群馬に来てから何度か行っているのだが、改めてブログに書くのは初めて。
これも10月の写真なのだが、せっかくなので今年のうちに。
攻めろ!不落城!
1469年、時は戦国時代。新田氏の一族であった岩松家純によって築かれた金山城。
戦国の世に建てられた山城である金山城。
幾度もの攻撃を退いてきた不落城として名をはせる。
金山自体は公園として綺麗に整備されている。
早速登っていこう。
石垣はもちろん…
この堀切!!!たまらんですなあ。
堀切とは、人工的につくられた谷であり、敵の進行を妨げる防御施設でもある。
尾根に沿って進行されやすい山城にとっては特に重要となるようだ。
見えてきたのは物見台。
この石垣の囲まれ方は敵にとっても恐ろしかったのではなかろうか。
今となってはかなりテンションの上がる光景なのだが。
そういえば、この時はまだ半袖で登れてしまう暖かさだった。
葉も緑が美しい。
この物見台のすぐ下には、これまた大きな堀切がある。
この狭間を通らなければ先には進めないため、容赦なく集中攻撃を浴びてしまうつくりだ。
今も関東平野を望める。戦国時代はどんな景色だっただろうか。
赤城山は今日も美しい。
群馬に来てからというもの、赤城山を眺めると何だか落ち着くようになってしまった。
これがグンマ―か…。
何気なく撮ったこれ、遺跡感があって意外とお気に入り。
何だかラピュタを見たくなってきたぞ。
圧巻の石垣づくり
一通り城を登りきると、実城と呼ばれるゾーンに来る。
生活用水を貯める池や、生活を行う建物なども存在する。
そして、この景色である。この張り巡らされた石垣…これを見るために何度も来てしまう。
いわゆる天守閣がつくられるような城とはまた違う、より堅牢な雰囲気。
そして、この張り巡らされた石垣がいかにも遺跡という感じであり、当時の姿はどんなものだったのだろうと逆に想像させられるロマンに溢れている。
この排水路とか萌えませんか。萌えないはずがない。
この建物には釜戸なんかもあった。籠城に備えてのものだろうか。
毎度のことなのだけれど、この石垣だけで枚数多めに撮ってしまう。
こちらは日ノ池という貯水池。
だが、築城よりも昔から水が湧き出ていたようで、雨乞いなどの儀式が行われる特別な場所だったのではと考えられているようだ。
たしかに、わざわざ周りの床面まで石が敷かれているしね。何だか儀式感を感じる。
頂きから再びの関東平野。
そして、男心をくすぐる立体地形図。これのミニをお土産用でつくってください。
買うぞ。
とまあ、こんな感じで何度来てもスルメのようにじっくりと山城を味わえる金山城。
群馬にお越しの際は、特に歴史好きの方、ぜひ金山城を訪れてみて頂きたい。
では、本日はここまで。