ちょうど1年前くらいにGoogle map で見つけた「古峰神社」。
これマジ行けるんか?と少々疑ってしまう雰囲気の場所。
でも、茅葺の屋根がとても印象的でずーっと行ってみたかった。
地図で確認できる場所は山の中も山の中。
少々不安だが、早速行ってみよう。
久しぶりの雨 濡れた景色が写欲をそそる
行ったのは2週間前くらいかな?丁度この日は雨が降っていた。
大鳥居を撮るにもレンズに水滴がのらないように慎重に撮る…。
この日は久しぶりのガッツリ雨で、防滴のPENTAX K-3も喜んでいる(大嘘)。
どうやらここは天狗伝説が有名なようだ。
高尾山や、去年行った迦葉山を思い出す。
濡れた緑のしっとり感やこの色乗り…良いなぁ。緑を撮るのが楽しい季節になってきた。
しばらく境内を進んでいると、いよいよ大拝殿に到着!おおお!茅葺だ!
この雰囲気は神社では珍しい気がするのだが、全国探せば結構あるもんだろうか。
前に行ったこことか↓くらい
今度、他の茅葺がある寺社仏閣も探してみよう。
ヤマトタケル伝説と古峰神社
さて、この古峯神社はあの東国等を討伐したヤマトタケルを祀る神社だ。
今から1300年以上前、京都から来た藤原隼人なる人物がいきなり「ヤマトタケル様祀るで」とはじめたのが起源のようだ。
いまいち藤原隼人って人物が、調べてもはっきりしない。
公式HPにはあくまで「隼人」となっている。
「隼人」だけで調べてみると、古代において九州の熊本や鹿児島に住んでいた人々のことが出てきた。
ヤマトタケルは、東国征伐の前に「熊襲(クマソ)」という九州の人々を征伐したという神話が古事記や日本書紀に描かれているという。
この「熊襲」なる人々は、「隼人」をモデルにされたと考えられているらしい。
実際、隼人も朝廷に反抗したりなんかもしたようだが、最終的には討伐されて朝廷の支配下に組み込まれたようだ。
隼人の一部には、京都に移住させられたりもしたらしく、官職としても「隼人司」なるものが設けられている。
もしかして、起源に関係した隼人もこの隼人が関係しているかもしれない…?
山の中に開かれた庭園
古峰神社の隣には、古峰園という日本庭園がある。
1977年につくられた庭園ということで割と最近の庭園ではあるが、とても雄大で美しい庭園だった。
受付のすぐ近くには川も流れ、神社からはまた雰囲気が変わる。
一面の苔。これは撮らずにはいられない。
実は古峰園なる庭園があることは知らずに来ていたため、この先にどんな景色があるかこの時は知らない。が、これで一気に期待値が上がる。
森を抜けると…これである。
緑の中に浮かぶしだれ桜、背景の山々と相まっての雄大な景色…。これは美しい…。
これはむしろ雨で良かったなぁ。
ピーカンな天気より、この天気の方が厳かな雰囲気がある。あるよね…?
池の周りをぐる~っと歩く。
こういう緑の出方がやっぱり良いよね。
あ~やっぱりK-3Ⅲ欲しい。
緑もいいけど、このしだれ桜の桜色も色が濃くて美しい。
周りが緑だからここそ余計に映えるものだ。
庭園にはもっと望遠を持ってきても楽しいだろうか。
でもやっぱり広角や標準画角が好きだから、買うレンズもついついこの辺りが多い。
雨の水滴が滴るしだれ桜。少し霧がかった背景の杉林も幻想的だ。
え、これ300円でいいんですか?
久しぶりに全身濡れながら写真を撮ってしまった。
学生の時には時々やったものだが、たまにはこういう事もしないとな!
いつまでも大きい男の子でいるために。
冗談はさておき、車のアクセスも一苦労な古峰神社。
こちらへお越しの際は、ぜひとも古峰園もセットでご拝観くだされ。
本日はここまで。