いつものようにGoogle Mapを眺めていると、やたらに漢字が続くお寺を見つけた。
その名も迦葉山(かしょうざん)弥勒寺(みろくじ)。
こういう漢字がたくさん続いて山の中にある神社仏閣は、基本的に外れない。
公式HPは古き良きインターネットを感じさせる。
迦葉山へたどり着くまでの道は一方通行になっているため、細い道でも安心して通り抜けられる。ただ、対面通行も可能なレベルの狭さなので、そこまで心配する必要もない。
では、早速境内に入ろう。
巨大天狗が迎える異空間
X100Fを早速実戦投入する。
今回はフィルムシミュレーションのACROSを使用。
この坂の手前側に駐車場がある。
かなりの台数が駐車できると思われる無料駐車場。
848年に開かれた弥勒寺は、当初天台宗の寺として開かれたようだ。
本当に山の中に切り開かれた寺だ。
周りは山に囲まれていて、突如この寺が現れる。
この彫り込み具合…。これは当たりだ。
中に入るとたくさんの天狗たちがお出迎えしてくれる。
ありがたや。これだけの天狗がいたらあっという間にコロナも追い出せそうだ。
そして、一番の目玉は何といっても日本一の大きさがあるともいわれるこの大天狗面。
1939年の戦中に地元商工会により、戦勝祈願でつくられたようだ。
そういえば天狗って鼻の穴が無いよね。なんでだろ。
でも鼻の穴が見えたらダサいか。
そもそも、なぜここまで天狗だらけなのか。
848年に比叡山の慈覚大師(円仁)によって、天台宗の寺として開かれた。
その後、改宗した僧侶の弟子にとてつもないヤバい弟子が登場する。
中峰尊(ちゅうほうそん)という弟子は、ほかの人がたどり着けない山や岩を登って修行の先導をしたり、色々頑張って相当凄い僧侶になったらしい。
そしてある時、中峰尊は「俺、実は迦葉山の神の化身みたいなもんだから、ちょっと昇天して色んな民を救うわ」といって昇天してしまう。
その時に天狗の面が残され、以降天狗を象徴としてきたらしい。
弥勒寺を見下ろす迦葉堂へ
こんな通路をくぐり、
橋を越え、
この階段を上る。なが~っ!!!
しかし、こんな階段を見せつけられては、上りたくてうずうずしてしまう。
うひゃ…この葉脈の写り…。堪りませぬ。
こじんまりとした迦葉堂に到着。うむ。特になし。
さて、お腹も減ったしご飯を食べよう。
日本一の道の駅? 川場田園プラザで満腹に
ということでやってきたのは川場田園プラザ。
割と道の駅は行くほうだが、ここは控えめに言って最高の道の駅だった。
何が良いかというと、まるで「まち」のように様々なお店が立ち並んでおり、ただ歩いているだけでも楽しい。
とても広々としていて、気持ち良い。池まであるのだ!
しかも、高低差もあって…こりゃもはやテーマパークだ。
いくら美しいといっても、お腹は限界ということでここから食うぞ!
まずはこちら
この山賊焼きというメニュー!
堪りません。ビールください。何気に蓋についている自家製マスタードがわさび風味でめちゃんこ旨い。
ぜひご賞味あれ。
我慢できずに生パスタも食す。
地元の川場産モッツアレラチーズを使ったボロネーゼ。
麺はモチモチで、まろやかなお味のチーズがひき肉たちと絡み合い卒倒する。
「川場産」とか書かれたら何かそれだけで美味しさアップな気もするけど、とてもおいしゅうございました。
皆様もぜひ迦葉山と川場田園プラザをセットでお越しくだされ。
では、本日はここまで。