ごみと青い岩

X-T5にツァイスを装着して渋谷を撮り歩いてみる

浅草に上野に神田と、撮り歩きをしても東側が多かった。

雑多な街のスナップを撮りたいような気がして、何となく渋谷に来てみた。

カメラ片手に最近の渋谷の様子を見てみよう。

 

 

渋谷駅と”観光名所”から渋谷を眺めてみる

再開発のおかげでだいぶ駅の構造はシンプルになった渋谷。

しかし、昔の構造の記憶がふと蘇って「あれこのまま行くとどこに出るんだっけか」と混乱するときもある。特に山手線のホームはいまだに違和感が強くて、電車から降りて左右どちらに進めばいいのか自然に動けない。

新宿ダンジョンこと新宿駅が迷宮としても有名だが、正直渋谷の方がよっぽども難解なダンジョンだと思う。渋谷に来る頻度が少なかったから、「慣れ」の問題もあるかもしれないが…。

 

新宿は面の広さで迷わせに来るが、渋谷駅は立体的な上下の動きで迷わせてくる。それは駅を出てからも続き、立体交差だらけで初見でご飯時にでも行こうものなら餓死してしまうだろう。

そんな渋谷もとにかく変わり続けている。

増改築を繰り返して迷宮となった駅はもちろん、

 

彼もすっかり観光名所だ。一緒に写真を撮るために行列ができているのだ。

うかつに待ち合わせできないぞ。

 

観光名所と言えばスクランブル交差点もすっかり仲間入りしている。信号が青になると必ず自撮り棒を持って動画を撮影している人たちが渡る。

再開発で景色も変わったがコロナ禍以降、渋谷の人々やその動きも大きく変わったものだ。

 

立体交差の上から

ハチ公口から出て少し歩くとこの立体交差に出る。

頭上に首都高も走るここは結構面白い。山手線のホームと目線が同じになるし、まるで巨大な屋根のような首都高越しにぐちゃっとしたビル群も見れる。

何だかんだ渋谷をふらつくときは必ずカメラを持っているから、何度もこの辺りは写真に収めていると思う。だからこそレンズやカメラごとの味の違いも分かりやすいというもの。

X-T5になって画素数が上がったこともあってか、ハイライト側やシャドー側それぞれの粘りに驚かされる。

その特性をこのレンズはさらに引き出した上で、強い立体感を加えてくれる。だから圧倒的に街中のスナップが楽しい。前回、久伊豆神社にこのレンズで向かったが、初めて使ったあの時以上に楽しい。

何でかなあと現地で不思議に思っていたが、そういうことかと改めて写真を見返して分かった。

これだから色んなカメラとレンズを使ってみたくなってしまうのだよな。

ただの自己満足の世界なのだけれど、もう抜け出せなくなってしまってから久しい。

抜け出したいか?と訊かれたら別に抜け出したくは無い。

この世界に出会っていなければ、この景色たちをわざわざ残していないし、建物がつくる光の印影に感動しなかったから。

そんなことを改めて思い起こさせてくれるカメラとレンズ、そして、渋谷なのであった。

 

次はもっとTHE 人工物な所へ行きたいような。

 

では、本日はここまで。