ごみと青い岩

秋の軽井沢で贅沢にゆったり過ごす

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すっかり秋真っ盛りということで、軽井沢へ。

夏のイメージが強い軽井沢だが、贅沢にのんびりまったり過ごす軽井沢の魅力を再発見した。

ということで、コペンに飛び乗り碓氷峠を越える。

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 早速軽井沢っぽい車たちと遭遇。いいね~街並みに合う。

あ、でもうちのコペンも負けてないでしょ?

 

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 時々路地に入ってカメラを向けたりしながら、待ち合わせた友人と合流する。

ちょうど昼時のため、さっそくランチとしよう。

 

 

超本格派!Namaste Karuizawa, Indian & Nepali Restaurant

 

4年ほど前にネパールへ2週間ほど旅行へ行ったきり、定期的にネパール料理を摂取しなければ死んでしまう身体になってしまった。

ということでここへ来てみた。

 

「いらっしゃい!ナマステナマステ~♪」

ドアを開けるとそんな陽気な店員さんが迎えてくれた。

 

本当はネパールでトレッキング中に食いまくったダルバートを食べたかったが、残念ながらメニューにはなし。

r.gnavi.co.jp

 

"本日のカレー"をいただくことにした。

 

じゃじゃ~ん。

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めっちゃ緑!ほうれん草とチキンのカレー。

スパイシーさよりもほうれん草の甘みを少し感じる。うまい…うまいぞ…!

想像以上にまろやかで、辛味レベルもっと上げても良かったかなと思うほど。

 

 

そんでもってこのナン。月に2回ほどは必ずどこかしらでインドカレーを食べているのだが、最近食べたナンの中で一番おいしい。

もっちりしっとり系のナンで、とても自然な甘みがカレーとばっちり合う。

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もちろんおかわりを頂いて、カレーをつけずに食べたり存分に味わった。

 

そんでもってもう一品。

ネパールのシュウマイみたいなもので「モモ」という。

 

これまたびっくり。正直ネパール現地で食べたものより確実にうまい…!

共にネパールへ行った友人も同意見。

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皮がこの上なくもっちもちで、中はスパイスとお肉が入っている。この餡のうま味がやばい。たぶんあと5皿はいける。

 

あ~お腹いっぱい。ごちそうさまでした。 

 

 

旧軽井沢の気まぐれ散歩で見つけた「気まぐれカフェ辻堂」

 

たらふく食べたので旧軽井沢の街を散歩する。

 

さすがに人が多い。

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秋晴れの気持ち良い空の下、のんびりとした時が流れている。 

 

夏にしか来たことがない軽井沢だが、想像以上に秋も素晴らしい。

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というか夏よりも良いぞ。

夏はもっとThe 観光地な感じだが、秋は人も少し少ないせいかリゾート地の色が強くなる。とってもゆったりのんびりしている。 

 

教会と色づいたイチョウのコラボ。

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少し路地裏に入るのも楽しい。

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なんて散歩をしていると食後のコーヒーを飲みたくなる。 

 

たまたま目についたのがここ。

 

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この階段を見上げると…

 

HAND DRIPの文字。これはよさげ。

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店内はオーナーが一人で切り盛りしており、席は少ないがとても落ち着く雰囲気。

何よりここのオーナーさんがとっても気さくで素敵だ。

 

元々軽バンで移動カフェをやっていたようだが、数年前にここをオープンしたとのこと。

冬場は、ホワイトワールド尾瀬岩鞍というスキー場のレストランアルプにいらっしゃるとのこと。

 

 

そして、こちらが辻堂コーヒー。

結構薄目な感じ。いつもは濃いめが好きだが、たまにはこうしたすっきりとした味わいもおいしい。

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今度はスキーのついでにオーナーへ会いに行こう。

 

秋の白糸の滝を再訪

締めは、去年訪れた白糸の滝を再訪。

 

blue-rock53.hatenablog.com

 

さすがに秋とはいえ寒い…。

 

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だが、寒い分葉の色づきも良い。 

 

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おや…こんな倒木は無かったはずだが…。

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この倒木かっこ良すぎません?

 

白糸の滝の方はいつも通りたくさんの人。

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 前回に続いての滝と紅葉というネタ被りとなってしまったが、たまにはこうして軽井沢でのんびり過ごすのも良いものだ。

 

カフェ辻堂のオーナー曰く、「早朝の旧軽井沢歩きも最高」とのことなので、今度は早朝キュウカルチャレンジの模様をそのうちお届けしたい。

 

 

では、本日はここまで。

秋の日光で紅葉の湯滝と洒落乙カフェを楽しむ

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前回、日光は霧降高原で紅葉を楽しんだ。

blue-rock53.hatenablog.com


 この週末だけではもったいないということで、その次の週末もやってきたのだった。

とはいっても日光は割と来たことがあるため、気合を入れて見るようなところも少ない。

 しかも、華厳の滝なんかは車が全く動かないような混雑具合だ。

 

とりあえず奥の方行くか。。。

ということで、物凄くうっすい理由で割と奥の方の湯滝へ向かった。

 

硫黄の香りと紅葉を楽しみながら・・・

 戦場ヶ原よりもさらに北側。少しはメジャーな感じも薄れる?

 

駐車場はこの有料駐車場へ。

 

さすがに華厳の滝ほどの混雑ではなく、ほぼ待たずに駐車できた。

駐車場からほんの数分歩けばもう湯滝だ。

 

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お~!いい感じのコントラストじゃないか!

 

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やっぱり紅葉と滝を見ると日光に来ている感満載だ。

赤も黄も緑もあって撮り飽きない。 

 

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この滝のすぐ上の湯ノ湖には、日光湯元の温泉も流れ込む。

そのせいか、ほのかに硫黄の香りがする。

 

滝のすぐそばにある階段を登り、その滝を目指す。

f:id:blue_rock53:20201102160422j:plainうお~!こんなんどこにカメラ向けても勝手に綺麗に写るぞ!

紅葉越しに轟音とともに流れる水の塊が見える。

 

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なかなか大きい滝でここまで近い距離から観られる場所も少ない気がする。

 

振り返ると滝がある。人もすぐそばを歩くため、その大きさを実感して毎回驚く。

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そして、上を見上げれば色とりどりの葉が迎えてくれる。

これとか赤みの濃さが凄い。あ~マグロ食いたい。

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こんな山奥で海の幸を求めてしまう罪深さ。最近刺身食べてないからしょうがない。

赤身もいいけど、白身も食べたい。カンパチとか。房総で食いまくりたい。

 

とか思いながらシャッターを切る。こんなに煩悩に溢れながらも、そんなことは微塵も感じさせない美しい湯滝と紅葉の景色。

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お、ついに階段も終わりのようだ。

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湯滝の真上に来たようだ!てか近っ!!!

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滝の直上と湯ノ湖へ

ということで湯滝の直上へやってきた。

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 お~下が見える。

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滝とは反対方向に目をやると、湯ノ湖が見える。

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さっきまで海の幸を食べたい等と言っていた自分をぶん殴りたくなるほど、穏やかで美しい景色。

こうして時を忘れ、のんびりと葉や土、水の香りを感じながら歩く。これが日光だなぁ・・・日光の過ごし方だなぁ!

 

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ちなみに、今日のカメラはK-3。やっぱり、じっくりまったり撮るときは、K-3が一番落ち着く。

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さて、お腹も減ってきたので日光市内の中心部へ移動する。

 

東照宮麓の本宮カフェでくつろぐ

 

東武日光駅もほど近い場所に車を停め、東照宮方面へぶらぶらと。

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やっぱりGo toの効果なのか、若い人の姿が多い気がする。去年も同じ時期に日光には来ているのだが、そんな印象が強い。

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途中、焼き団子をつまみ食いしたのに写真撮り忘れてしまったな。

 

とか言っていたらもう日光橋まで来てしまった。

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さて 、目指していたお店はここ。

www.hongucafe.com

 

本宮カフェ。なんかインスタで有名らしい。

連れが見つけた店なのだが、これは確かによさげな雰囲気だ。

 

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名物はこれ。金谷ホテルのブレッドをくり抜いて流し込んだクラムチャウダー

なるほどね。これはインスタではやりそうだ。

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でも見た目だけでなく、味も美味だった。

フワッフワのパンにしっかりとアサリの味が効いたクラムチャウダーがしみ込んで…一緒に食べるとあら幸せ。

 

そんでもってもう一品。エビのクリーム生パスタ。

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濃厚なエビの味がまろやかなクリームに包まれ、少しかための平たいパスタに絡み合う。たまらん。

 

で、締めは本宮コーヒー。

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 私好みの苦みも強めで、後味もしっかりしている。

くううう!日光でのんびり過ごした1日を美味いコーヒーで締める!これはもう…

 

昇天。

 

 

では、本日はここまで。

 

"天空回廊" 霧降高原で秋を感じる

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10月も下旬となり、日光方面は紅葉が美しくなってきた。

久しぶりに自然にどっぷり浸かりたい気分だった秋晴れの美しい日。ずーっと行きたくて仕方がなかった"天空回廊"こと霧降高原へ行ってきた。

 

 

 元スキー場の自然園

場所はここ。東照宮近くの日光橋を駅とは違う山側へ抜けていく。

 

 いつもの通りHPはこちら。

www.kirifuri-kogen.jp

 

うきうきでコペンちゃんに飛び乗り、秋晴れの中オープンにしてやってきた。

 

やっぱりコペンでのワインディングは最高だ!

 

ということで早速歩みを進めよう。

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この木道をえっちらおっちら登っていく。

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ここは元スキー場で、昭和40年から平成16年まで営業していたらしい。

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その後はこのような公園となり、リフトも撤去されて今はこの階段だけが頂上に行く手段だ。

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少し色づいた木々に囲まれ、澄んだ空気を吸いながら歩く。

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まさに秋そのものという気候で、身体が浄化されていく音が聞こえそう。

水素の音ォォオ!的な。

 

しばらく歩くと平原に出る。

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ふむふむ、確かにこれはスキー場っぽい。

木道はまさに天空回廊という感じで、周りに遮蔽物がほとんどないからとっても気持ち良い。

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なかなか絵になる。

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秋だねぇ。

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ちなみに、今日のカメラはK-3だ。

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重量物のカメラ引っさげて馬鹿らしいといえば馬鹿らしい。でも、こんなに綺麗な景色はやっぱり気持ち良い光学ファインダーで撮りたい。

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そういえばこの10月でK-3も使い出してから、丸5年となる。あれからカメラもレンズも増えたなぁ(遠い目)

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空気が澄んでいて本当に遠くまで見渡せる。

 

なーんて余裕かまして歩いていると…

 

天空回廊が心臓破りの地獄の階段に!下山後は絶品カレーで疲れを癒す

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おいおいおい!なんだこの角度!

 

うひゃー!これ登るんかい!!!

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まぁ、腐っても元山岳部。これく…らい…は…y(息切れ)

 

あんなに美しくて優しかった天空回廊が急に牙を剥いてくる。やべぇよこれ…ゲホゲホ。

 

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うわーこれ奥に人が立ってたらなあ良かったな。この日は平日だったこともありガラガラだった。

 

階段の途中に設けられた展望台で休憩しながら、絶望の頂上を見上げる。

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でもあと少しだ!と何度も言い聞かせるのを4〜5回繰り返し…ついに!

 

到着!

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なのにここから下の景色を撮り損ねていた。

そんなことあるか…!くそ…!

 

少し休憩してのんびり下る。

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本当に秋は色とりどりで美しい。ただの葉っぱなのについついカメラを向けてしまう。

 

この2人はまだこれからの地獄を知らない…。

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体力に自信の無い方は、最後の頂上直登階段は登らずとも十分に楽しめるので、引き返すことも賢い選択だ。

 

さて、お腹も減ったので駐車場にあるレストハウスで昼飯!

 

じゃーん。

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コクがあるとっても美味しいビーフカレー

ご飯の上のフライオニオンがまたコクを出してとっても美味。次来た時もまたこのカレー食べよ。

 

ということで、存分に秋の日光を感じた訳だが、やっぱり物足りなくてこの次の週末も日光へ行くのだった。

それはまた次回に。

 

では、本日はここまで。




 

初めて祖父を亡くした

 

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今回は自身の整理のため、区切りをつけたく書き殴ってしまった。

長文駄文ご容赦頂きたい。

 

でも、私のように祖父母が身近な人には少しだけお読みいただけると何かご不幸があった際には、私のように後悔しないかもしれない。

 

 

 

 

突然の別れ

ごく普通の平日の夜、私はスーパー銭湯のベンチに座り、瓶牛乳を飲みながらスマホをいじっていた。

 

「おじいちゃんが危ないかもしれない」

 

父からそんなラインが飛んできた。

手術した足の血管の調子が悪く入院していた祖父が、急に肺炎や心不全を併発して危険な状態となったようだ。

祖父はここ数年、心臓の手術やら何やら色々と病院にお世話になっていた。

故にそんな話はここ数年の間に何度かあった。

 

しかし、電話越しに聞く父の声は、今まであまり聞いたことのない神妙さを持っていた。

「この数日が峠」という言葉と、もしもに備えて喪服の準備をしておけ、という業務連絡を受けて電話を切った。

 

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祖父も若い頃は北アルプスを中心に登山を楽しんだ

 

そんなことになりながら、会いに行けば毎度の手術や入院での武勇伝を誇らしげに語るのが祖父の常だった。

だから父との電話を終えた後も、患者の身分だというのに、まるでカルテのごとく事細かに手術の内容を記したメモを見せながら、「こんな手術も乗り越えたぞ」と無駄に誇らしげに自慢している姿が容易に想像できた。

 

少しの心配はありつつも、瓶牛乳の最後の一口を飲み干しながら、明日の仕事のことを考えていた。

 

 

だがその2日後、祖父は亡くなった。

 

 

昼休み直前の会議中に父から電話が掛かってきた。

「ダメだったよ」

「そっか…またこの後のこと分かったら連絡して」

 

手短に電話を済ませた後、トイレの個室に入りながら呆然としていた。

しばらくして、久しぶりにボロボロと涙が流れ出した。

 

午後と次の日は、なるべく祖父のことは考えないように無駄に馬力を上げて仕事をこなした。

 

 

残された者のための区切り 

 

私の祖父母は、父方も母方も揃って健在だったため、本当に身近な親族の葬式は初めてだった。

めんどくさがり屋で形式ばったことが大嫌いだった祖父の意向もあり、無宗教葬で行われ、お経も無ければ戒名すら無い。

 

通夜の前の納棺式。私は初めて祖父の亡骸と対面した。

納棺師の方々のお化粧の賜物で、ただ昼寝をしているかのような姿だった。

今にも「何をそんなにジロジロ見てるんだ」と起き上がってきそうだ。

 

そんな話を祖母をはじめ、家族みんなが「祖父だったらこう言うはず」という話をし出す。みんなそうでもしないと平静でいられないのだ。

 

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通夜や告別式の中では、お経の代わりに祖父が好きだった曲を選び、スタッフの方がピアノで弾き語ってくれる。

野球の巨人ファンだった祖父のために、応援歌の「闘魂込めて」も流れる。最初はクスっとしてしまったのに、いつしか涙が止まらなくなっていた。

 

祖父の家に行けば必ず野球中継が流れていて、東京ドームや千葉のマリンスタジアムに巨人戦を観戦しに行ったりもした。

もう「俺が原に電話してやる」という口癖も聞けない。嬉しそうにオレンジタオルを振る姿も見ることはできない。

 

でも、きっと最後にこの曲を聞けて喜んでいるに違いない。

 

式も済んだ後は、みんなで花を棺の中に入れ、出棺をし火葬場へ向かう。

 

 火葬場に向かう道中は、祖父母の家の前を通りながら、見慣れた景色が広がる。たぶんこの時一番涙が出た。

 

祖父は、夕方になると必ず週刊誌やら雑誌やらをコンビニへ買いに行く。

子供の頃は時々それについていき、お菓子を買ってもらうという乞食っぷりを発揮したものだ。

学校はどうだ?最近どこに行った?そんな他愛もない会話しかしていない気がするが、そんな会話でも断片的に思い出し、涙が止まらない。

 

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私がこの手のものが大好きなのも祖父の影響。棺にも戦史関係の本が入れられた。

 

火葬場に着き、最後の見送りをする。もうこの後は祖父の姿を見ることはできない。

棺にそっと手をあて、しばらくの間撫でていた。

 

しばらく待った後、骨となって祖父は帰ってきた。

祖母の「あら、こんな姿になってしまって」という慈愛に満ちながらも、やはり無念そうな顔は忘れることができない。

 

とはいえ、骨壺とともに祖父母の家へ帰ってくると、一家そろって少しほっとしたのが分かった。「いなくなってしまったのだ」という喪失感はあるにせよ、どこか祖父の死を受け入れ、一区切りができた気がした。

 

葬式というのは、残された者のためにあるのだと初めて学んだ。

 

 

悔いても悔いきれぬ思い

 

私の家は、両親方どちらの祖父母の家も近く、週末になるとよく遊びに行った。

社会人になってからも、数か月に一回は会っていたのだが、ここ最近はコロナを高齢者にうつしては大変だと遠慮していた。

 

だから、最後に祖父と会ったのは正月だった。

あんなに頻繁に会っていたのに、半年以上も話さないまま、最後を看取ることすら出来ずに別れることとなってしまった。

 

 コロナといえど、会える時に会おう。

 

もちろん感染症対策はして。電話でもいいし。

 

 

祖父も車は大好きで、ケンメリ スカイラインに乗っていたことをよく自慢していた。

故に、私が自動車業界で働くことも大いに喜び、会うたびに仕事のことを色々聞いてきた。

 社会人も2年目になり、任される仕事の量も質も増えた。その分色々と話すこともあった。きっと祖父が聞きたいこともたくさんあっただろう。

 

web.motormagazine.co.jp

 

 

祖父は、世界中の至るところに飛び回った商社マンだった。

いつも子どものようにキラキラした目で、嬉しそうに仕事の思い出話を聞かせてくれた。

 

日本独自ともいわれる総合商社の一兵として、世界を、時代を切り拓いてきたんだという自負を持っていた。

しかし、そこには俺ってすげえだろ的な嫌味な自慢は全くなくて、

「こんなくだらないことがあって、こんな笑い話があって、でもその結果こんなことができた。」といった話をたくさん聞かせてくれた。

 

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お台場のメガウェブにも一緒に行き、旧車登場当時の思い出話をしてくれたり

 

これはきっと私の人生にも大きな影響与えている。

「どうせ仕事をするなら、楽しく、引退した後にもこうして自分の仕事に誇りを持ちたい」そう自然に思わせたのは、祖父からこんな話を常に聞いていたからだろう。

 

だから、私も「仕事でこんなこともあるけど、楽しんでるよ」ともっと伝えたかった。

話したかった。電話だけでも、もっとしておくべきだった。

 

 

また正月に話をしよう。

そう思っていたら、直接話せる機会は二度となくなってしまった。

 

コロナといえど、会える時には会い、話せるときには話したほうが良い。

何度悔いても悔いきれない。

 

葬式が終わってもう1週間になろうとしているのに、未だに画面が涙で霞んでしまう。

 

とりあえず、墓前で祖父に自慢できるよう、全力で生きよう。仕事に限らず。

そう思うようにしている。

人はこうして死を受け入れて、学んでいくのだろうか。

 

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あ、コペン買ったことは自慢しておくべきだったな。今度屋根を開けて見せびらかしに行こう。

 

長文駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

では、本日はここまで。

 

 

 

 

 

霧の六甲山と夜の神戸をモノクロで撮る

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今回も前回に引き続き兵庫弾丸ツアー。

前回はこちら。

blue-rock53.hatenablog.com


今回は、The 神戸!なスポットである、六甲ガーデンテラスと神戸のハーバーランド周辺をぶらつく。

カメラは、FUJIFILM X100Fのフィルムシミュレーション ACROSSで撮る。

 

 

 
一面の霧の海を堪能する 六甲ガーデンテラス

 

六甲山といえば、夜景と吹きおろしが有名な訳だが、今回はミニ英国チックな六甲ガーデンテラスへ行ってみた。

 

目的は、もちろん夜景だ。

霧出ているけど。

 

www.rokkosan.com

 

なんかオシャレそうな名前のスポットがいっぱい。 

いいなー赤城山もこんな感じにならないかな。

 

 

とりあえず夜景見るぞ!と意気込み乗り込む。

霧だけど。我々以外の車がいないけど。 

 

むむむ・・・?

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すんごい葛西の水族館味を感じる。

 

park.tachikawaonline.jp

 

いかんいかん。最近千葉に帰らなさ過ぎてつい郷愁にかられる。 

 

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霧の中の構造物って少し不気味だけど、逆に存在感を増す気がする。

目で見える姿自体はぼやっとするのに、なぜか気配のような「確かにそこに何かがある」っていう感覚を強くさせる気がするのだ。

 

何だか、そういうものを表現するのに霧×モノクロは合う気がする。

 

 

と、それっぽい言葉並べて、景色が見えない中でもネタ切れにならないように文字数を稼ぐ…! 

これはコメントが少なくなりがちなB級スポットを巡り続けているからこそ成せる業!!!(※六甲ガーデンテラスはA級スポットです)

 

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オシャレな雑貨や衣服が売っている。結構男が見ていても楽しかった。

 

そびえたつこちらは展望台のようになっていた。

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 この階段をのぼっていくと…

 

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人っ子一人いないガーデンテラス。でも逆に幻想的…?

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こちらは友人。あー次そこ撮ろうと思っていた場所。

傘の中で必死にカメラを構えていた。

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そして、こちらは一面の霧の海。

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 いやー美しい。

 

ここも夜景スポットだが、視界は数メートルといったところ。

六甲山はまたの機会にリベンジだなぁ。

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夜の神戸 ハーバーランド周辺をぶらつく

 さてさて、いい感じに雨も止んだため夜の神戸をぶらつく。

 場所は、ハーバーランド周辺。

 

横浜とも雰囲気が似ているが、神戸の方がコンパクトに色々回れて楽しい。

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どこにカメラ向けても綺麗に、いい感じに写りまくるボーナスゾーン。

 

興奮するとつい手ブレる。

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 イノシシ…?

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こちらはトリ…?

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影絵だなんて洒落乙ですなあ。

 

群馬では感じられない潮の香りと、風光明媚な雰囲気。

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週一で来ても撮り飽きない。

 

こんな綺麗な景色を見ながら夜釣り。贅沢やなぁ。おっとつい語尾が。

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客船が汽笛をならし すぐ横を通り抜ける。

 

こんなシチュエーション男相手でも惚れてしまいそうだ。

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小ぶりだけど美しい観覧車。久しぶりにこんな間近で観覧車を見た。

葛西や横浜よりも全然小さいけど、派手さがなくて良い。

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こんな景色を毎日眺められるなんて羨ましいなぁと神戸住みの友人を妬みつつ、今度こそこの夜景を六甲山から見下ろしてやると誓ったのだった。

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では、本日はここまで。

アナログで学び、映す宇宙〜明石天文科学館〜

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「そら」という2文字をどう変換するか?

 

空?はたまた天空?

 

私は、どうしても「宇宙」としたくなる。

 

青空も良いけど、やっぱり星空はずーっと見上げていて飽きない。

今見ている星の光は、当然今の光ではない。ぱっと見つけやすいオリオン座の最も明るい星、リゲルは864光年離れているため、864年前に光ったリゲルの姿を見ていることになる。

 

今から864年前だと、1156年で平清盛パイセンが生きて保元の乱とかいう戦で戦っている年のようだ。

令和の時代にいながら、私たちは平清盛が生きていた時のリゲルの姿を目にできる。

 

それだけでもう私にとっては宇宙ってロマンの塊なのだ。

 

前置き長過ぎた。すみません。

 

さて、日本の標準時子午線である東経135度。 

この経線を通ることで有名な明石市だが、ここには素晴らしい天文科学館がある。

 

たまたま、コロナ下になってから初めて関西へ行く機会ができたため、この素晴らしい天文科学館へ行ってきた。

 

群馬からだと電車の接続も良くないし、コロナだし、ということで車で。アイサイト使いまくりで往復1000kmの旅だ。

 

素晴らしい素晴らしいと連呼しているが、なにが素晴らしいかというと、現役最高齢のカールツァイス・イエナ社製プラネタリウム投影機があるのだ。

 

宇宙開拓の足跡を丁寧に伝える展示の数々

 

場所はこの辺。

 

HPはこちら。

 

入館料700円。

JAF割引有!ありがたや!

 

135度線の上に展示されたマンホール。

こんな神秘的なマンホールが他にあるだろうか(反語表現)

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プラネタリウムだけが目玉ではない。

この博物館の素晴らしい所は、とても丁寧に天文学と人類の宇宙開拓の変遷が展示されている所。

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 パネルだけでなく、いちいち男心をくすぐる模型が展示されている。

 

見よ!このアポロ11号を!

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月面に立つ宇宙飛行士は、バズ・オルドリンだろうか?

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが…」で有名なニール・アームストロング船長は、自らカメラを持っていることが多かったため、月面でのアームストロング船長の姿は案外少ない。

 

むむむ!これはソ連の宇宙ステーションミール!

なかなかミールの模型を目にすることは少ないため、思わず興奮してしまう。

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ミールは、現在も運用されるISS(国際宇宙ステーション)よりも前の1980年代に建設が開始され、2001年に役目を終えて大気圏へ落され廃棄された。 

 

www.afpbb.com

 

こちらはおなじみスペースシャトル

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往還宇宙船の夢は人類には早過ぎたのかな…。

最近では民間の往還宇宙船も開発されているし、日進月歩の素材技術や異素材同士の接合の技術によってまた復活してほしい。

 

こちらは時計の展示コーナー。

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正確に刻み続ける135度線上の時刻。

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これから紹介するプラネタリウムだけでなく、こうした展示物も派手な展示はないが、模型を使ってとにかく丁寧に展示されているのがとても素晴らしいと思う。

 

さてさて、いい感じに宇宙への興奮が高まってきたため、プラネタリウムに急ごう。

 

現役最古のプラネタリウム投影機

 

入り口にはこんな展示も。

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投影機が傾いた時に、観客側へ光が漏れださないようにするためのシャッターらしい。

 

そして…

 

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ご対面…!これが日本現役最古の投影機だ。

 

なんと…美しい…。まるで衛星やソ連(ロシア)の宇宙船ソユーズ風味すら感じる。

iss.jaxa.jp

 

興奮しすぎてぶれっぶれだが、ZEISSの文字が輝く。

そう、あのカール・ツァイスが戦後分断され、東ドイツのツァイスとなった「カール・ツァイス・イエナ」社製なのだ。

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電球の位置を物理的に移動させて星の動きを再現する…。

プロジェクター的に映すのではない。

 

www.planetarium-guide.net

 

もちろんだが、「きこきこ」なんて音はしないし、無音でスーッと動く。

 

友人は道中「機械油の匂いがするんだ!」と興奮しながら語っていたが、これは本当だった。

 

 

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そんでもって、ガイドのアナウンスは生!生解説っ!

しかも、ほんのり関西風で「はぁ…!俺は今関西にいるっ!」と最高に旅の情緒を感じながら、ゆっくりとじんわりとまぶたに重みを感じてくる。

 

メインは月のお話だったのだが、星が消え始めて月の映像が出てきてから記憶が無くなってしまった。

恐らく宇宙への興奮が記憶障害をもたらしているのかもしれない。

(解説のお姉さんごめんなさい。解説がつまらないとかは全く無く、本当に寝不足でした!)

 

 

他にもツァイスの息吹を感じるプラネタリウムはあるようで、こんなブログの記事も。

これやりたいよぉ!

stelo.sblo.jp

 

近年のコニカミノルタ系の感動!綺麗!みたいなプラネタリウムはあまり好きではない(全く嫌いではない)私にとっては、また来たいと心の底から思えるプラネタリウムだった。

 

展示物も派手な映像やゲーム、施設がある訳ではないが、模型というアナログな手法で丁寧に解説・展示されているのがとっても良かった。

 

アナログで学び、映す宇宙は、本当にロマンで一杯だった。

 

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明石市に行った際はぜひお立ち寄りを。


では、本日はここまで。








 

DAIHATSU コペン セロがやってきた!

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レヴォーグのマフラーも買った。カメラも買った。パソコンも買った。

もう買わない。

 

買わない。

 

…。

 

買った。ということで、コペン セロがやってきた。


 

 

コペンって何さ

コペンとは、ダイハツが製造・販売する軽オープンスポーツカーだ。

www.daihatsu.co.jp

 

今のコペンは2代目となる。

初代は2002年から10年間販売された後、2014年に現行型コペンがデビューした。

 

ライバルのど真ん中としては、ホンダのS660だろうか。

しかし、その性格は全く違う。

 

S660|Honda公式サイト

こいつはもっとスパルタンなパッケージングで、屋根は手動式だし収納もほとんどない。

しかし!コペンは自動で屋根が開いてしまう。

 

コペンは軽で2シーターのオープンカーという不便極まりない車を、スポーツ性を損なうことなく利便性や快適性を両立しようとパッケージされている車だ。

 

セカンドカーに期待する贅沢さがギュッと凝縮されている点が、コペンの魅力だ。

 

具体的な魅力はこの後。

 

買うまでのあれこれ

 

事の発端は、同居人も車が欲しいと言い出した事だった。

そんじゃあ探してみるかと候補を見てみたものの、中々お眼鏡にかなう車がなかった。

 

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あれ、そしたら俺が増車か…?(いや、ない)

という反語表現だったはずが、いつの間にかコペンを探していた。

 

やっぱりマニュアル乗りたいし、オープンカーへの憧れがあった。

 

最初に狙っていたのは初代のコペン

gazoo.com

 

でも、なかなかお目当ての車が無かった…。

そんな時、たまたまお目当てのブリティッシュグリーンの現行コペンがめちゃくちゃお得にカーセンサーに掲載されていた。

 

とりあえず見に行くか…。

そう思ってお店へ向かった。

 

超速攻!アクロバティック契約!

 

6万キロで115万円。

マジ?

とてつもないバーゲンセールで売られていたコペンは、ホンダのディーラーにあった。

 

コペンを見にきたことを伝え、お店の中に入れてもらう。

 

すると営業の方が

「実は先週商談をしたばかりなのですが、その方と連絡取れないので…。もしこの後何回か電話してまだ取れなければ、お話進めさせて頂けます。」

 

おいおいおいおい何だその物欲の煽り方。

そんなの言われたら今日決めたくなっちゃうだろっ!

 

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とりあえず車を見させてもらう。

めちゃくちゃ綺麗だ。これは前のオーナーさんが相当大事に乗られてたのだろう。

しかも欲しいブリティッシュグリーンに内装がタンカラー。たまらん…。

 

 

なーんてのんきに見惚れていると…

 

 

「GOMIさん!もしよろしければ、お話進めさせてください。」

 

まあね、せっかく足運んだ訳だし、そら見積もりの1つや2つ取りますよ。

 

…。

 

あれ…?もうなんかこれ印鑑押したら契約完了しちゃうぞ…?注文書出てきちゃうよ…?

 

あれ…え…?今日車買うの?

まだ1台目のローンあるのに…?

 

 

「…お願いします…!」

 

買ってしまった。

とはいったものの、全く買うつもりが無かったため印鑑を持ち合わせていなかった。

 

ということで、100均に認印を買いに行くという超アクロバティックな契約。

 

そして、買いたてほやほやの印鑑で押印し、コペンは我がものとなったのであった。

 

 とりあえずQOLが爆上がりする危険物

 

そんな超速攻で買ってしまった訳だが、とてつもなくQuality of lifeが上がっている。

 

はあ…お仕事疲れたな…。って家に帰ってくるでしょ?

でも駐車場にはコペンが待ってて、ウィ~ンって屋根を開けて夜風を感じてみる。

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そんでもってスコスコとシフトレバーをいじって、アクセル煽ってクラッチを繋ぐ。

 

あぁ、そうだ。

アクセル操作ってあくまでスロットル弁の開け閉めの操作だよな。

オートマ車を運転しているときは、すっかり忘れてしまっている感覚を味わう。

 

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動力をどんなタイミングでどう伝達するかは、あくまで左足で操作するクラッチの役目。教習所を卒業したては、それが勝手に行われるオートマ車が怖かった。

 

なんて話はとうに昔で、今となっては左足が羊みたいにプルプル。

だいぶ慣れてきたけど。

 

このマフラーかわいいよね。されど侮ることなかれ。案外良い音がする。

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オープンにしてると心地よい音が響く。

 

屋根も空力を考慮された形状になっている。

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ちなみに現行コペンは、ボディ外板のほとんどを樹脂としている。内部の骨格で強度や剛性を確保しているというのが売りだ。

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仕事柄その辺りの話題はとっても興味が湧いて、現行型に乗ってみたくなったのもある。

 

正直、車の外板自体はそこまで剛性や強度に寄与していないはずだが、やっぱり樹脂だとどうなの?という思いはある。

 

基本はインナーのフレームやシャシーでいかに剛性、強度が出せるかが重要だ。(今や軽でも使われる、ハイテンや超ハイテンと呼ばれるクッソ引張強度がある鉄も基本的に内側に使われる)

 

でもね、全然問題ない。

そりゃレヴォーグに比べたらカーブでのよじられ感は感じるけど、不安を感じさせるものではない。

軽とは思えないどっしり感と、ボディ全体でキビキビと動く感がとっても楽しい。

 

正直言って幸せ。

 

 

ブリティッシュグリーン×タンカラーという王道 

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ブリティッシュグリーンにこのタンカラーってズルくない??

たぶん昔のスバル車だってこの組み合わせなら、あのダサかった内装も良く見えたはず。

(これは愛のムチ)

 

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シフトノブも変えたくなるなぁ。

ウッドも良さそうだけど、手汗が多いからやっぱり革製か?

 

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ここオプションだけど最高ですこのウッド調。

たぶん新車で買うならつけてる。

 

そうそう、実は結構優秀なラゲッジスペースも紹介しよう。

ルーフ閉じているとかなり入るのが驚き。

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手前には大きめのカバンを2つ入れているが、奥のスペースにこの組み合わせがあともう2セットくらい入ると思う。

 

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ま、オープン状態の時は屋根がここに入るのでお察し。

 

ちなみに屋根の開閉は、サイドブレーキレバーのすぐ上にあるボタンにてワンタッチで可能。

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めんどくさがりやの私もご満悦。

 

一人暮らしならこいつだけでも十分だと思う。

案外女子ウケも良いし、男子諸君!はたまた女子の皆様も、少しでも良いと思ったら買うべし!

 

文句は無限。されど屋根を開ければ全て黙る。

 

ここまで褒めっぱなし。

が、文句を挙げたらキリがない。

 

屋根を閉めている時はカタカタゴトゴトうるさいし、乗り心地も良くない。ブレーキのタッチも良くない。

狭いし、レヴォーグに比べたら使い勝手だって良くない。

 

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でも、屋根を開けて風を感じながら走り出せば、そんな文句は全部吹き飛ぶ。

 

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特に夏の夜の気持ち良さは、一瞬で仕事の疲れを吹き飛ばす威力を持つ。

冬場はシートヒーターに期待。

 

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興奮してついつい長くなってしまった。

今後は、コペンレヴォーグ共々よろしくお願いいたします。

 

では、本日はここまで。