久しぶりに新しい道具を迎えたことで、前々から目をつけていた越谷市の久伊豆神社へ向かった。
早くスナップにも行きたいなあと思いつつ、緑を切り取りに行こう。
緑が溢れる長い参道
創建は鎌倉時代といわれ、徳川将軍家のからも崇敬されていたということで、家光も鷹狩の際に休憩したのだとか。
駐車場も境内にありアクセスしやすい。
着いてびっくり。緑に囲まれた長い参道が目の前に広がる。
そして、このレンズは色が濃く出てくれることが何となくわかってきた。
コントラストも高めだろうか。
でも、しつこさやくどさが無い。
さらにこのボケみの美しさ。
いやあ楽しい。適当に撮っても絵になるのに、嫌味の無い素直な写り。
どことなく、PENTAX K-3時代によく使っていたFA limited 43㎜の雰囲気に似ているかもしれない。
埼玉県指定の天然記念物である藤。1837年に越谷に住む住人が、千葉の流山から舟で運んで移植したらしい。
この根元から枝分かれしてまるで屋根のように広がっている。いやあ凄い生命力だ。
朱色と緑が美しい拝殿と見どころ満載の境内
こちらが拝殿。美しい朱色が周りの緑の中で映えて美しい。
背景のハイライトがこれだけ強くて手前とのコントラストがあっても、手軽にこれだけ写ってくれる。本当に楽しい。
拝殿だけではなく、本殿も非常に立派で美しい。
大国主神等5つの神を祀っている。
社務所と拝殿をつなぐ回廊を巫女さんが歩く。住宅街の中にこんな雰囲気が残るとは…。このギャップが素晴らしすぎる。
さて、もう少し境内を散歩してみよう。
むむ。ここは何だろうか。
雰囲気が周りと全く違う…。旧官幣大社南洋神社…んん?それってもしや...。
南洋群島の中心地パラオに建立されていた神社だった南洋神社。日本の絶対国防圏維持に重要な地だったパラオ。激戦地となり日米約2万人の戦死者が出た。
いまとなってはパラオには跡地しかない南洋神社だが、数多の犠牲者たちの慰霊も兼ねてこの地に建立されたという。
埼玉でこんな出会いがあるとは思っていなかったが、日米共に命を散らしていった兵士たちに思いを馳せながら再び境内を歩く。
でか!何だこの大きな灯篭は。
特に説明はなかったが、インパクトが大きく印象に残る。
見どころが満載な境内は歩くだけで楽しい。
緑を写しながら帰る
もう少しだけこのレンズで撮り歩こう。
緑は緑でも動く緑。ミドリガメ君もこんにちは。
でも、やっぱり木々の緑も美しい。階調の豊かさにニンマリする。
神社を見に来たのかレンズを楽しみに来たんだか。
いやどっちもか。
でも、いつもより長くなってしまったのはこのレンズの楽しさからかな。
ということでまた別の場所にも連れて行ってこのレンズを楽しみたい。
では、本日はここまで。