東京で雪が降ったらどうするべきか。
カメラを持って飛び出そう。
と思っていたのだが、降りだす当日は想像以上の降雪で帰れなくなる前に家へ帰還。
ということで雪も解け始めた翌日に浅草へ向かった。
雪への情緒は万国共通?
雪国の方々にとっては天敵と言っても過言ではないと思うが、千葉で生まれ育った人間はどうしてもはしゃいでしまう。
そして、雪がつくりだす雪景色に対してとても情緒的になってしまう。
海外からの観光客の方々もそれは同じのようで、いつもよりもあちらこちらで写真を撮りあっている人たちがたくさんいる。
やっぱり東京の雪景色は特別で美しく楽しい。
見慣れた景色に氷が降りかかっただけなのに。
しかし、見慣れているからこそ小さな変化が気になってシャッターを切るのかもしれない。それを記録したいという意思が、無意識のうちに身体中にすりこまれているのだと思う。
思い返せば6年前の大雪の時も、通学のカバンにカメラを放り込んでこんなことをしていたな。
御茶ノ水~秋葉原
— GOMI (@komitaro1900) January 22, 2018
PENTAX K-3,smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR pic.twitter.com/wkQl3X5kCl
そして、6年後の今もソフトシェルのフードを被って傘もささずにカメラで写真を撮っている。成長しない。
いやそうでもないかも。6年前はそのあと風邪を引いたけど、今年は引かなかったからやっぱり成長している。
とかなんとか思い出しながら、人の流れを観察しながら普段とは少し違う仲見世を撮るのが楽しい。
雪の本堂を見た後は、絶品の鶏わかめうどんで身体を解凍
本堂前もたくさんの人。
雪かきをするユンボと五重塔。何でユンボで集めてるのだろうと思ったら…
トラックでさらに運び出しているようだ。浅草寺の敷地内のどこかに集積しているのだろうか。さすがについていかなかったけれど。
だんだんとシャッターを切る指の動きが悪くなってきた。寒い。
少しづつ駅の方向へ撤退を開始。途中のお店でお昼を食べよう。
ということで、何度も見かけてはいるけれど素通りしていた「竹庵」様へ。
何といっても暖かいうどんに惹かれてしまった。
そして、私が頼んだのは鶏わかめうどん。ありそうでなかなかないメニュー。
これがめちゃくちゃ旨い。鶏肉は皮がすべて剥かれていて脂っこさはないが、鶏の旨味と甘さを感じる脂がしっかり残っている。そして、カツオだしがしっかり効いていて、鶏とカツオのダブル旨味攻撃をしかけてくる。
わかめの磯の香りもアクセントになって全然食べ飽きない。
飲みの後でもわざわざ浅草に寄ってこれをすすりたい。
最後に薬味のしょうがを全部入れて一気に残りのうどんをすする。先ほどまで凍りついていた身体がすっかり解凍されている。
ああ最高だこれ。
また新しい浅草の魅力を体感できたかもしれない。
では、本日はここまで。