ごみと青い岩

SUBARU初のBEV SOLTERRA(ソルテラ)を見てきた

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昨年アウトバックを見に行った恵比寿のSUBARU本社に再びふらっと行ってきた。

blue-rock53.hatenablog.com

その理由は、TOYOTAと共同開発したSUBARU初のBEV SOLTERRA(ソルテラ)が展示されているから。

では、内外装の感想をつらつらと。

 

SUBARU風味を加えTOYOTASUV

ショールームに入ると早速どーんと置かれている。

 

第一印象は「お、写真で見るよりカッコ良い」だった。このカラーはXVにも採用されているクールグレーカーキに近いが、少し暗めな色合いだ。

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昨年の11月に発表されたソルテラ。トヨタとの共同開発車であり、トヨタ側ではbz4xの名前で販売される。

www.subaru.jp

 

詳しいスペックなんかはこちらの記事が分かりやすい。

car.watch.impress.co.jp

 

さて、見た目の印象としてはやはりトヨタ車の印象が強い。特にこのリアクォーターの辺り。

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基本的にスバル車は後方視界の良さを優先してこのCピラーの幅は狭いか、傾斜をきつくつけないことが多い。

故にデザインが古臭いなんて印象も持たれやすい。

 

でも、このシャープな目元と合わせて結構端正な見た目になっていると思う。

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少し樹脂パーツの主張が強過ぎるかなとも思うが、SUVのタフさをアピールするには良いのだろうか。

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充電口はフロントフェンダーにあるのか。

このEVってオーナメントは必要だったのか…?間違えてガソリン入れちゃうかもしれないから…?

 

せっかくなら昔の車にあった「DOHC 16VALVE」 みたいにワット数とかエンブレムにしちゃおうぜ(悪ノリ)

www.webcartop.jp

 

この辺は現行フォレスター等々に合わせるようなデザイン。

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ホイールのブラック塗装部分はマットな感じ。フェンダー周りの面積の大きいクラッディングの色味と合わせる狙いだろうか。

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高級感漂う内装に香る本革とトヨタの匂い

続いて内装。おお、綺麗なタンカラーだ。

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色味は結構おとなしい。

 

が、やっぱりコックピット周りはTOYOTAぽさ全開という感じだ。現行のSUBARU車から乗り換えたら相当な違和感だろう。

実際乗ってみたらどうなのかなあ。試乗もしてみたい。

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基本的にはタンカラーとブラックの2色を基調としており、統一感もあって質感が高い。

 

車内には革の匂いが漂っている。Webの記事で見た写真では、ファブリック生地ぽさがあったがさすがに革シートだった。

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後席は少し頭上に圧迫感があるが、レヴォーグとそこまで変わらない印象だ。

 

ドアトリムの周りもピアノブラックやメッキがいやらしくないレベルで配置されていて、想像していたよりも好印象。

価格は未発表だが、この車格でBEVとなればそれなりの価格になるのではないだろうか…とすれば、室内の質感も当然価格に見合うものが求められるということの表れだろう。

 

最後におまけは、新型のWRX S4。

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ホワイトだとやっぱりこの樹脂パーツが悪目立ちしてしまう気がする。個人的にはイグニッションレッドが一番マッチしていてカッコ良いように思う。

 

SGPを手に入れたセダンボディであるS4がどんな走りなのか、これもまた乗ってみたいところだ。

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で、話がそれてしまったけれど

個人的にはソルテラは思っていたよりも高級感があって好印象だった。bz4xよりも親しみやすい雰囲気になっている外観もあわせて。

あとは、実際に運転してみないと何とも言えないけど。

 

 

まだまだガソリン車に乗っていたいけど、そろそろ色んなBEVの乗り比べをしてみたい。

私の中の探求心がうずき始めている。

 

 

では、本日はここまで。

カメラを現地調達する盛岡旅~ヤシカエレクトロ35がやってきた~

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恐ろしく背徳感溢れる行為をしてしまった。

旅先でカメラを調達してその場で撮る。まずい…これはハマりそう…。

 

そんなある大人の悪ノリ溢れる旅の記録。

 

 

カメラが無いだと!?ではいまここで買え!!!

スキーをしに東北へ来た。スキーをしに来たんだよ?

何かの拍子にカメラを壊すかもしれないし、何より荷物は少なめにしたい。

でも、盛岡をふらつくにはいまカメラが欲しい!!!

 

じゃあどうする?

 

現地調達すればいいじゃないか。

待て待て待てどうしてそうなる。

 

いやいや、あれ…でも1日リフト券と変わらんぞ?

そうだ。もう1日スキーしたおまけと同じだわ。

 

ということで地元のカメラ屋さんでヤシカエレクトロ35を購入。

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1966年にヤシカから発売されたレンジファインダーカメラ。

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レンズは45mmの焦点距離で、f値は解放1.7という明るさ。

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AE専用機となるため、シャッタースピードは撮影者は設定できない。

 

それはそれで気軽にささっと撮れて楽しい。

ちょっと重いけど、何だか愛着が湧いてしまうレトロで愛くるしいデザイン。

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ふらふらするのにストラップが無いのは不安だな…ということで適当にかごに入っていた中古ストラップを合わせて購入。ミノルタのストラップだった。

適当に選んだ割には意外とマッチしていて満足。

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辰野金吾イズム溢れる岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館

ふらふらと盛岡市街を歩きながらやってきたここ。

森岡銀行の本店として完成し、2012年まで岩手銀行の本店本館として実際に使用されていた建物だ。

www.iwagin-akarengakan.jp

 

おおお!これはもう誰の設計なのか分かってしまう見た目。そう、東京駅などの設計で有名な辰野金吾f:id:blue_rock53:20220210223213j:plain

そして、どうよこのキリリッとした写り。いや~現地調達したカメラでその場所を撮る。なんと気持ち良いのだろう。

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早速中に入ろう。

 

この吹き抜けに目を奪われる。

ちなみに、ここは岩手銀行時代は吹き抜け部分に天井が張られており、完全に1階と2階に分けられていたらしい。それを復元工事でわざわざ竣工当時の吹き抜けを再現したらしい。

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この窓口も。めちゃくちゃ気合入ってる。

これで入場料は300円。まじか。

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2012年まで銀行として現役だったというのがさらに驚き。

ここなら預けに来たい。何が何でも窓口で預けたい。絶対に。

 

着物着てハット被って。

そんで時々、預金全部引き出してくれ!と昭和恐慌ごっこをしたい。(ただの威力業務妨害。)

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このシャンデリアも復元工事でわざわざつくり直したようだ。

 

この階段の手すりが美しい。

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あれあれ。ちょっと光漏れが起きているみたい。

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ぐへへ。でもレンジファインダー楽しいね。

結構ピントも適当に合わせてた気がするけど、案外合っている。

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後日、お店に連絡してみるとモルトの張替えなども行ってもらえるとのことで、ヤシカエレクトロ君は里帰り。

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やっぱり久しぶりにフィルムで撮るの楽しいや。
このフィルムを撮り切ってから、ずっと現像にだしていなかったフィルムも現像に出してみたり。

 

しばらく撮ってなかったけど、またフィルムもぼちぼち撮っていこう。なんて一通り値上げがしきったタイミングでそんなことを思う。

 

まあ、カメラなんて金のかかる趣味だもん。(開き直り)

 

では、本日はここまで。

 

戦国期山城の最高傑作 杉山城跡を探索

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埼玉県は嵐山。

ここに戦国時代に建造された山城の中でも最高傑作と呼ばれる城跡がある。

 

山城と言えば太田の金山城でその実戦的なつくりに感動したところ。

blue-rock53.hatenablog.com

 

この杉山城は、さらに城郭のつくりが複雑で巧みに張り巡らされた土塁に感心させられる名城だった。

 

 

 

大手口からいざ入城!

場所はこの辺。

 

立派なHP。さすが国指定遺跡!

ranzan-sugiyama.jp

 

この日は有給を取った平日。駐車場につくと他に車はなかった。

駐車場自体はとても広いのでありがたい。

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さて、いざ城攻めじゃあああああ!!!

と叫びながら向かうと…あれ…?これ中学校の校門だぞ…?大丈夫か?

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「校門入り」の文字を確認して一安心。学校の敷地の中にあるのだな。

 

恐る恐る校門から入って城に向かう途中、山の上に城跡を確認する。

おおおおおっ!!!あれはまぎれもなく城!

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いくつかの郭が確認できる。いいぞ~興奮してきた。

 

坂を一通り登りきると、本当に校舎の間裏にやってくる。

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そして、入り口近くには有難いものが。

遠慮なく頂きます。

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大手口からいよいよ攻め入る。真正面からの攻撃となってしまうが致し方ない…。

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しかし!やはり戦時に建てられた城は、侵入者には容赦しない。

 

大手口の上側に土塁が確認できる。

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この土塁の上に建造物があり、兵士が通路を通ってくる敵を弓矢で狙えるようになっていたと考えられているようだ。横矢掛かりというらしい。

 

城を守る兵士側視点で大手口の坂を見る。この坂を上がってくる敵に矢を放ちまくることができるのだ。

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よく考えられているな…。

 

ちなみにこの横矢掛かりが周到に仕掛けられているのは、ここ杉山城の特徴とのこと。

 

大手口から坂を登りきると、外郭にたどり着く。

この先には馬出郭という郭(くるわ)があるのだが、当時はおじ様たちが立つ先にある空堀を越えるための橋が架かっていたらしい。

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さっきから郭(くるわ)、郭ってうるさいなと思われるかもしれないが、城を見るにあたって郭は大事だ。

郭とは城を構成している平たい区画のこと。〇〇郭を意識しないと「ただの丘じゃん」で終わってしまうため要注意だ!!!

 

どこにいようと容赦なく攻撃に晒される

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何本もの矢が身体中に刺さりながらも、何とか大手口を突破したぞ…!

さっさと本郭を落としてしまいたいな…。ということで、本郭の真下くらいに一気に移動できる東2の郭方面に向かう。

 

しかし!!!真上の本郭方面からの矢の雨が降り注ぐ!!!

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死に物狂いでこの通路を駆け抜けるものの…。

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ここもこの通り。綺麗に射線が確保されています。

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戦の最中であってもこの土塁の保存状態には感動を覚える。

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城跡を行ってみて、ここが〇〇堀だの〇〇郭だのって書かれた案内板をみても「いわれてみれば?」という事も多い。

 

しかし、ここは明確に城の構造が分かる。

地元の方々によって保存・維持がされているとのことで、本当に頭が下がる。

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そして、ボロボロになって本郭にたどり着く…。

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はあ…さすが戦国山城の最高傑作。

 

とまあ、こんな感じに城跡素人でも妄想城攻めができるくらいに綺麗に残されている城跡だ。

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嵐山渓谷のついででも、ぜひ嵐山にお越しの際は訪れてみては…?

 

では、本日はここまで。

 

全面凍結した冬の赤城山 大沼へ

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い〜ぬは喜び庭かけ回る♪と雪やこんこの歌詞にある通り、本当に犬は雪が好きなのだろうか?

人生における長年の疑問の一つであった。

 

ということで、今回はヴェルナー氏全面協力のもと雪の赤城山へ向かった。

 

 

完全に凍った大沼とヴェルナー初めての雪

度々登場する赤城山

群馬県民にとって赤城山はとても馴染み深い。だいたいどこにいても見れるし、手軽に行きやすい。

 

そんな赤城山は冬でも相変わらず。

むしろ頂上の大沼はワカサギ釣りの一大スポット。たくさんの人がワカサギ釣りに来ている。

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赤城神社も雪の中。

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そして、この写真たちはいずれも大沼の真上に立って撮っている。そう、大沼は全面凍結中なのだ!

 

ということで、犬生初の雪の上へ着弾したヴェルナー。

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どうですか?

 

かなり恐る恐る歩き、時々抱っこをせがむ様子を見せる。基本的にビビリなヴェルナーだから、この反応は予想通り。
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ワカサギ釣りのテントを横目にヴェルナーと戯れる。でも今度はワカサギ釣りして天ぷら食べたいな…。

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なんて妄想していたら、すっかり雪にも慣れてウキウキになったヴェルナーに変身。
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そして、湖の上だからこその一面の銀世界がとても美しく目を奪われる。

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こんなに大沼は大きくて美しかっただろうか。夏とは全く違う雰囲気で、来た甲斐があったものだと思わせてくれる。

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凍った湖の上で踊る

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そして、時々氷が表れている部分がある。これがまあ自然のスケートリンクで滑る滑る。

 

ヴェルナー氏も足を踏み入れて滑りまくる。たぶんVDCの警報音が鳴りっぱなし。

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でもこのツルツルの感覚が楽しいのか、やたら氷の上に突っ込む。

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しまいには氷にかじりつく始末。たしかに夏は冷凍庫から氷をあげていたけど…。

 

いいっすね雪。

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足取り軽くルンルンで歩く。

嬉しい時は本当にルンルン歩くのですぐに分かる。

 

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本当に犬って感情豊かなのだなと飼い出してからまじまじと思わされる。たぶん、赤ちゃんよりよほど言葉も通じる。

 

時々ワカサギ釣りの跡で穴が開いているのだが、元来がねずみ取り犬としては気になってしまうようだ。

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ひとまず、犬は本当に雪が好きだったことも分かったので満足。

 

さてさて、だいぶ湖の上を歩いて身体が冷え切ってしまった。そろそろ退散しよう。

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群馬エリアトップクラスの美味蕎麦屋 桑風庵

さて、赤城山まで来たらここで蕎麦を食うのが義務。

 

天ぷらつきね。寒くてもやっぱりザルを食べたくなってしまう。

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そして、この天ぷらが揚げたてで先に出てくる。言葉は要らぬ。ただサクサクフワッを堪能せよ。

 

ちなみに、緑はピーマンの天ぷら。これ、癖になります。

 

そして、こちらがお蕎麦!ここは2人前、3人前、4人前というメニュー設定なのだが、2人でもついつい3人前を頼んでしまう。

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粗めに挽かれた蕎麦が香りだけでなく食感でも感じられ、もちろんコシもバッチし。

冗談抜きで群馬界隈ではトップクラスに美味しいと思う。

 

戸隠で食べた蕎麦とここの蕎麦が、身体に美味さが刻み込まれて「また行かねば…」と本能が呼びかけてくる。

 

お店の雰囲気自体も素敵なので、ぜひ一度訪れてみて頂きたい。

 

 

では、本日はここまで。

 

三河最古の寺院 岡崎は真福寺へ

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前回記事の村積神社創建に関わった物部真福(まさち)。

blue-rock53.hatenablog.com

 

その真福が建てた(実際には聖徳太子とも)といわれる真福寺へも行ってきた。

ちなみに、寺の方は「しんぷく」と読む。

 

この日は年末という事ですっかり初詣の準備が整えられており、元旦を目前に控えた真福寺の様子をお届けしたい。

 

 

 

 

厳格な山寺の雰囲気を醸す仁王門付近

場所はこの辺り。

 

この日は食べていないが、竹善料理が有名らしい。

www.shinpukuji.com

子供の頃は祖父と夜な夜なタケノコ狩りに行ったほどのタケノコ好きとしては気になる所だ。

 

さてさて、真福寺の仁王門前にやってきたところからスタート。

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ちょうど私がついた時には、この紫の幕をお寺のご一家(だろうか?)が張っているところだった。

きっと正月にはこの幕を張っているのだろう。ああもう年末だなあと私が最も好きな時季であることをしみじみ噛みしめる。

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ちなみに、真福寺594年に創建されたとされ、1151年、1410年と2度の火事に見舞われているようだ。この仁王門は、1494年に再建されたものだという。

世は戦国時代だったわけで、かれこれ500年以上の年月が経っている。

 

さらっと書いたが、594年の創建ってすごいよね。

大化の改新よりも50年前、飛鳥時代だ。それもそのはずで、現存する寺院としては三河最古ともいわれているようだ。

 

そして、仁王門をくぐるとこの階段である。

おやおや、これは良い雰囲気ではないか!?当たりの雰囲気ではないか!?とテンションが上がる。

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辛い階段がある神社・寺院は基本的に外れがない気がしている。(当社比)

 

この階段脇に並んでいるお地蔵様すべてに、暖かそうな編み物が供えられていた。

最近コペンでオープンにしているときは同じ格好をしているな…。

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物部真福と聖徳太子

いよいよ本堂に向かう途中、こんな空中回廊が出現。珍しいつくりだが、これで山と山の間をすっと移動できる。

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さて、真福寺のルーツに話を戻そう。

物部真福が、父 物部守屋のために建てることを聖徳太子に願い出たことがきっかけで594年に創建されたといわれている。

 

このエピソード、調べるほどに納得がいかない…と思っている。

 

村積神社の記事でも述べた通り、物部守屋は仏教を広めることについて反対しており、聖徳太子はもちろん、蘇我馬子と対立していた。

大阪にある四天王寺は、聖徳太子が「物部守屋潰したら建てるぞ…!」と宣言したのちに建てられた寺である。

 

もちろん、物部氏はこの争いに敗れ都を追われる。

 

www.shitennoji.or.jp

 

四天王寺の創建は593年。

そのわずか1年後に守屋の息子から親父のために寺を建てたいなんぞ言ってこようものなら、「立場分かってんの?」と詰められるだろうし命の保証もないだろう…。

 

実は聖徳太子蘇我氏側と繋がっていたのだろうか…そもそも神社や寺を建てるほどであるから真福は父親と違って崇仏派(仏教賛成派)だったのかもしれない。

しかし、なかなか物部真福の情報は少なくはっきりとはしない。

 

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(でっかい門松!)

 

まあ、古代の歴史ってどこまでが事実かがなかなか分からないところにロマンがあるよね。

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実は聖徳太子は無関係に自力で建てたかもしれないし。

そんなわけはないか?

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1400年以上も前、一体どんな思いで真福はこの真福寺を建てたのだろうか?

というか真福!あなたがそもそもどんな人なんだよ!と気になって仕方がない。

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しかし、こんなにものどかでひっそりとしたお寺に、日本史の中でも大きな宗教戦争であり権力争いの背景があったとはとても思えない。

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そして、もう少し古代の歴史に触れてみたいなと久しぶりに思う。

案外身近な所にこうした古代の歴史に結び付く場所があると思うと、やっぱり歴史は面白い。

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と、久しぶりに歴史熱を温めてくれた真福寺を後にするのであった。

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あっさりと懐かしい味噌ラーメン 次男坊

さて、せっかく名古屋圏にいるので味噌ラーメンでも食べるかとこちらへ。

 

味噌ラーメン!いや~これが旨い!!!

 

最近の味噌ラーメンはこってり系も多いが、これは赤味噌ベースでとてもあっさり仕上げられている。赤味噌の味噌汁をラーメン風に仕上げているような。

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でも、それでいて物足りなさはないというバランス。

しかも、スープがあっさりだから分厚いチャーシューがまあ合うんだなぁこれが!!!

 

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ちなみに、平日ランチはご飯無料でつきます。

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ということで岡崎周辺巡りはひとまず終わり。

 

では、本日はここまで。

 

愛知県岡崎は村積神社でミニハイク

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愛知県という場所は、私にとっては全く馴染みのない土地。

ところがどっこい、結婚した都合もあって年末は愛知に行っていた。

 

合間を見つけて愛知の神社・寺巡りをしてきたのでご紹介。

 

 

凄まじい急登を越えて

三河富士とも呼ばれる村積山。その頂上にあるという村積神社。

 

山の頂上にある神社ってそそられる。そそられない?

 

しばらくはこんな車道を歩いていく。

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釣り堀池だって。そんな池があるんだなあ。

キャッチアンドリリース必須との看板もあった。

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弱い光にうっすらと照らされるシダ植物、いい感じだ。

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根っこもいい形。

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こういうのを見ると坂を上がる元気も湧いてくる。

好きなんだなあこういう陰影の出方。

 

写真からは分からないが、結構な斜度がついている。

マイケル・ジャクソンの斜めのやつが余裕でできる。

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おや常緑樹さん、ご声援ありがとうございます。

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深緑の中頂上に鎮座する姿に見とれる

んんん???これは…彫られている…のか?

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この謎の彫刻が見えると、ついに神社の登りへの入り口。

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あれ!これ岩じゃなくて土だ。ぽろぽろと削れてしまう。

よくあの彫刻は残っていたな。

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さすがに息が切れる登山道という感じで、ふうふうとしっかり息を吐く。

昔、実家の近所の山道具屋さんに、山もクライミングもしっかり息を吐き切るのが大事だぞと教わったのをこういう時に思い出す。

 

そうなんだよね。息を吐き切れば勝手に吸うから。

 

そんな昔話を思い出しながら歩いていると、ついに鳥居が見えた!

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かっこいい登場の仕方じゃないですか!

 

ここ村積神社が創建されたのは、推古天皇の時代と言われている。

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創建に関わったのは、大和朝廷の有力者だった物部守屋の次男 真福(まさち)といわれている。

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大陸から仏教が伝来した際、がんがん導入してこうぜ派の聖徳太子蘇我馬子に対し反対し、対立したのが物部守屋だといわれている。

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物部氏はこの対立で都を追われ、物部守屋の次男 真福は三河にたどり着いた。

そこで、真福寺とここ村積神社を創建したと言われている。

 

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なぜ真福はここ村積山を選んだのだろう。

三河富士と呼ばれるくらいだから、形も綺麗だってことで信仰の対象になっていたのだろうか。

 

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ちなみに、真福って絶対「まさち」って読めないよね。

こんなに打っておきながら、毎回「しんぷく」って読んでる。

 

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あれ、本堂の奥に行ける場所がある。

 

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わお展望台だ。岡崎の街が一望できる。

ここを目当てに登ってくる家族連れもいたので、地元ではそれなりに有名なのだろうか。

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ということで、次回は真福が建てた真福寺に向かう。

 

本日はここまで。

 

 

ドッグラン初めは船橋アンデルセン公園で

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ヴェルナーと共に里帰りしていた正月だったわけだが、飼い主の正月太りも気になる所。

あの船橋アンデルセン公園にもドッグランができているので、正月早々行ってみた。

 

 

いつの間にか超人気スポットになった場所へ

いまや千葉県民以外にも名前が知られる超人気スポットになったアンデルセン公園。

子供の頃はよく遠足で行ったりとなじみ深い公園。

 

知らぬ間に人気スポットになってしまって。

そして、知らぬ間にドッグランも出来ていた。

 

しかし、あくまでアンデルセン公園とは別施設という事で、駐車場代と施設利用料のみ支払えばよい。

アンデルセン公園の入場料は要らないのだ!!!ありがたい!

 

www.park-funabashi.or.jp

 

でも、アンデルセン公園自体は愛犬とは入れないのでご注意を。

 

受付で必要書類を記入して、300円(安い!)を支払い入場。

駐車場は500円なので、合計800円で利用できるのは非常にありがたい。

 

ということでやってきた。

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ここは小型犬専用ゾーンで、他に大型犬用と無差別級ゾーンの2つで計3エリアある。

 

これで800円はありがたいなあ!森林公園とも全くそん色ない広さだ。

犬の鑑札と狂犬病の注射済み票の装着は必須なのでお忘れなく。

 

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新年一発目のドッグランいかがですか?

 

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こちらおニューのセーターでございます。

「俺のセーターと同じくらいなんだよな…」と値札を見て呟いたのは記憶に新しい。

 

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良い感じに楽しめてそうだね。

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成長とともに

ついにヴェルナーも11か月ということで、来月にはいよいよ成犬。

はやいなあ。

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最近は成長と共に甘えん坊具合も加速している気がする。

 

ドッグランで他の犬が私たちのところにやってきて可愛がられていると、

めちゃめちゃ嫉妬してくる。

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やたらに身体をこすりつけながら、「僕も撫でてよ」と言わんばかりに存在をアピールしてくる。

 

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だいぶ大人っぽい表情も見せるようになってきたのになあ。

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そんなことない?

 

いやいや。だってすぐに飼い主を見失うとそわそわしてますよ最近。

 

↓必死に飼い主を探すヴェルナー氏。

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では、引き続きヴェルナー共々今年もよろしくお願いいたします。

 

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