ごみと青い岩

【八丈島紀行②】 青く神秘的な硫黄沼と大迫力の唐滝&くさやを堪能

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第一回はこちら。

blue-rock53.hatenablog.com

 

八丈の東側は起伏が西側よりも激しい。

そんな東側には豊かな自然が残っており、中でも水が青白い硫黄沼と、豪快な唐滝が綺麗らしい。

少々山の中にあるようで、なかなか行き甲斐がありそうだ。

 

 

ということで起伏でウオンウオンうなるワゴンR君を走らせ、樫立駐車場まで向かう。

 

硫黄沼と唐滝の玄関口 樫立

 

硫黄沼と唐滝へはここから徒歩で向かう。 

 

おや、既に先客がいらっしゃる模様。

同じワゴンRのレンタカーだ。

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さて、朝イチだったため準備体操をして歩き始める。
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3月でもさすがに日が高いと暖かい。

歩き出して数分後から半そでになってしまった。

 

この実なんだっけ…

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小学生の時にやたら獲ったりしてた気がするんだが…。

 

いっこうに沼や水の気配を感じられない。

大丈夫かな。
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久しぶりに緑を撮ったなー。
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やっぱりK-3で撮る緑はとても好き。

最近めっきり山歩きもしなかったため、なかなか緑を撮ることもなかった。

やっぱり良いな〜たまには撮りにいかないと。

 

青白く神秘的な硫黄沼

 

さてさて、そんなことを思っていたら急に現れたぞ。

 

これが硫黄沼だ。
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水が青白くなっていてとても美しい…。その名の通り、硫黄の成分が水に溶け込んでいるらしい。

 

水面下に沈む木もうっすらと透けて美しい。
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こちらは光が差し込んで幻想的な感じ。

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しばらくぼーっと眺めていたが、唐滝を忘れていた。またテクテク歩き出す。

 

唐滝は硫黄沼のさらに奥にある。

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20分ほど歩けば唐滝にたどり着ける。

 

断崖絶壁から流れ落ちる大迫力の唐滝

 

じゃーん。こちらが唐滝。
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切り立った崖から水が流れ落ちている。

大迫力だ。

 

苔の色味としぶきの感じがとても好み。
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まさに断崖絶壁から水が流れ落ちる。
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しかし、この日は水量がそれほど多くなく風が吹くと途中で霧状になっていた。

普段の水量はどんなものなのか…。

 

滝壺の周りにはやはり苔がびっしり。
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絶え間なく水が打ち付けるため仕方ないのだろう。

 

そして、唐滝の水も少し濁っていた。

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ここの水源がどこなのかは分からないが、この辺一帯は硫黄の成分が溶け出しているのだろうか。

 

駐車場から片道30〜40分歩くことにはなるが、その甲斐は十分にある。
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道もそれほどハードではなく、推奨はしないがスニーカーならば歩けないことはない。車を借りた方は、ぜひ行ってみた方が良いと思う。

 

食べやすく旨味凝縮のくさやを堪能 藍ヶ江水産

 

そして、この日は八丈名物のくさやを食べてみた。

とはいえ、噂に聞く臭いに少々びびったため、比較的食べやすいと評判のお店へ。

それがここ。

 

 

tabelog.com

藍ヶ江水産さん。

こちらはくさや、干物をつくる工場の中に食堂がある。

 

そして、こちらが青むろ鯵のくさや定食。

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ちなみにランチの定食メニューはこちら。

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こちらが鯵のくさや。
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噂には耳にしていたが、旨味が凄い。

語彙力が乏しくて申し訳ないのだが、この世の旨味成分をぎゅっと凝縮したような感じだ。

肝心の臭いは、たしかにそれほどキツくない。スルメを炙って少し発酵させたような感じだ。敏感な人には「うっ」と感じるかもしれないが…。

 

そして、こちらは亀の手の味噌汁。

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あまりにも亀の手感がありすぎて、本当に亀から手を切り落としたのかと思っていた。

よくよく調べてみると、貝というか甲殻類の一種らしい。

味はカニにとても近い。というかむしろカニ

カニの味噌汁を飲んでいるかのような感じだった。ダシが効いていてとても美味しかった。

 

ということで今回も八丈の自然と味覚を堪能した。

八丈紀行は次回が最後。

最後は、明日葉おじさんとの出会い、満点の星空を紹介したいと思います。

 

では、本日はここまで。

 

続きはこちら。

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【八丈島紀行①】360度パノラマ 壮大な噴火口を巡る八丈富士

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学生最後の春休み。

その終盤戦。3月に八丈島へ行ってきた。

宿代を浮かせるためにテントに泊まりながらブラブラする。

学生の特権は、お金をかけずに時間をかけられること。特権をフルに使って八丈を満喫してきた。

 

 

ナゼ八丈島

シンプルにいえば、島に行ってみたかったからである。

去年の夏は北海道の利尻島礼文島に行ったのもあり、他の島に行ってみたい欲がモリモリだった。

 

さて、八丈島といえば戦後しばらく新婚旅行の定番だった。

戦後海外旅行が禁じられていた日本では、東洋のハワイとも呼ばれ賑わったという。

そんな八丈島も海外旅行が解禁されてからというもの、観光客の足も遠のいていった。

 

しかししかし。

八丈島には海も山も温泉もある!見どころが満載なのだ! 

 

とはいうものの、大学生ならばなおさら八丈島に行ったことがあるという人間は少ない。余計にそそられるというものだ。

 

八丈島へのアクセス

八丈島は、伊豆諸島の1島。

行き方は船か飛行機。東京は竹芝桟橋からの船で約10時間。飛行機は羽田から1時間弱。

飛行機はANA。船は東海汽船だ。

www.tokaikisen.co.jp

 

せっかくの学生旅だし、値段も安い船旅をのんびり楽しむとしよう。

 

まさかの飛行機課金。そして、八丈ラリーの開幕。

 いざ八丈へ!

と意気込んでいたのだが・・・いきなり船が欠航・・・。

 

時間ももったいないので飛行機に課金をして上陸。

 

このどんよりとした空。不穏な幕開けである。

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ひとまず気を取り直して、旅の拠点を目指す。

今回はキャンプ場にテントを張り、3泊4日を過ごす。

この底土野営場が目的のキャンプ場。 

 

 

www.hachijo.gr.jp

 

えっちらおっちら空港から歩いて約40分弱。

本土でもなかなかお目にかかれない綺麗なキャンプ場だ!

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一泊した後にレンタカーを借りる。

八丈島は起伏が激しく、自転車ではなかなか回れない。車があればかなり効率良く観光をすることができる。

 今回借りたのはここ。

 

 1日約5000円。

ということで、今回の旅の相棒はワゴンR君。2代目かな・・・?

 

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いざ八丈富士へ

 さて、一晩明けて登山口に向けて車を走らす。

途中の展望台で一枚。

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振り返るとそこは海。

窓からの景色も絶景だ。加えて激しい勾配のワインディング。

とっても運転が楽しいが、ワゴンR君にはかなり厳しい・・・笑

 

そんなこんなで運転も楽しみつつ登山口に到着。

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地面が赤いのは噴火によって噴出したマグマが固まったものだからだろうか。

空気に触れて酸化した鉄がこう赤くなると地学で習ったような・・・。 

 

登山道はかなり整備されていて歩きやすい。

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振り返ると島の東側が見える。

向かいに見えるのは三原山八丈島は、三原山と八丈富士の2つの火山が噴火したことで形作られた。

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朽ちた鳥居。どの山にも山岳宗教は定番・・・?

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そうこうしている間に火口へ到達。

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圧巻だ・・・。ここから噴き出したものが八丈島の半分を形成している。

そう思うとさらに壮大に感じる・・・。
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早速「お鉢巡り」を開始。
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おお!島にいる!島にいるぞ!

とテンションが上がった光景。
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麓にはつい昨日降り立った八丈空港。

 

途中にはこんな洞窟的な場所もあった。

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そして、時々火口をのぞき込む。
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深い・・・。落ちたら一貫の終わりだろう。

そんな心配を尻目に、八丈富士は強風をプレゼントしてくれる。

油断すると体が振られてしまう。

 

飛ばされないように慎重に歩みを進める。
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ぐるっと40分ほどか。無事に帰還。
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下山を開始。

 

スーパーで絶品の海の幸を堪能

 キャンプ場に帰る途中のスーパーあさぬまで食材を購入。

 

じゃーん!!!!

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波の音が聞こえるキャンプ場でこれはたまらん。

 

一品目はマダイの島寿司。
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醤油ベースのたれに漬けられてもう言うことなし・・・。

身も新鮮で最高の一品。

 

こちらはアオゼの刺身。
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これまた失神もの。味や触感は鯛に近い。もちもちで最高に旨い。

本土から持参したコメに醤油を付けつつ食らった。

 

最後はカツオの刺身。
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 この旅で一番感動した食べ物だ。

こんなにおいしいカツオの刺身食べたことがない。身がモチモチで甘みがある。

生姜醤油で食らい、米に乗っけて食らい、酒を飲む。

普段は酒を飲まないが、この日ばかりは進んだ。

 

八丈に行った際にはぜひ。 

 

すっかり八丈島に胃袋までつかまれてしまった。

あと2回ほどに分けて、他の場所の記録も書いていこうと思う。

 

では、本日はこの辺で。

 

続きはこちら。

blue-rock53.hatenablog.com

桜舞う井の頭公園と久しぶりのリコーフレックス

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社会人となって初めての週末。

どこもかしこも桜が満開を迎えていた。

 

学生の頃と比べると土日に重みを感じる。

久しぶりにカメラも触れて、カメラも本人もご機嫌だった。

そして、久しぶりに借用中のリコーフレックスを持ち出したのであった。

 

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井の頭公園にきちんと来るのは実は初めて。

もっとこじんまりとしたイメージをしていたのだが、思ったよりも広くのびのびとしている。

特にこの日は、桜色と葉の緑が美しい。

 

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 この日は井の頭弁財天にもたくさんの人で賑わっていた。

入園・入学シーズンということもあって、写真を撮りにきている家族連れも多かった。

 

こちらは「お茶の水

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あの神田のお茶の水の由来となった湧き水だ。

ここだけ切り取ると、ここが総武線の沿線ということを忘れてしまう。

 

さて、そろそろリコーフレックスを取り出そう。

 

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水面に近い枝の花はだいぶ散っていたが、まだまだ満開といったところ。

奥にはアヒルさんボートがちらっと。

 

この一家、ちょうどよいところに手漕ぎボートを止めてくれた。

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一家3人で賑やかなボートだった。

思い返せば家族でボートに乗ったことなんてないなぁ。 

 

この木が一番満開だったかな。

この木だけ人だかりがすごい。

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 ふっさふさ。

どの枝にも花がたくさんついている。

 

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花より団子・・・?

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 桜をみながら食べる団子は格別。

甘辛い味噌味としょうゆ味。どちらも団子自体に自然な甘みがあり、それが味噌や醤油と合うものだからもう最高。

ペロッと完食。

 

 ボート乗り場の近くで売っているぞ。これはオススメな団子だ!

 

最後にリコーフレックスでパシャリ。

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3つのベンチでは、それぞれがそれぞれの過ごし方でのんびりとしている。

土日ってやっぱり良いね。

 

そんなことを感じる社会人として初の休日であった。

 

【台湾紀行③ 完】台湾故宮博物院と明月湯包の絶品料理

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前回の投稿からかなりの時間が経ってしまった。

もう少し更新をこまめにできるように、時間管理したい。

 

さてさて、台湾紀行も焦らしに焦らして今回が最終回。

ちなみに第1回はこちら

blue-rock53.hatenablog.com

 

そして、第2回はこちら

blue-rock53.hatenablog.com

 

 

今回は、台湾の国立故宮博物院と小籠包が有名な明月湯包の記事となる。

 

 

 

歴史に翻弄された哀れも美しい宝物たち 国立故宮博物院

 

国立故宮博物院は、主に清王朝の宝物や美術品を展示している台湾を代表する博物館だ。

 

www.npm.gov.tw

 

 なぜ清王朝のものが台湾にあるかというと・・・日中戦争前にまで遡る。

蒋介石満州を持つ日本との関係悪化をうけ、北京の紫禁城から宝物や美術品を中国各地に避難させた。第二次大戦が終結した後には、再び北京に集められたようだ。

 

しかし、今度は国共内戦が勃発。この内戦で劣勢となっていった国民党は、少しづつ台湾へ宝物や美術品を持ち出した。こうして持ち出された品々が、故宮博物院に展示されているのである。

 

そんな故宮博物院は、台北市の中心地からは少々離れるが、MRTとバスを使って40分ほどで到着する。 

 

 

さてさて、故宮博物院前のバス停で降りるとすぐに見えてくる。

 

どーん。

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この日はよーく雨が降っていた。

博物館だから天候は関係ないが、近くにある忠烈祠の衛兵交代は諦めることに・・・。 

 

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それにしてもデカい。建物で圧倒されてしまう。 

早速入館料を支払い、見学開始。料金は約1200円ほど。

 

有名スポットだけあって日本人も多い。

 

あまり海外経験もないため、外国の博物を見学するのは初めて。

中国大陸と日本は古来より関係も深い。どういった部分に日本が関わっているのだろう・・・。

美術品や宝物に文化的な繋がりや違いは見て取れるか・・・?

そんなところが楽しみ。

 

さっそく風神雷神像的なやつと遭遇。

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顔だけ見たら日本の仏像にもありそうだが、やはり服飾が独特。

何だか防具のようにも見える。

 

こちらは皆さま見覚えはないだろうか。

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そう、長崎の出島だ!

屋敷というか商館が1つ1つ丁寧に描かれている。

 

こちらの絵巻は何だったか・・・。いかんせん解説が読めないため詳しいことはよくわからない。行軍なのか・・・たんなる行進なのかは分からないが、とにかく下の人は権力者のよう。

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こちらには楽器を持って行進する兵士?たち。

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さてさて、ここからは清王朝の宝物ゾーン。

清は、西欧列強や日本にひっちゃかめっちゃか引っかき回され、挙句に内部崩壊してしまった。200年以上続いたにも関わらず、あっけなく滅びたのだ。

 

展示されている宝物たちには、そんな歴史に翻弄された哀しさや儚さが漂う。

しかし、それがまた美しくみせているような気がする。

 

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こちらはサンゴ。なぜか団体の韓国の皆様がやたらに食いついていた。

たしかにきれいだけど・・・なぜそんなに皆して人だかりをつくり写真を撮っていたのか。

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囲碁のような将棋のような。

恐らくボードゲームの一種だろう。馬や車、兵などの文字がそれぞれの石に記されている。やはり、将棋やチェスのようなものか・・・?

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印象的だったのはこの巻物の展示。

うっすらと浮かび上がっていて幻想的。部屋一杯に広げてあり、それを人々が食い入るように見ていた。

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陶磁器。たしか景徳鎮で作られた的な記述があった。高校で世界史を選択した人なら耳覚えがあるかもしれない。

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清王朝は陶磁器を輸出品として活用し、貿易を行っていた。その陶磁器の生産地として、景徳鎮は非常に有名なのだ。

 

大学受験以来、久しぶりに景徳鎮の文字を目にし興奮してしまった。のだが、連れにはさっぱりのようで誰ともこの興奮を共有できなかった笑

 

でっかい掛け軸。とても頭の悪い文章だが、それくらいしか覚えてない。照明と人のシルエットが綺麗でシャッターを切った記憶。

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これも世界史のどこかで触れたような…

ご存知の方ご一報を笑

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中には文字が彫られている。こんなに綺麗な字をよく内側にびっしり彫ったものだ。

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さて、いよいよ目玉の白菜と豚の角煮を!

と思っていたらやはり出張展示中でご不在だった。無念。

 

とはいえ、展示量はかなりの量だったためかなり腰が痛い。歴史にあまり興味のない連れは完全に飽きてしまった。

閉館時間も近づいてきたため、お土産を買って撤退。

 

次に来た時は、必ず白菜と豚の角煮をこの目で見たいところだ。しかし、それ以外の宝物や美術品もとても見応えがあった。

王朝の調度品1つとっても、明らかに日本とは装飾や色使いが違う。だが、その中にも共通点が見出せたりと「ご近所さん」故に比較が面白かった。

 

では、そろそろ腹ごしらえとしよう。


 

明月湯包で台湾料理に舌鼓

 

小籠包を食べなくては!

突然そんな気がしてきた。

 

ということで訪れたのは、明月湯包。

 

 

www.tripadvisor.jp

 

台北101から歩いて20分くらいだった気がする。台北101は、日本で言えばスカイツリーあべのハルカス的なスポット。

 

都心からすこーし離れているため、のんびり散歩がてら歩いていく。

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さ、着いた着いた。

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腹ペコだったため、3品を注文。

 

まずは、炒めた麺もの。ビーフンというかインスタント麺みたいな麺。これがなかなか旨い。

エビもぷりっぷりで、塩加減もちょうど良い。

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続いて絶品だったのがこちら。

チヂミ的なもの。

中は皮が何層にもなっていてモチモチ。でも中はパリパリ!シンプルでこれまたクセになる。

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そして、締めは小籠包。

言うことなし。モチッ。ピューッ!肉汁が飛び出してくる。幸せ。

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こちらは価格を記録するのを忘れてしまったが、夜市より少しだけ高いくらいでとても庶民的な価格だったと思う。

 

店員さんも観光客には慣れていて、メニューは自分で紙に書き込んでおけば良い。漢字が書ける日本人は特に苦労しないだろう。

近くに行った際はぜひ。

 

おまけ 台湾のクルマ事情

最後におまけ。

台湾でグッときたクルマの紹介。

 

まずはこちら。

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いすゞとベンツの消防車。

ベンツの消防車は日本では見かけることがない。カラーリングはとても日本と似ているが、このエンブレムのおかげでだいぶ欧州っぽい。

 

クルマクルマといいつつ、台湾の主要な移動手段はこちら。

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原付がめちゃめちゃいる。

信号待ちになると田舎の暴走族のように集結してしまう。

 

タクシーで良く見かけたのはトヨタのウィッシュ。

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しかし!このウィッシュはなかなか渋くていい感じのエアロとホイールが装着されていた。もはやタクシーカラーがスポーティなイエローに見えてくる。

 

最後はこちら。

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懐かしの3代目デリカ。

今となっては髭剃りグリルがチャームポイントになってしまったが、このカクカク具合好きだった。

 

ということで、時間が経ってしまったが台湾紀行は以上で完結。

台南や他にも行けなかったスポットはたくさんあるため、またリベンジしに行きたいところだ。

 

また、今回の紀行の中に皆さまの台湾旅行に少しでも役立つことがあれば、幸いです。

では、本日はここまで。

 

 

【台湾紀行②】野柳地質公園(クイーンズヘッド)〜淡水をぶらり&行き方

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 ジオパークといえば、我が故郷千葉では犬吠埼屏風ヶ浦が有名だろうか。

台湾にもジオパークがあり、しかも私が大好きな先っぽにあるというのだからこれは行かない理由がない。

ということで、今回は野柳(ヤリュウ)にある地質公園と、古い町並みが美しい淡水(タンスイ)をご紹介。また、野柳から淡水への行き方も併せてご紹介していく。

 

目次

 

 

野柳地質公園は奇岩だらけの異空間

 

野柳は、「クイーンズヘッド」と呼ばれる奇岩が特に有名らしい。

クイーンズヘッドに限らずたくさんの奇岩が存在している。まるで人が作ったような形をしており、不自然な自然というなんとも異質な空間であった。

 

野柳への行き方

台北市からは、基本的にバスがアクセスしやすい。

我々は國光客運というバス会社を利用。台北駅には大きな24時間営業バスターミナルがあり分かりやすい。

 

 

この1815という番号の路線に乗る。

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だいたい「法鼓山」や「金青中心」行きとなっているはず。

どちらでも問題ない。

 

www.kingbus.com.tw

 

だいたい20分間隔くらいでバスは出ているため、あまり焦る必要もない。

交通機関を紹介する番外編でも述べるが、台湾版のsuicaもあるためバスも便利。

 

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5番の乗り口で待っているとバスが到着。

 

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 椅子も座りやすいし広くて快適。

しかも、Wi-Fiが使える。これで片道100元(1元4円ほど)くらいだったはず。

 

野柳のバス停はこの辺。ここから歩いて地質公園へ行く。

 

しばらく漁港の近くを歩いてゆく。

どうやら野柳は港町のようだ。 

 

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イカ釣り漁船・・・?

魚介料理を食べられそうな店も並んでいる。うーむ一軒どこか入って食べてみるべきだったかな。

 

地質公園で奇岩巡り

 

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公園に到着するまでは人がまばらだったのだが、来てみてびっくり。

凄まじい観光客の数だ。

 

台湾国内から来た人や、中国人に韓国人がたくさん。

 

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なんだか江の島のような雰囲気・・・?

校外学習のような感じの団体客もいたりする。

 

さて、入場料も支払い中へ。

しばらく歩くと海岸に到着する。

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何だこれ!?

チョコクランチみたいなものがぽつぽつ生えてるみたいだ。

 

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地層もくっきり。

 

集合体恐怖症の方・・・これ大丈夫かな・・・?

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なんでこんなハチの巣のようになるんだ・・・?

そして、奇岩の以外の地面は平らになっていてなおさら人工的に感じる。

 

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波をかぶっているところは、まるでクジラの背中みたい。

そして、この赤い線を越えると監視員の人にめちゃめちゃ笛を鳴らされる。

 

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こうして打ち付ける波が少しづつ奇岩を創り出すのか・・・と感慨にふける。 

 

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綺麗に円形の穴が開いている。

これも波や水の浸食で出来るものなのか・・・?

 

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そして、こちらがクイーンズヘッド。

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もう数十年か数年すると折れてしまう可能性があるらしい。

興味のある人は急ごう。

 

そんな危機感が迫るせいか、記念撮影には時にこんな列ができる。

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一通り見終わり来た道を戻る。

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雨もぱらついてきたため早歩きで戻る。

帰る途中も奇岩になりたてのものも。彼らもいつの日か先ほどまで見た奇岩になるのかな・・・。

 

お時間もよろしい感じになってきたため、そろそろ淡水へ移動。

 

風光明媚な淡水の街を歩く

 

野柳から淡水への行き方

 淡水へ行く場合には、バスが便利。

このバスを使ってみた。

 

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バス停はこの辺。 

 

 

なかなかバス停の位置が分からなかったが、このセブンイレブンの向かい。

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下のリンクがこの路線のページ。時刻表も見れる。

だいたい30分の運行間隔だろう。

台灣好行旅遊服務網

 

タイミングよくバスが来たため乗車。

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かなり飛ばすうえに道はなかなかのワインディング。

車酔いしやすい人はご注意を。

 

淡水の街でも食べ歩く

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いよいよ淡水に到着。

 

 

 淡水は港町として古くから存在していた。

時に19世紀後半。当時の清王朝は、英仏とのアロー戦争に破れ天津条約や北京条約といった不平等条約を結ぶこととなった。

その条約には、開港することが明記されており、淡水もその港のひとつだった。

 

そんな淡水は古い町並みが残っていて美しい。また、食べるところが多くてついつい食べ歩きしてしまう。

 

臭みの少ない?臭豆腐

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1つ目は台湾名物の臭豆腐

遠めに香ってくるのは、スモークした馬糞みたいな臭いだ。

でも、ここの臭豆腐はだいぶマイルド。

甘めの味噌っぽいタレがかかっていて食べやすい。

場所はこの辺。

この通りには他にも色々あるぞ。

 

ダシが効いたあっさりスープ 河口魚丸

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ここのスープは美味しかった!

 

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外は白身魚のつみれのうようになっている。でも、中には肉の餡が入っていて美味しい!

魚介のダシも堪能できるぞ。

 

 

ミニ串春巻き?蝦捲

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読み方不明。

でもパリパリで美味しい。チリソースとガーリックソースが選べる。今回はどちらもかけてみた。

クセがなくて食べやすい。

 

 

この通りにはお寺もある。

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中はとても暗い。

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さすがにお隣の国だけあって、それほど違いはないかな。外側は派手な装飾がされているけど、中は割と質素。

 

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しかし、電光掲示板がよくあるのは何故なのだろう…。

 

もち米のホットドッグ 大腸包小腸

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最後はこれ!

店はグーグルに載ってない!

 

実は、きりたんぽのようなお米で作られたソーセージに、お肉のソーセージが挟んである。ピリ辛のソーセージにお米の甘さがマッチして…それはもうたまらない。

 

上のお店と同じ通りにあったため、ぜひとも食べて頂きたい。

 

 

と、そんなこんなで淡水でも食べまくった訳だ。

そろそろ食べ物以外のものを紹介していければな。

 

では、本日はここまで。

【台湾紀行①】士林夜市で食べまくれ!おすすめグルメ紹介

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第二次大戦が終結し、長い日中戦争終結した。しかし、その後の国共内戦によって中国大陸を失い現在の領域まで後退することとなった中華民国

敗戦に敗戦を重ねながらようやく死守した土地は、いま観光客で溢れる平和で明るい国となっている。

 

そして何より素晴らしいことは、食事が美味しいということである。

今回の記事では、士林夜市のグルメをご紹介。

 

目次

 

 

台北駅から剣潭駅へ

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ということで、4泊5日で台湾の台北を満喫してきた。

 

成田を昼頃に出発し、桃園空港に15時半頃に着いた。

MRTと呼ばれる鉄道を1時間乗り、台北駅までやってきた。

上の写真がその台北駅。

 

日本でいうところの東京駅だろうか。

台南方面へいく高速鉄道もここから乗れるし、台北市内を走るMRTやバスのターミナルとなっている。

 

詳しい交通機関の情報は後日別の記事でまとめて公開したいと思う。

 

さて、入国審査などを経て台北に着いた時にはすでに夕方18時頃。

ホテルに荷物を置いて夕飯を食べに行く。

 

 

夕飯は台湾名物の夜市。

中でも一番メジャーな士林夜市(シーリンよいち)へ行くことに。

 

台北駅からMRT淡水信義(タンスイシンギ)線に乗り、剣潭(ジェンタン)駅で下車。

徒歩5分ほどで到着する。

道はほぼまっすぐで、人の流れですぐにわかるはず。

 

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この士林夜市は、日本で言うと神社やお寺の屋台や仲見世通りが発展したようなもののようである。

 

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食べ物だけでなく雑貨や洋服も売っていて、原宿みたいな雰囲気を感じたかな。

 

2日間行ったのだが、初日は地下街のフードコートのような所へ。

 

士林地下街で魯肉飯や蚵仔煎などを堪能

 

だいたい同じようなメニューを扱っていたため、一番混んでいそうな店にとりあえず入ってみることに。

 

改めて店を調べてみたのだが店名が分からない・・・笑

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黄色が外装に多用されていたので、それを目印にしてみて頂きたい!

メニューには日本語も書いてあって分かりやすい。

 

とりあえず4品を注文して連れとシェアすることに。

 

1品目は魯肉飯(ルーローファン)

台湾ではおふくろの味的なやつらしい。

豚肉が甘辛いタレで煮られたものがご飯にかかっている。

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あー中華やーという感じに八角の香りがしてくる。そして、ちょっと脂っこくて重い。

でも味は、豚の角煮的な感じ。八角が入っているから印象は少し違うけど。

 

私は一回食べればよいかなと言う感じ。

結構楽しみにしていた連れもそんな感じでちょっとガッカリしていた。

店によって味違うのかな~。

 

2品目は羊肉と野菜の炒め物。

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これはとても美味しかった!

少し濃いめの味付けに、にんにくの香りがして食が進む。

 野菜は空心菜的なやつかな?シャキシャキしていてとても旨い!羊も臭みがなくて食べやすい。

 

が、これも連れには不評。

 

 3品目は水餃子!

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皮がとてもモチモチで中はとてもジューシー!

想像している味と全くギャップを生まない安心感ある味。

 

 

4品目は蚵仔煎(オアジェン)

牡蠣が入ったオムレツのようなもの。

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 これがめちゃめちゃ旨い!

牡蠣の出汁がとても効いているし、身も結構入っている。

味付けは天津飯の上に掛かっている卵とあんみたいな感じ。これはとても日本人が好みの味ではなかろうか。

 

絶品の鶏排 家郷碳烤香鶏排

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続いてはこちらの鶏排(ジーパイ)

鶏排とは、大きい鶏肉の唐揚げ的なものである。顔の大きさくらいある。

 

場所はここ。夜市の入り口側にある。

 

人気店だったのか行列ができていた。

「店に迷ったら行列」というモットーに生きる我々は並んでみた。

 

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どんどん揚げてる。

しかもタレを付けた後に・・・

 

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焼いてる!

これで余計な脂も落ちてこんがりサクサクというわけなのか・・・?

受け取る場所でお兄さんに「spicy?」と聞かれる。

辛いバージョンが食べたければyesと答えればOK。辛い粉末をかけてくれる。

プレーンが食べたければNOとかなんとか言っておけばよい。 

 

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こちらはノーマル。

これがたまらなくおいしい。甘辛いタレが癖になる。

ちょっと前にケンタッキーでやっていたやみつき醤油ダレ的な美味しさだ。

お肉も柔らかくてジューシー。帰りにスパイシーバージョンも買ってしまった。

 

 

さて、もう一つくらい何か食べようとぶらぶら。 

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この日は雨が降っていて歩きづらかったが、濡れた路面に光が反射してイイ感じに。 

 

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これとかインスタ映えしそうでしょ?

と思ったら周りでたくさんの日本人が写真を撮っていた。

だからインスタには上げないもんと強がってみる。

 

いよいよラストはこちら。

 

福州世祖胡椒餅 士林店の胡椒餅

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最後は胡椒餅(フ―ジャオビン)

覚えられないのでコショウモチと呼んでいたのは内緒。

 

パリパリでもちもちの皮に胡椒の効いた肉の餡が入っている。

場所はこの辺。

 

ここもなかなかの行列。 

 

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どうやら一回焼きあがった分だけを販売するらしい。

完成まで待たねばならないが、常に出来立てが食べられる。

 

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こんな感じ。

これまた胡椒が強めに効いていてとても旨い。

外の皮はナンと似た作り方をしていて、窯に張り付けて焼いている。そのためか、ちょっと固めのナンのよう。これが胡椒で塩辛い肉と合わさってたまらない。

 

甘いものが欲しくなれば、日本でもブームになっているタピオカを飲んでコンプリート。

台北に行かれた際はぜひお試しを。

 

書いているだけでお腹が減ってきてしまった。

台湾の料理もおいしいが、やはり日本食に限るのかな。

味噌汁がより一層美味しく感じる今日この頃である。

 

では、本日はここまで。

 

 

秋田の秘湯 「鶴の湯」で絶品料理を堪能

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JRがスキーのCMを流し始めると、どうしてもスキーに行きたくなる。

ピチピチの20代のうちにスノボーもやらねばと思いつつ、どうしてもスキーから離れられない。

 

そんな学生最後のスキーは、乳頭温泉のある秋田へ行ってきた。

宿泊したのは、乳頭温泉の中でも最も古いとされる「鶴の湯」だ。秘湯と呼ばれるにふさわしい温泉と食事、そして何より素晴らしい風情を持った宿であった。

 

www.tsurunoyu.com

秋田藩2代目藩主 佐竹義隆が1661年に湯治に訪れた記録があるほどらしい。

 

 

田沢湖駅から田沢湖スキー場へバスで向かい、ひと滑りした後に宿へ。

スキー場にはバスが迎えに来てくれた。

スキー場へは、お客さんがいないと来てくれない模様。そのためスキー場から宿へ向かう方は、宿へ電話をしてみると良いだろう。

 

宿へ着くと早速この光景。

 

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見たことあるぞこの景色!

テンションが上がる。同じバスには外国人が多く、同じくテンションが上がっていた。

 

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部屋でのんびりしていたらすっかり日も落ちた。

夕飯を食べるために本館へ移動する。

 

 

この積もり具合。千葉ではまずお目にかかれない。

 

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千葉県民としてはどうしてもこの雪に興奮を隠しきれない。

 

道中にはロウソクが灯されている。

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わざわざロウソクを灯すところに粋な計らいを感じてしまう。毎晩着けるの大変だろうに。

 

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さてさて、本館に到着。

この障子の向こうに食事処がある。良い匂いがしてるぞ。

 

そして、入ってみたらドン!囲炉裏だ!

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これは芋煮。

味噌味だがキノコや野菜の旨味、お肉の出汁も出ていて最高に美味かった。

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そしてそして、イワナの塩焼き。

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絶妙な塩加減でバクバク食らいついてしまった。川魚の臭みもなくとても美味。

 

気合を入れて写真を撮れたのはここまで。

我慢も限界を迎えたため、後はiPhoneで撮影。

 

まず一人一人に用意されている御膳。

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アルミホイルの中身はこちら。

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豚肉とキノコを蒸したものだ。

キノコの香りがとても良く、豚肉も甘みがあって美味しい。

 

ヤマブシタケの煮浸し。

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初めて聞いたヤマブシタケ。

細い繊維状の笠がとても出汁を吸い、絡めてとても美味しい。

ずっと美味しいしか書いてないが、本当に美味しいのだ。仕方ない。

 

もう一つ印象に残ったのがこちら。

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実は、中にお米が入っている。

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これも出汁が染み込んでいてとてもとても美味しかった。

ということで夕飯はどれもこれも美味しいものだらけであった。

 

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デザートも忘れずに堪能。

 

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雪は一晩中降り続き、朝にはさらに雪が積もっていた。

 

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雪がない時にはどんな景色か、この目とカメラで確かめねば。

 

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では、本日はここまで。