
前回より突然始まった水戸を巡るシリーズ。
水戸の定番である偕楽園の次は、少し趣向を変えて博物館へ行ってみた。徳川家にちなむ展示が豊富なのはもちろん、他にもバラエティに富む展示が非常に良かった。
昭和のくらしを振り返る人形展と実物の展示
灼熱の偕楽園にて体力をゴッソリ削られたため、涼しい場所にやってきた。
最初は涼しい場所を目指して来たというのが正直なところだったが、展示内容が濃くて非常に楽しかった。
8月当時は昭和の家族を人形で再現した企画展が展示されていた。(9/16で終了)

表情の豊かさに驚く。笑った時の顔のしわ、微笑んだ時の筋肉の動き...。

一体一体とても見応えがある。指先一本一本の動きまで作り込まれており、まさに圧巻だった。

すぐ隣は昭和のくらしを展示しているゾーン。こちらは常設コーナーのよう。

大きな丸目ライトがレトロでよき。車もそうだよね。
とか思ってたらこやつが。

赤黒のカラーリングもスポーティでカッコ良いな。
旧水海道小学校本館で明治にタイムスリップ

この博物館に来た理由は暑さから逃げたいという事以外にもしっかりある。
この旧水海道小学校だ。
開智学校だったり藩校だったり、学校を見るのは結構好き。
私が過ごした学校とはもちろん違うのだけれど、どこか懐かしさを感じてしまう。時代は違えど、教室のつくり等必ず現在と繋がっていることを感じられるからだ。
加えて、当時独特のつくりや装飾たちがとても新鮮に見えて非常に楽しい。

やっぱり当時の学校にステンドグラスは流行ってるな。一周回ってそろそろ学校建築に取り入れたらかなりお洒落な気がする。

窓ガラスも歪みが見え、昭和初期以前のものであることがわかる。

残念ながら2階は見れないとのことだったが、松本の旧開智小学校よりもより公共施設的なシンプルなつくりに見えた。旧開智小学校の方が5年早く建築されているようで、少しづつ学校の使われ方が分かってきた中で洗練されてきたのだろうか。

家茂直筆の書が心に来る
時代に翻弄されながらわずか20歳でこの世を去った若き将軍、徳川家茂。
神戸に海軍操練所を開設させたり、京都へ海路で上洛したりと、新しい事への挑戦も積極的に行いながら、家臣への配慮も欠かさず非常に人格者であったという逸話が多く残る将軍。

幕末の激動の時代にわずか13歳で国を背負わねばならなくなった彼が書いた”至誠”の文字。
現実を真正面で受け止めながら、尽くしていくという覚悟を感じ、しばらくこの書の前から離れられなかった。
長州征伐の途中で亡くなってしまった訳だが、この上なく無念だったことだろう。
こうして徳川将軍直筆の書を見て思いを馳せることができるのも、御三家の一つがあった水戸だからこそのように思う。

紹介しきれないほどの展示が他にもあるが、ぜひ実際に訪れてみて頂きたい。
では、本日はここまで。