ブログでは久しぶりの登場、伊香保の街。
今回も石段街周辺だが、なかなか行けていなかったハワイ王国公使別邸に向かった。
最後の伊香保レポートはこちら。
たくさんの人で賑わう石段街
この日は全国旅行割も始まった頃ということもあり、たくさんの観光客が石段を行ったり来たりしていた。
まだ10月中旬頃だったが、この日は曇りということもあって少し肌寒い。
雲り空は露出が安定してありがたい。
ひとまず石段を上り下りしてから、目的地のハワイ公使別邸に向かう。
自然色が美しいハワイ王国公使別邸
場所はここ。
ハワイ王国公使別邸となっているが、1881年にハワイ王国の駐日公使となったロバート・ウォーカー・アルウィンが購入した別荘のようだ。
ハワイ王国が購入した公式の別邸ではなく、アルウィンさんが自前で購入した別荘。
なかなか西洋らしさを感じない建物だが、アルウィンさんは大丈夫だったのだろうか。
そんな心配はご無用のようで、アルウィンさんは日本人女性と結婚をするまでの親日家。
ちなみに、このアルウィンさんと日本人のイキさんの結婚は、日本政府が正式に認める国際結婚第一号だったようだ。
とても品がありながら、素朴でとても美しい建物だ。
窓からいっぱいに緑も入ってきて心も安らぐ。
アルウィンは、井上馨らと共同でハワイへの日本人移民事業を起こし三万人の日本人移民を送り出したという。
移民事業を行うよりも前も、井上馨とは三井物産の前身である先取会社にも参加し、ロンドン支店設立にも尽力した。
ここ伊香保を知ったのも井上馨が避暑地として紹介したことがきっかけだったようだ。
たしかに夏も涼しく気軽に温泉にも入れる伊香保は最高だよね。
ちなみにこの建物は2階建てで、なかなか見晴らしも良い。
81歳で亡くなるまで日本で暮らしたアルウィンさん。
この別邸が終生の地と思わせた理由の一つとしてあったかもしれない。
そう思わせてくれる素晴らしい住まいだった。
ほくほく温泉饅頭とコーヒーで締めて
さて、少し小腹も減ってきたので温泉饅頭を。
いつもは大黒屋さんに行くのだが、この日は朝なのにもう売り切れ。
ショックを隠し切れないまま彷徨うとこちらの田中屋さんにたどり着く。
どことなく不倫温泉旅行感が出ているが、2人とも男である。
モチモチでフワフワの最高を味わえる。
ホクホクさせながら頬張る。
口の中が少々甘ったるいのでコーヒーを探そう。
まだ入ったことのない「るんごさん」に目が留まる。
いやはや香り豊かで非常においしい。
コーヒー以外にもレモネード等たくさんおいしそうなメニューがあった。
さすがにこの日はホットで。
次回はレモネードを頂こう。
その時には、アルウィンさんが愛した夏の避暑地 伊香保を味わいたい。
では、本日はここまで。