さてさて北陸旅の続き。
何かと神社仏閣や遺跡が好きな一行が選んだ次の目的地は、富山県南砺市にある越中一宮 高瀬神社だ。
今回もレンズはDA★55㎜で臨んだ。
古代の息吹を感じる雰囲気
ここ高瀬神社の創建については詳しいことは分かっていないようだが、約2000年前にはこの地に建てられたと伝わっている。
なかなか富山観光の中では渋いチョイスな気がするが、歴史好きな男たちで行くとこれが遠慮なくできるので良い。
場所は南砺市で、瑞龍寺の高岡市からはだいぶ南下した位置にある。
ということでやってきた高瀬神社。
周りの景色は一面の田んぼで、すぐ近くには川底が透けて見える美しい川が流れる。
何だかここだけ急に奈良の飛鳥のような雰囲気を感じる。
ふっといなあ!
御朱印集めが趣味な元史学科生によると、この石碑の文字を誰が書いたものなのかを確認するという何とも変態的な楽しみ方があるという。
だいたいこの裏側に名前が彫ってあるらしい。
本当だ!これはあの近衛文麿が書いたようだ。
変態的と罵っておきながらも、これ今度から気になってしまうやつである。
境内はとても静かだが、地域に根付いた親しみやすさを感じる。
瑞龍寺の凛と澄んだ厳かさというのはこの神社には感じない。
特に今は七五三ということもあって、たくさんのご家族が参拝に来られていた。
私は七五三の時に着せられる服が嫌で嫌で仕方なかった。
だから神社まで来て写真を撮ったかどうか記憶がない。
嫌々ながら写真スタジオで撮ったような…。
そんな七五三を支えてくれたのは、千歳飴だったことは間違いない。
単純だなあ。結局食い物。
緑に囲まれた本堂と老杉
さてさて本堂までやってきた。
日が丁度差し込んでいるのもあるが、とても明るくて堅苦しさが無い。
何だか浅草の浅草寺や、成田山にお参りに来ているような気分にさせてくれる神社である。
挙げた例がどっちも寺だな…というのに気付いた方はお静かに。
でも、きっと初詣とかには来たくなる場所だな。そういう感じ。あゝ語彙力。
実際、北陸でも初詣で高瀬神社は有名らしい。
そして、すぐ隣には大木ばかりの杉林がある。
その中に映える朱色の鳥居が美しい。
本堂に一番近い木は、老人ならぬまさに老杉。
こんなにえぐれて、
鉄の柱で支えられている。
にもかかわらずこんなにたくさんの葉を茂らせる生命力…年齢20数年の私ごときが疲れたなどとは言ってられないな。
それにしても55㎜の画角が想像以上に使いやすい。
ということで、結局次の白川郷編でも使い倒してしまうのであった。
では、本日はこの辺で。