観光地の近くにありがちな怪しいテーマパーク。
そんな場所も淘汰が進み、数が少なくなってきた。
これは悪口ではない。ガチガチのSS級B級スポットだった…!!!
木枯し紋次郎のテーマパーク?なのか??
隣接するスネークパークといい、何とも怪しげな雰囲気を感じる。
故に興味を惹かれてしまい足を運んでみることにした。
さて、現地に到着。
早速看板を見つけたが…
「お、おう…」
この看板の時点で察する何かがある。何だこのえもいえぬ不安感は…。
少し歩くと入り口が見えてくる。
ここで入場料を支払う。
大人の入場料は650円。アトラクションを体験する券は1650円。
「お、おう…」
またしても声が漏れる。しかも、看板を見た時よりも大きな声量だった。
悩みつつも「ここまで来て三日月村の全てを体感しないでどうする!」という謎のジャーナリズム精神が出てきて1650円を課金。
この選択があながち間違いではなかったことは、この時はまだ知らない。
さっそく中へ入る。
ちなみに、お土産や飲食など三日月村内で買い物を使用する際には、日本国の通貨は使えない。寛永通宝に両替が必要なので注意。
なんて話していたら…あれ?
木枯し紋次郎ミュージアム的なものが走馬灯の如く一瞬で見終わった。
1972年にテレビドラマ化されて一世を風靡したらしい木枯し紋次郎。
ここ三日月村はその木枯し紋次郎のテーマパークとして建てられたようだが、いまいち木枯し紋次郎感が薄い。
そもそも再放送でも木枯し紋次郎を見たことがないためか、いまいちワクワクできない。
いや、これは私の予習不足というやつだな。
一体ここは何のテーマパークなんだ…困惑の連続
気を取り直して、早速アトラクションへ行こう。
2つのアトラクション以外にもう一つからくり屋敷があるようだが、コロナの影響で一部営業変更されている。
なんと、からくり屋敷に係員の方が同行してからくりを披露してくれるらしい。
からくりを見つけるのが楽しみなはずのからくり屋敷で大胆な戦法だ。
さて、まずは奇妙な名前のついた怪異現洞へ。
何なんだよ怪異現洞って…ホラー系なのか?からくり系なのか?
この入り口からも全然見当がつかず恐ろしい。
しかし、中身は…
滝…?
恵比寿様…?
何だったんだ…全然わかんねぇ…。
もう一つは不可思議土蔵。
平衡感覚をぶち壊しにくるやつ。これはシンプルに楽しい。
が、やり過ぎると平地に戻ってきてもまっすぐ歩けなくなるため注意。
三日月村のコンセプトが全然分からんぞ…。
序盤の紋次郎推しはどこへやら。
三度気を取り直して最後のスポットへ向かおう。
ここが三日月村の本丸か?
階段を降りると何だか廃村のような場所にたどり着く。
ホラーゲームのSIRENを思い出す荒廃具合。
紋次郎の生家という設定の家も土壁が凄いことに。
いや、これはこれで江戸時代の集落の姿としてはリアルなのかもしれない。
そういうリアルな姿の再現が三日月村の目指している姿なのか…?
この先には蕎麦屋と茶屋がある。
それ以外はこの有り様。
え…?なんか視線感じない?
おお…もうただのホラーゲームじゃないか…。
そして、皆さまお分かりだろうか。
アトラクションの料金を払わなければ、最初の瞬殺紋次郎ミュージアムとこの廃村しか見れない。つまり、650円払ってこの2つしか見れないのだ。
逆にアトラクション付きの1650円が安く思えてくるだろうか。(いや、安くはない)(反語表現)
ということで、終始脳内を混乱するSS級B級スポットだった。
こんな場所はもう日本に数少ないはずだ。無くならないうちにご興味ある方はぜひ。
そこはもうペルー。ペルー料理 アイユスレストラン
あんなB級スポットの後にペルー料理という情報の渋滞具合。
ブラジル人も多いことで有名な大泉町。
ここにおいしそうなペルー料理屋さんを発見。昼はここで食べることに。
ペルーでは普通のコーラよりも飲まれているらしいインカコーラ。
砂糖多めのラムネという感じで飲みやすい。
これはアンティクチョという牛の心臓。日本でいうハツだ。ジューシーでタレもニンニクが効いた味付けでめちゃくちゃ旨い。
メインはロモサルタード。
何だこれ…うますぎる!!!
味は中華と東南アジア(タイヤベトナム)料理のあいのこのような感じで、非常に食べやすくてうまい。醤油がベースな感じ。
そして、やはりジャガイモもたっぷり。芋好きにはたまらない。
さすがジャガイモ発祥の国。
少し濃いめのたれに浸ったジャガイモも食べてから、甘めのインカコーラを流し込む。
そして、周りはペルーの方々が陽気にスペイン語で話している。
ここはもうペルーだ。
江戸時代から一気に時代も国も超越してペルーで締める。
何だかちぐはぐでインチキな一日だが、これもまた楽しい。
では、本日はここまで。