恐ろしく背徳感溢れる行為をしてしまった。
旅先でカメラを調達してその場で撮る。まずい…これはハマりそう…。
そんなある大人の悪ノリ溢れる旅の記録。
カメラが無いだと!?ではいまここで買え!!!
スキーをしに東北へ来た。スキーをしに来たんだよ?
何かの拍子にカメラを壊すかもしれないし、何より荷物は少なめにしたい。
でも、盛岡をふらつくにはいまカメラが欲しい!!!
じゃあどうする?
現地調達すればいいじゃないか。
待て待て待てどうしてそうなる。
いやいや、あれ…でも1日リフト券と変わらんぞ?
そうだ。もう1日スキーしたおまけと同じだわ。
ということで地元のカメラ屋さんでヤシカエレクトロ35を購入。
レンズは45mmの焦点距離で、f値は解放1.7という明るさ。
AE専用機となるため、シャッタースピードは撮影者は設定できない。
それはそれで気軽にささっと撮れて楽しい。
ちょっと重いけど、何だか愛着が湧いてしまうレトロで愛くるしいデザイン。
ふらふらするのにストラップが無いのは不安だな…ということで適当にかごに入っていた中古ストラップを合わせて購入。ミノルタのストラップだった。
適当に選んだ割には意外とマッチしていて満足。
辰野金吾イズム溢れる岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館
ふらふらと盛岡市街を歩きながらやってきたここ。
旧森岡銀行の本店として完成し、2012年まで岩手銀行の本店本館として実際に使用されていた建物だ。
おおお!これはもう誰の設計なのか分かってしまう見た目。そう、東京駅などの設計で有名な辰野金吾。
そして、どうよこのキリリッとした写り。いや~現地調達したカメラでその場所を撮る。なんと気持ち良いのだろう。
早速中に入ろう。
この吹き抜けに目を奪われる。
ちなみに、ここは岩手銀行時代は吹き抜け部分に天井が張られており、完全に1階と2階に分けられていたらしい。それを復元工事でわざわざ竣工当時の吹き抜けを再現したらしい。
この窓口も。めちゃくちゃ気合入ってる。
これで入場料は300円。まじか。
2012年まで銀行として現役だったというのがさらに驚き。
ここなら預けに来たい。何が何でも窓口で預けたい。絶対に。
着物着てハット被って。
そんで時々、預金全部引き出してくれ!と昭和恐慌ごっこをしたい。(ただの威力業務妨害。)
このシャンデリアも復元工事でわざわざつくり直したようだ。
この階段の手すりが美しい。
あれあれ。ちょっと光漏れが起きているみたい。
ぐへへ。でもレンジファインダー楽しいね。
結構ピントも適当に合わせてた気がするけど、案外合っている。
後日、お店に連絡してみるとモルトの張替えなども行ってもらえるとのことで、ヤシカエレクトロ君は里帰り。
やっぱり久しぶりにフィルムで撮るの楽しいや。
このフィルムを撮り切ってから、ずっと現像にだしていなかったフィルムも現像に出してみたり。
しばらく撮ってなかったけど、またフィルムもぼちぼち撮っていこう。なんて一通り値上げがしきったタイミングでそんなことを思う。
まあ、カメラなんて金のかかる趣味だもん。(開き直り)
では、本日はここまで。