全国に存在する諏訪神社。
いつもであればそれほど目に留まらないのだが、とある千葉の諏訪神社に目が留まった。なぜなら、鬱蒼とした森林が線路沿いに広がっているのをGoogleマップの航空写真で見つけたから。
千葉は流山の辺りで線路沿いにこうした残り方をしている神社は、きっと由緒があり、その土地の人々に親しまれてきたからに違いない。
ということで、今回は千葉県流山市にある駒木 諏訪神社へ向かった。
新しさと歴史のマッチング
ということでホームページと場所はこちら。
東武野d…もといアーバンパークライン線のすぐ近く。
駐車場は無料で台数も10台以上余裕でとめられる広さ。
やはりアウトバック君は緑の背景が良く似合う。
正面の鳥居に移動してから、参拝を開始。
想像以上に木々が生い茂り、一本一本の背丈も高い。ここだけ住宅街から切り離された世界が広がっている。
この随神門が見えて「これは来た甲斐があった」と確信。
いやあこの参道の雰囲気最高ではないですか?
周りは住宅街ですぐ隣にはアーバンなパークラインまで走っているというのに、ここだけ神聖な雰囲気に包まれている。
脇道も先が気になる。
こちらの随神門新しそうだなと思ったら平成17年建立とのこと。
左右の随神たちはガラスの中に鎮座しているのだが、それがまたモダンな雰囲気も出していて味がある。
私以外に参拝者はいないかと思っていたのだが、絶え間なく一人また一人とやってくる。
創建は807年と古い。新しさを表現した建物や、近代につくられた彫刻などが点々と存在していることから、いかに永らくこの地で親しまれてきたかが良く分かる。
いい表情をされているこちらのおじ様は、源義家。
陸奥守に任命され東北に向かう途中、ここで勝利の祈願をしたと言われている。実際、ここで祈願したことの効果かは分からないがあの「後三年の役」に見事勝利し、東北を平定したといっても過言ではない。
そして、京の都に凱旋する際に再度ここに立ち寄り、馬を奉納したのだとか。
こちらの立派な狛犬は、長崎の平和記念像を製作した方が製作したものとのこと。
この狛犬高さが人間と同じくらいあり、かつ隆々とした筋肉が大迫力。
この狛犬だけでも一見の価値があると思う。
こちらが拝殿。緑に囲まれていて美しい。
豊作願いで奉納されていた稲。
境内にはいくつもの神社があり、一つ一つ巡るのも楽しい。
庭園的な美しさも備える
境内にはいくつも彫刻が置かれている。鎮座千二百年の際に建てられたものや、それ以外の時にも奉納されていたりしている模様。
本当に多くの人々から親しまれているのだなあ。
そして、駐車場の周りには綺麗な花たちも咲き誇る。
何だか庭園のよう。
小さな神社たちも点在しているし、境内を散歩しながら写真を撮るには最適だ。
もちろん写真を撮らなくとも歩くだけで楽しいと思う。
いやはや想像以上にボリューミーで見どころ満載な神社だった。
こんな素敵な神社が千葉にあることを恥ずかしながら知らなかった。
ここはまた季節を変えて訪れたい。
では、本日はここまで。