる。

 

ベルクロはぺりぺりっとすぐに剥がせて楽ちんなやつ。そして、最もポピュラーなタイプ。

f:id:blue_rock53:20210127195820j:plain

 

最近はこんな一本締めタイプが多い。

あ、このおニューのシューズは、そのうちまたレビューを。

f:id:blue_rock53:20210108224447j:plain

一本締めでもフィット感はばっちりだ。

ちなみに、種類は少ないがベロクロがついていないスリッパタイプもある。

 

でも、フィット感にはやっぱりこいつが一番。

 

レースアップ、紐締めのタイプ。

一時期このタイプにこだわっていた時代もあった(遠い目)

f:id:blue_rock53:20210127200008j:plain

紐は超少数派なので、孤高なスピリッツを味わえるぞ!

たしかにいちいち紐を結んだり緩めたりは面倒だけど、これはこれで集中するルーティンができて乙ですぞ。

 

とかいいつつ、最近はめっきり一本締めのベルクロタイプにぞっこんです。

 

③形状 ソールの形状とターンイン

続いてのポイントは形状。

見るべき部分は、靴底のソールと、靴全体の形状だ。

 

これらの形状は、シューズの性能に思いっきり関わってくる。

そして、それとは背反に履き心地も悪化していく。

 

ソールの基本形状は、こんな感じ。

 

f:id:blue_rock53:20210126194747p:plain

 

対して、上級者向けシューズはこんな感じ。

いわゆるダウントゥという形状で、鷹の爪のようになっている。

f:id:blue_rock53:20210126194855j:image

 より傾斜のきつい壁や、小さい突起を踏めるようになる。

でもね、やっぱりトレードオフってのがある訳で。ダウントゥがきついシューズをおろしたてで履くと悶絶する。痛すぎるはつりまくるはでまあ大変。

 

 続いてターンイン。

ライミングシューズは、親指側に力が集中しやすいように反っている。

 

f:id:blue_rock53:20210126194741j:plain

 

上級者用のシューズはこのターンインがきつくなっている。

f:id:blue_rock53:20210126194730p:plain

画像でみるとそこまで違いは分からないかもしれないが、履いてみるとこれまたキツイ。小指がぶっちぎれそうな痛さを伴うものも…。



性能と履き心地がトレードオフの関係にあることは、お分かりいただけたかと思う。

 

私は、ダウントゥもターンインもそこまで極端なものは履いていない。

1足だけそういったシューズを履いたことがあったが、紆余曲折を経て、クライミングシューズに求めるのはバランスの高さであると確信したためだ。

 

まあ、複数のシューズを常に持ち運ぶ人は尖ったシューズも多いと思うけど。

"できないことが少ない"クライミングシューズが下手糞な私には合うかな~という結論に至ったのだ。

 

初めての一足は?

 

様々な考え方はあるだろうが、初めての一足にはオーソドックスな形を選ぶことをおススメする。

具体的には、ベルクロタイプで、形状はフラットソールでターンインもあまりきつくないもの。 

 

こんな感じの。

www.lostarrow.co.jp

 

www.caravan-web.com

 

ライミングジムでのバイト中、初級者の方々からよくシューズについての相談を受けることは多かった。やっぱりこんな感じのスタンダードなものをおススメしていた。

シューズ選びには、やはり経験が必要だからだ。

 

経験は、もちろん「これが足に合う」とか「登りやすい」という意味ももちろんだが、クライミングのスタイルやスキルが経験の蓄積によって変わってくるからだ。

 

傾斜がついているところを上手くなりたい、得意だ!という方向性が定まってくれば、ダウントゥがきつめのものを選んできても良いと思う。

 

f:id:blue_rock53:20210127211536j:plain

 

しかし、初めたばかりの頃は、そういったことも分からないし、そもそもクライミングを継続できるかもわからない。いきなり高い上級者シューズを買ったはいいが、痛すぎて登るのが億劫になってしまった人もいらっしゃった。

 

初中級でシューズの性能はあまり関係ないため、まずはスタンダードな入門モデルを履くことをおススメする。

次のシューズが欲しいなあ…なんて方のシューズはきっと、ボロボロになっているはずだから。

 

こだわり方のポイント

 

続いてはこだわり方。上記までの選び方で十分なのだけれど、せっかくなので何かの参考になれば。

①クライミングのスタイルは?

一つ目のポイントは、自身のクライミングのスタイルだ。

メインで登るのは人工壁か、外の岩か。

 

よく登る壁や岩はどんな場所か。傾斜がきついか?緩いか?

 

かかとをひっかけるヒールフックや、つま先をひっかけるトゥフックを多用するスタイルか?

 

などなど。

 

私は、上記のどれもがバランスよくこなせるようになりたい!!!というわがまま君なので、できないことが少ない、バランスの良いシューズを選んでいる。

 

f:id:blue_rock53:20210127212757j:plain

 

まあ…今のスタイルに落ち着くまではまあまあな時間とお金を要した。

 

カメラとレンズほどには使ってないけどな!たぶん。いや、いい勝負かも。

 

②ソールの硬さと靴の剛性

ライミングシューズの性能にかなり重要な位置を占めるソール。

このソールラバーは、柔らかく剛性が低いとフリクションが良くなり、滑りにくい傾向にある。逆に剛性が高い硬いラバーならば、滑りやすくはなるが、より小さい突起やエッジに立ちやすくなる。

shop.adidas.jp

 

特に、ファイブテンというアメリカのメーカー(現在はアディダスのブランドの一部)のシューズに使用される「ステルスラバー」は、摩擦力では群を抜く。

 

このステルスラバーと対をなすのが、ビブラムソールだが、こちらは剛性が高めな傾向だ。

 

これをどっちにしようかな~なんて悩むのも楽しいこだわりポイントだ。

 

しかし!!! 私イチオシのクライミングシューズメーカーは、このフリクションと剛性を高いバランスで実現している。もっと売れてもいいのにな…とか思いつつ。

これはまた別記事で詳しく。

 

また、靴そのものも硬い、柔らかいの違いがある。

ソールとシューズ本体の間に位置するシャンクというパーツの形状や硬さ等、様々な要因によって左右されるが、基本的には試し履きをしてみて合う方を選ぶことをおススメする。

 

③哲学と感性

つらつらと書いてきたが、最後はこれが大事だ。

哲学と感性。

 

このブランドが一流だ!

皆が履いているのは嫌だ!

孤高の存在になりたい!

とにかくうまくなりたい。

カッコ良いのがいい。

 

きっと様々な考え方がある。これは、どんな趣味でもそうだろう。

 

私も一時期、「ありふれたベルクロタイプなんぞ…」と中二病を発症し、レースアップにこだわった時期もあった。

f:id:blue_rock53:20210127214644j:plain

 

ただ色合いがカッコ良いというだけで選んだこともあった。

f:id:blue_rock53:20210127214628j:plain

 

だが、最終的には今回のサムネにしているベストシューズに出会った。

 

だから、自らの抱く哲学と感性を信じ、ただひたすらに買うべし!!!

買って履いて得られた経験が、また新たな哲学と感性を生み出し、確固たるものとなるのだ!!!

 

 

なんつって。ただ自分が無駄買いすることを肯定したいだけだったりして。

 

 

どこかのクライマーの何かのお役に立てれば幸い。

 

では、本日はここまで。

 

 

 

お堀は掃除中?冬の松本城へ

f:id:blue_rock53:20210118213805j:plain

 

 

冬の烏城

 

奈良井宿に行った次の日、やっぱりここも外せないだろうということでやってきた。

松本城

 

超有名スポットにもほどがあるので、今回は余計な豆知識披露は無い。

 

www.matsumoto-castle.jp

 

だがしかし!その代わりに写真を多めに!

 

見よ!この冬のアルプスとの美しい姿を…。

f:id:blue_rock53:20210118213921j:plain

何度見てもやっぱりカッコ良い。

この白と黒のコントラスト。現存天守というロマン。

 

そうそう。松本城といえば、お堀に写った姿も入れての構図が定番。

でも何でこんなに寄ってるかって?

f:id:blue_rock53:20210118214020j:plain

 

こうだからさ!

f:id:blue_rock53:20210118214043j:plain

 

お堀の浚渫(しゅんせつ)なるものが行われているようだ。

f:id:blue_rock53:20210118214141j:plain

 

溜まった土砂をするらしい。てっきり堀の水全部抜いてみた的な企画かと…。

 

おいおいおい!なんかこのコラボぐっと来ません!?

来ないかな?戦国自衛隊的なカッコよさ。

f:id:blue_rock53:20210118214154j:plain

 

いざ入城!~凍てつく足の裏との戦い~

f:id:blue_rock53:20210118214324j:plain

 

さて、いよいよ中に入る。今日は快晴でお堀の中の藻まで美しく映る。

 

f:id:blue_rock53:20210118214339j:plain

 

天守と小天守は戦国時代末期の建造で、月見櫓や辰巳櫓は江戸時代になってから増築されている。

ここの小天守の下の石垣は400年変わっていない。

 

基本的には自然の石を積み上げる形式で、野面(のづら)積みというらしい。

f:id:blue_rock53:20210118214430j:plain

よくこうも綺麗に積めるものだなあ。

 

下から見上げる大天守。この勇ましい姿よ。

f:id:blue_rock53:20210118214455j:plain

 

中はキンキンに冷えた床の上を靴下で進む。

f:id:blue_rock53:20210118214535j:plain

 

ヤバいヤバい。あっという間に体温が奪われ、足の裏の感覚が薄れてくる。

 

皆さんは冬に来る際は超厚手の靴下をおススメする…。

f:id:blue_rock53:20210118214548j:plain

松本城名物の超傾斜の階段を登り…

 

6階に到達。

f:id:blue_rock53:20210118214621j:plain

眼下には絶景が…!広がっているけど見て楽しむ余裕が無い…!!!

 

寒い寒すぎる!縦横無尽に吹き付ける風が容赦なく体力を奪う。

 

ていうか景色より天井を見上げてしまう。

f:id:blue_rock53:20210118214644j:plain

 

抱きついても余裕で両手が届かなそうな太さだ。この城を建てるだけでもどれだけの木材が使用されたのだろう…。

 

f:id:blue_rock53:20210118214649j:plain

 

さて、階段を降りて江戸時代に建てられた櫓の方へ歩く。

f:id:blue_rock53:20210118214712j:plain

 

ここは月見櫓。3代将軍 家光が京へ行った帰り、松本にも来るかもしれぬということで建てられたそうだ。

徳川の将軍が来るとなったら増築までしてしまうとは…恐るべし。

f:id:blue_rock53:20210118214717j:plain

でも、結局家光は松本には寄らなかったらしい。

かわいそうに…。

 

外から見ると、赤い柵のようなものがついた左手前の建物が月見櫓だ。

天守は戦乱の世、戦国時代に建てられたこともあり、窓も小さい。それに比べてパッカーンと口を開けた月見櫓の形は、いかにも平和な時代に建てられたことを象徴しているようだ。

f:id:blue_rock53:20210118214801j:plain

 

夏にしか来たことが無かったが、冬はやはり遠くまで景色が見渡せ、雪景色のアルプスとのコラボも抜群に美しかった。満足満足。

分厚い靴下さえあれば…。

f:id:blue_rock53:20210118214817j:plain

 

では、本日はここまで。 

歴史が生きる宿場町~雪の奈良井宿~

f:id:blue_rock53:20210110212727j:plain

 

 

まさにタイムスリップ!気分は南方仁

 

江戸と京都を内陸でつなぐ中山道

 東海道よりも険しいその道中には、数多くの宿場町が築かれた。

その中の一つである奈良井宿

 

今もなお当時の街並みを残し、国の重要伝統的建造物群保存なんたらに選定されている。

12月の初めに行ってきていたのだが、バタバタで記事を上げ損ねていた。

 

www.naraijuku.com

 

 場所は長野県塩尻市

 

無料の駐車場もいくつかあるのが有難い。

 私はここに駐車。

 

レヴォーグ君もスタッドレスを履いてすっかり冬仕様。

f:id:blue_rock53:20210110215935j:plain

 

さっそく旧中山道上にある奈良井宿へ向かおう。

 

木曽の大橋。木造の橋で、平成三年に完成したようだ。

橋脚が無い!まずはこの橋で奈良井宿への期待が一気に高まる。

f:id:blue_rock53:20210110213743j:plain

雪もあるから慎重に。ペンギン歩きで。

f:id:blue_rock53:20210110213815j:plain

 

メインの通りに入るとこの景色!!!

f:id:blue_rock53:20210110213839j:plain

 

おいおいマジか。「戻るぜよ…あん世界に…」ていう声を聞いて病院の階段から落ちてしまったのか…?

突然の漫画「JIN-仁-」ネタすみません。

 

ドラマも含めてファンなんです。

仁ファンのみならず、これは興奮すること間違いないだろう…。

 

おや。たぬきさんもマスク。

f:id:blue_rock53:20210110213906j:plain

 

このナショナルのロゴたまらんだろ…。これでコラボTシャツつくってくれませんかね…ユニクロさん。

f:id:blue_rock53:20210110213911j:plain

 

この日は昼頃に到着したが、すでに肌を突き刺すような寒さを感じた。

日陰にはこのように雪が残る。

f:id:blue_rock53:20210110213918j:plain

 

しばらくこの通りをふらふらと歩いていこう。

f:id:blue_rock53:20210110214003j:plain

 

ここは車も通れる。

f:id:blue_rock53:20210110214009j:plain

この街並みとクルマとの対比がいい。

ここはいまだに人々が生活を営むまちなのだ。そういうことを強く感じる事ができるためだ。

f:id:blue_rock53:20210110214014j:plain

 

室外機も見えたり、人々が少しづつ時代に合わせて生活を続けていることが分かる。

f:id:blue_rock53:20210110214022j:plain

そんな日常を撮ったり。

 

古い看板を撮ったり。

f:id:blue_rock53:20210110214030j:plain

路地を撮ったり。

f:id:blue_rock53:20210110214120j:plain

 

路地に入ってみたり。

そんで見つけた鳥居に興奮してみたり。

f:id:blue_rock53:20210110214126j:plain

 

雪も相まって素晴らしい雰囲気。お腹が鳴るのもそっちのけで歩きまくってた。

f:id:blue_rock53:20210110214135j:plain

たださすがに寒さと空腹が限界だ。

 

 信州そばで身体を暖め、馬刺しで締める~楽々亭~

駅のすぐそばにある古民家風のたたずまいに惹かれて入店。

 

芯まで冷え切った身体に暖かいそばを。 

 

たまにの贅沢で天ぷらそば。

f:id:blue_rock53:20210110215026j:plain

まず丼ぶりを持ってツユを頂く。甘さ控えめで深みのある旨味たっぷりのツユが少しづつ身体に染み入り「くぅわぁぁあ…!」という声が漏れる。

他にお客さんいないから控えめに。

 

そばはとても細切りで短め。そばも天ぷらも旨い…!

七味を少し多めに入れてまた食らう。

f:id:blue_rock53:20210110215032j:plain

ああ…たまらん。

 

そして、メニューで見て我慢できなかった馬刺し。

f:id:blue_rock53:20210110215038j:plain

馬過ぎる…なんだこの脂の甘み…。馬過ぎる…。

 

おっと。誤字失礼。

 

おつゆだけになったところに再度七味をささっとかけてぐっと飲む。

身体をぽかぽかにさせて奈良井宿散策を続けよう。

 

200年前の空間 元櫛(くし)問屋 中村邸

 今もなお古くからの建物が残る奈良井宿だが、今も人々が生活を営むまちだ。

そのため、今の生活がしやすいよう近代化されている部分も多い。

 

しかし、ここ中村邸は200年前と変わらない姿を残す。

www.naraijuku.com

 

実は奈良井宿に来た時から楽しみにしていた場所。

 

ここが中村邸。入館料300円を支払う。

f:id:blue_rock53:20210110214301j:plain

 

現代人にとっては小さすぎる入り口を通ると、解説員の方が出迎えてくれる。

中に入ると広大な吹き抜けに驚く。釜戸もあるから暖かい空気を建物全体に送る工夫なのだろう。

f:id:blue_rock53:20210110214313j:plain

 

ここはぜひ中に入って室内を見て頂きたい。

 

他に見学者がいなかったこともあり、解説員の方からとても丁寧にじっくりお話を伺う事ができた。

しかも、特別に「蔀(しとみ)」を開けてくださった。

 

蔀とは、このように建物の前面にはめ込む戸のこと。

写真のように上側だけ戸を開けたり、真ん中の障子を開けることもできる。

f:id:blue_rock53:20210110214318j:plain

さらには、柱のように見える3本の木材は、取り外し可能な支柱で、柱と戸を取り外して全開放できる仕組みらしい。

f:id:blue_rock53:20210110214330j:plain

「今でいうシャッターみたいなつくりですね!!!」と興奮していると、解説員の方も「そう!!!まさにそうなんですよ!!!」と興奮気味に同意してくれた。

 

さらに、元々は髪の櫛問屋だったこと、庭にある倉が工房にもなっていたこと等、様々お話伺った。

 

ちなみに、この蔀は当時は奈良井宿の建物では一般的だったようだ。

今では下の写真のようにガラス戸や引き戸に変わっているが、元々は中村邸と同じような外観だったと考えられているらしい。f:id:blue_rock53:20210110214114j:plain

 

いや~室内も全然暮らせるレベルだったし、江戸時代の文化レベルの高さに改めて驚かされる。これなら私もタイムスリップしても大丈夫かな。

 

でも何やって暮らそう…。

 

よし。仁を読み直してエセ医療知識で歴史に名を残そう。
 

 

 雪舞う奈良井宿 おしるこで再び身体を暖める

 

なんてふざけたこと考えていたら雪が本格的に降ってきた。

 

でも奥に気になる鳥居を見つけた。

f:id:blue_rock53:20210110214418j:plain

 

鎮神社。疫病を鎮めるために建てられたらしい。

まさに今にうってつけだ。

 

f:id:blue_rock53:20210110214452j:plain

 

それにしても朱色と雪のコントラストが美しい。

 

f:id:blue_rock53:20210110214457j:plain

 

鳥居とこの建物ばかり撮ってしまうが…

f:id:blue_rock53:20210110214447j:plain

 

本堂はこちらのようだ。足元は雪がしっかり積もっている。

パウダースノーで踏むとキュッキュッといい音がする。

f:id:blue_rock53:20210110214441j:plain

 

また一段と雪が強くなる。でも絵になるなぁ!もっと来い!

ペンタックスの防滴性能と耐寒性能を見せてやる!

f:id:blue_rock53:20210110214650j:plain

 

 

人間本体の身体は持ちませんでした。

ということで回復を図る。

 

たなかやさんでおしるこを。

f:id:blue_rock53:20210110215056j:plain

たまらん…。本当に子供の頃からおしるこ大好きなんですよね。

自販機でも買ってしまうほどに。

 

ちゃんと塩昆布もついていてありがたや…。甘ったるくなったら塩昆布をつまみ、最後はお茶で口をさっぱりさせる。

ごちそうさまでした!

 

身体を暖めて車まで戻る。滑らないように。

f:id:blue_rock53:20210110215125j:plain

 

おや。お散歩でついた足跡か?肉球跡がくっきり。

f:id:blue_rock53:20210110215118j:plain

 

想像以上に江戸時代そのままの空間がここにはあった。

しかし、日光江戸村などとは違い、ここはずっと人々が生活を営んできた場所だ。

それを随所に感じる奈良井宿は、本当に歴史の重みを感じる事のできる場所だ。

 

ぜひ一度訪れてみてはいかがだろう。

 

では、本日はここまで。

 

 

初詣2021 コロナ禍の成田山新勝寺

f:id:blue_rock53:20210103222744j:plain

 

明けましておめでとうございます!

本年も気ままにつらつらと綴って参りますので、よろしくお願いいたします。

 

ということで数日のみ千葉へ帰郷し、混雑を避けて早朝4時ごろに成田山へ到着。

 

まあ、早朝なのはいつもなのだが。

初カメラは、Fujifilm X100Fでフィルムシミュレーション ACROSで撮る。

 

f:id:blue_rock53:20210103222826j:plain

 

割と人がいる。人の数が少なくなってから煙を浴びる。

財布にもかけておく。お金増えますように。

 

f:id:blue_rock53:20210103222906j:plain

f:id:blue_rock53:20210103225532j:plain

 

ディスタンス守って並べやという感じで、地面にはテープが貼られている。

こうして本殿に入るのに並ぶのは、初めてのことだ。

 

f:id:blue_rock53:20210103222931j:plain

これ実は左右の脇も参拝客用の通路。みんな中央に並んでいるけど、特に案内も無いためこうなってしまう。

私もごく自然に並んでいた。

途中で隣のおじさんが「あ、こっちもいいのか」と呟いてくれたおかげで、サイドの通路からすっと通って参拝。

 

f:id:blue_rock53:20210103223003j:plain

もう令和も3年か。早いね。

 

振り返ると密。

f:id:blue_rock53:20210103223022j:plain

この後、隣のおじさんと列から離脱。

 

暗闇に浮き出る三重塔。

f:id:blue_rock53:20210103223051j:plain

f:id:blue_rock53:20210103223116j:plain

 

線香の煙が照明に照らされて良い雰囲気。

いくら照明があるとはいえ、この暗所での粘り。やっぱり今回はX100F持ってきて正解だったな。

f:id:blue_rock53:20210103223144j:plain

そろそろこいつのコンバージョンレンズも欲しいな。

f:id:blue_rock53:20210103223235j:plain

 

これとか、もっと寄って切り取ってみたいもの。いきなり煩悩が。

f:id:blue_rock53:20210103223305j:plain

 

さすがにいつもより人が少ないかな。この階段は下の参道に下りるための専用階段。

人がいない。

f:id:blue_rock53:20210103223333j:plain

おみくじ自販機の前もこの閑散具合。

f:id:blue_rock53:20210103223405j:plain

 

人も少ないので、少し散歩。

平和大塔がある方向へブラブラ。

f:id:blue_rock53:20210103223518j:plain

この光明堂も御朱印があるらしい。

最近御朱印集めにハマっている母の情報。

f:id:blue_rock53:20210103223548j:plain

 

平和大塔。結構大きい。

f:id:blue_rock53:20210103223608j:plain

成田山の中でも奥の方なので人もいなくて、寒さ倍増。

下に降りてお買い物。

 

やっぱり人が少ない。

f:id:blue_rock53:20210103223631j:plain

子供の頃から毎年行く射的屋台のおばちゃんに話を聞いたところ、元旦(行ったのは2日)でもかなり人が少なかったらしい。

f:id:blue_rock53:20210103223713j:plain

おばちゃんもかなり早くお店を閉めてしまったらしい。

いつもは人がひっきりなしにくる射的屋だが、2日当日も確かに人はまばら。

 

耐弾性に優れた箱をもつ曲者のパックンチョとプッカ、ラムネにチョコボールを当てて終わり。

本当にパックンチョは落とし切るの難しいよね。左右がカーブしているから弾をはじく。

 

熟練の技を発揮できてにんまり。

おばちゃん、また来年来るね。

 

f:id:blue_rock53:20210103223733j:plain

 

メインの参道まで戻ってきた。甘酒とせんべいを求めて彷徨う。

f:id:blue_rock53:20210103223833j:plain

成田駅の方面に向かって坂を上がる。

f:id:blue_rock53:20210103223901j:plain

 

相変わらず、うなぎ屋の川豊は混んでいる。

f:id:blue_rock53:20210103223934j:plain

 

来年こそはまったり成田山で過ごしたいなぁ…。

今年は良い年となりますように。

 

f:id:blue_rock53:20210103223951j:plain

 

過去のお正月の成田山はこちらで。

blue-rock53.hatenablog.com

 

blue-rock53.hatenablog.com

 

 

では、本日はここまで。

今年もよろしくお願いいたします。