冬の烏城
奈良井宿に行った次の日、やっぱりここも外せないだろうということでやってきた。
松本城!
超有名スポットにもほどがあるので、今回は余計な豆知識披露は無い。
だがしかし!その代わりに写真を多めに!
見よ!この冬のアルプスとの美しい姿を…。
何度見てもやっぱりカッコ良い。
そうそう。松本城といえば、お堀に写った姿も入れての構図が定番。
でも何でこんなに寄ってるかって?
こうだからさ!
お堀の浚渫(しゅんせつ)なるものが行われているようだ。
溜まった土砂をするらしい。てっきり堀の水全部抜いてみた的な企画かと…。
おいおいおい!なんかこのコラボぐっと来ません!?
来ないかな?戦国自衛隊的なカッコよさ。
いざ入城!~凍てつく足の裏との戦い~
さて、いよいよ中に入る。今日は快晴でお堀の中の藻まで美しく映る。
天守と小天守は戦国時代末期の建造で、月見櫓や辰巳櫓は江戸時代になってから増築されている。
ここの小天守の下の石垣は400年変わっていない。
基本的には自然の石を積み上げる形式で、野面(のづら)積みというらしい。
よくこうも綺麗に積めるものだなあ。
下から見上げる大天守。この勇ましい姿よ。
中はキンキンに冷えた床の上を靴下で進む。
ヤバいヤバい。あっという間に体温が奪われ、足の裏の感覚が薄れてくる。
皆さんは冬に来る際は超厚手の靴下をおススメする…。
松本城名物の超傾斜の階段を登り…
6階に到達。
眼下には絶景が…!広がっているけど見て楽しむ余裕が無い…!!!
寒い寒すぎる!縦横無尽に吹き付ける風が容赦なく体力を奪う。
ていうか景色より天井を見上げてしまう。
抱きついても余裕で両手が届かなそうな太さだ。この城を建てるだけでもどれだけの木材が使用されたのだろう…。
さて、階段を降りて江戸時代に建てられた櫓の方へ歩く。
ここは月見櫓。3代将軍 家光が京へ行った帰り、松本にも来るかもしれぬということで建てられたそうだ。
徳川の将軍が来るとなったら増築までしてしまうとは…恐るべし。
でも、結局家光は松本には寄らなかったらしい。
かわいそうに…。
外から見ると、赤い柵のようなものがついた左手前の建物が月見櫓だ。
天守は戦乱の世、戦国時代に建てられたこともあり、窓も小さい。それに比べてパッカーンと口を開けた月見櫓の形は、いかにも平和な時代に建てられたことを象徴しているようだ。
夏にしか来たことが無かったが、冬はやはり遠くまで景色が見渡せ、雪景色のアルプスとのコラボも抜群に美しかった。満足満足。
分厚い靴下さえあれば…。
では、本日はここまで。