ごみと青い岩

BT5 アウトバック X-BREAK(D型)がやってきたので愛犬とピクニック

 

いよいよやってきたぞ、アウトバック

ということで今回はワクワクの納車後レポート。

 

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タフさとスポーティさと流麗さのバランス

もう何も言うことがない。カッコ良い。カッコ良すぎる。

この見た目、最近の車としては珍しさや斬新さは無い。

しかし、BHレガシィのランカスターで育った人間には、この車を令和に蘇らせたようなカッコ良さを感じる。

 

アメリカ市場で鍛えられてきたタフさも身に着けた。

それでいてスポーツワゴンの雰囲気も残しながら、サイドは伸びやかなデザインで流麗さもある。

間違いなくこれはレガシィだ。

 

 

色々付けてしまったオプション類

何だかんだで結構オプションをつけてしまった。

前後の下回りを締めてくれるバンパーガード。

お馴染みのドアハンドルプロテクター。

結構お気に入りのピラーデカール

そして、カーゴステップパネル。アウトバックでは樹脂のパネルを付ける人が多いが、あえてメリハリを出すためにステンレスにしてみた。

洗車の時に役立つ後席のステップガード。

これがまたルーフの水滴を拭くのに役立つ。

付けるか分からないがルーフボックス内の載せおろしにも役立ちそうだ。

 

頼れる相棒としてジワジワと伝わる「良さ」

何だかんだで既に300キロほど走っているのだが、走り味もストレスが無い。

本格SUV(というよりクロスオーバーな感じだが)にありながら、加速やハンドリングも良く頭の入りの良さに驚く。

レヴォーグと比べればスポーティさは薄まるが、退屈しない。なのにカーブが連続するところでもフラットで乗り心地もしなやか。

レヴォーグに初めて乗った時、どっしりとしたハンドリングや硬い脚によるロールの無さ、ドカッと来るパワー等分かりやすい良さに興奮した。

しかし、アウトバックはじわりじわりと「ああ買って良かったな」と満足感がしみ出してくる。

外見だけでなく、間違いなくこれはレガシィなんだな。

「スバルのフラッグシップだから」とか、そういう理由で選んだわけではない。

 

最近のレガシィの中では外も中も含めて、最もレガシィらしさを感じたから欲しくなった。それは間違っていなかったと思う。

 

ヴェルナー氏も乗り心地には大満足な様子。

 

我が家の頼れる相棒としてこれからよろしくお願いします。

 

ということで、本日はここまで。

 

 

松代藩校と真田邸で真田治世を体感する

松代地下壕から始まった松代の町散策。

それもいよいよ今回で最後。

 

今回は松代藩時代の名残、すなわち真田家が治めていた時代の名残を巡っていく。

 

 

 

当時の建物がそのまま残る松代藩文武学校

最初は松代藩の藩校、文武学校だ。

www.sanadahoumotsukan.com

 

そもそも真田家と聞くと上田のイメージが強いのではと思う。有名な真田幸村やその父の昌幸は、関ケ原の戦いで西軍となり、大阪の陣で伝説的な活躍を果たす。

一方、兄の信之は東軍となり真田家は分裂。関ケ原の戦い後に上田藩主となるも1622年に松代へ移るよう命ぜられ、以降幕末まで真田家がこの地を治めることとなった。

250年もの間この地を治めていたのだから、今の松代の町はその時に礎がつくられたといっても過言ではない。

 

中でもこの文武学校は、教育県と呼ばれるようになった長野県全体にも影響を与えているのではないだろうか。

門をくぐると敷地の中に教室棟である文学所や、武道場も備わる広い空間となっていた。

 

まずは文学所へ。

どの建物も1855年に開校した以来のものだというのだから驚き。

しかも、途中は尋常小学校、小学校の校舎としても使われていたのだという。

こんな所で学べるなんてなんと幸せなんだろうか。

でも、冬は寒いだろうなあ。

 

美しい弓術所。実際に使われている方もいらっしゃってびっくり。ささっと写真だけ撮って移動。

他の場所を見学していても、ここから矢が的に当たる音が響いてくる。

きっとこんな音を聞きながら講義を受けていたんだろう、そう感じさせてもらえて非常に素晴らしい。

 

こちらは槍術所。いやあこの天井の高さと梁の素晴らしいこと。

これだけ天井が高ければ槍を振り回しても気にしなくていいな。

 

いやいや、時代は砲術だよ兄貴!ということで男心をくすぐる砲術を学べる場所もある。実際に銃を持って画面上の的に照準を合わせる。

これが重くてまあ大変。

しかし、なかなかモデルガンでも触れられる機会も少ないしとても楽しかった。

 

 

リアルな御殿建築を体感できる真田邸

文武学校を出てからふらふらすると、またしても気になる建物を発見する。

こちらは9代藩主幸教が、義理のお母さんのために建てた御殿。

明治以降、伯爵となった真田家の人々が暮らした建物にもなったようだ。

個人的にすごく興味深かったのは、御殿建築と呼ばれる建物の特徴。

御殿には、来客時に使う部屋や仕事で使う部屋がある「表」と私的な空間である「奥」に分かれた造りになっているという。

 

まさにこの戸から先が「奥」。表では上の写真のように枡形の柄が引き戸や壁に描かれているが、奥には松などが特徴的な柄に変化する。

ここも奥の間の一つ。天井が昔の団地にありそうな柄になっている。

こうしてオンオフを物理的に切り替えていたというのも、現代人には良いヒントになりそうだ。在宅仕事は特にオンオフの切り替えがしづらいし、こうして物理的に仕切ってみたいものだ。

それにしても江戸時代から残る建物は、纏う雰囲気もやはり違う。

実際に使われてきた建物だからこその重みと、激動の時代を耐えてきた深みのような。

歴史を知るからこそ勝手に脳内で補正をしてしまうだけかもしれないが。

門をくぐり外に出る。

 

もうここだけ切り出したら江戸時代だな。

とてつもない満足感と充実感を感じながら、松代での予想外の長時間滞在に少しだけ焦る。

しかし、一日歩き倒れても飽きない素晴らしい場所だ。

 

まだ行けていない場所にもまた行ってみたい。

 

では、本日はここまで。

 

 

秋の松代まち歩きと象山神社

 

前回、長野県は松代町にある地下壕を探索した。

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あとはぶらっとしてさくっと野沢温泉を向かおうと考えていた。

だが、想像以上に見どころが多くほぼ半日以上を過ごしてしまった。

ここからは松代の町スポットを次回と合わせて綴っていく。

 

 

常山邸で今年初めての紅葉に見とれる

地下壕から町の中心地へ向かう途中、気になる場所を見つけてふらっと入ってしまう。

 

www.matsushiro-kankou.com

 

ここは、山寺常山という藩士のご自宅。鎌原桐山、佐久間象山と合わせて松代の三山と称されているらしい。

そんなに山ばっかり名前に付ける人が集まるのも珍しいよな。

それにしても庭園が美しい。紅葉と芝の緑のコントラストが非常に美しい。

ここまで色濃い紅葉は今年初めて。

庭園内には蔵も残っていたが、中は写真展が開かれていた。

山に囲まれたこの地は、相当に冷え込みも厳しいのだろう。

もみじもいちょうもとても濃く色づいている。

 

佐久間象山を祀る象山神社

常山邸を後にしてまたふらふらとしていると、何だか綺麗めな神社に到着。

その名も象山神社

 

zouzan.net

 

あの佐久間象山を祀る神社とのこと。

神社まであるのかと恥ずかしながらここに来て初めて知った。

創建は昭和13年と新しいが、神社建立計画は大正2年から存在した模様。

やはり地元長野の方々が中心になって建立されたとのこと。

時代を越えて長野の人に愛され尊敬を集めていたことが良く分かる。

神社自体は特別な何かがある訳ではないが、象山先生の銅像があったりと彼が地元の誇りとして存在し続けていることがよく伝わってくる。

平日の静かな境内を散策し、お昼ご飯を求めてまた歩き出した。

 

絶品定食の「しんこきゅう」へ

少し地下壕方面に引き返してこちらの「しんこきゅう」さんで昼食を頂く。

 

hitosara.com

 

こちらの特徴は選びきれないほどのおかずメニューから、好きなものを何品か選んで自分好みの定食を頂けること。

 

私はメインのおかずを塩こうじチキンの定食にして、さといもコロッケや枝豆のサラダ、シフォンケーキなどを選択。

塩こうじで柔らかくジューシーにされてしまったチキン。程よい塩とさっぱりめな味付けがとても美味しい。

ほくほくで甘みも感じられる里芋コロッケ。最高に美味しい。

もっと身近なところでも食べられる所があって欲しい…。

そして、締めはシフォンケーキで。

フワフワでほんのりと香るチョコ。そこを酸味で締めてくれるジャム。すべてが合わさってとても美味しい。


あれ、松代めちゃくちゃ良い所だな…。

 

こうしてまだまだ松代で散策が続くのであった…。

 

では、本日はここまで。

 

大本営移転計画の名残 松代象山地下壕へ

 

ディズニーランドの次の記事がこれなのか、と自分でも呆れてしまう。

11月に長野旅行へ出かけてきたついでにディープな場所をたくさん回ってきたため、しばらくは長野スポットが続いていくことを宣言しておきたい。

 

第一弾はずっと行ってみたかった松代地下壕。

第二次大戦末期、皇居を筆頭に大本営、その他政府機関の中枢を移転しようとした計画が存在した。その移転先が、松代の地下に掘られた地下壕だった。

 

 

大本営移転計画という狂気

場所はこちら。「象山」というワードを聞くと、佐久間象山を思い出す。

実際松代出身の彼が、この地下壕が掘られた山の名前をとって自身を「象山」と名乗ったのだという。

長野市の公式ページはこちら。

www.city.nagano.nagano.jp

 

地下壕と言えば、数年前に千葉県館山市の赤山地下壕へ行ったことがある。

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現地を訪れた時にとても感動したことを覚えている。果たして今回はどうだろうか…。

 

そもそも今回訪れる松代象山地下壕は、東京から200キロほど離れたこの地に首都機能をそっくりそのまま移そうというとてつもない計画で工事が進められたものだ。

matushiro.la.coocan.jp

 

本土決戦を見据えての計画だったという。

しかし、国民を地上に残したまま自分たちは地下に引きこもるというのは、追い込まれた人間たちによる常軌を逸した判断のように思う。

 

確かに政府機能が無くなったら国家として成り立たないというのは分かるが、そうまでして続ける戦争にもはや大義もなにも無いだろう…と思ってしまう。

 

本当にこの地下壕たちが役割を果たすような世界線だった場合、日本本土は隅々まで戦火に焼き尽くされていたかもしれない。

 

城下町の風情が残る街を歩いて

そんな地下壕を目指し、無料駐車場へ車を停めて歩き出す。

まち全体が城下町の風情を色濃く残しており、地下壕に着く前にかなりテンションが上がる。

この稲荷神社もいい雰囲気。

左右住宅に囲まれる鳥居たち。

本当にのんびりとした時間が流れていてとても気持ち良い。

本当にこの先に地下壕があるのだろうか。それも、政府機能を移すような大掛かりな地下壕があるなんてとても想像ができない。

 

豪内の広さに圧倒される

現地に到着してから入豪料を支払い、ヘルメットをお借りして中へ入る。

”長野県”の文字に心が躍る。公式調査みたいでカッコ良い気がする。

ついに入口へ。

まだよくある地下壕や鍾乳洞の入り口という感じ。

しかし、ここからとてつもない規模感に圧倒されていくこととなる。

しばらく進むと車がぎりぎり2台交互通行できるような広さになっていく。

しかも先が見えない…。待て待て広過ぎないか…?

 

この地下壕は削岩機で穴をあけ、その穴に爆薬を仕込み爆破することで掘り進めたとのこと。そのため、ところどころにこうした穴をあけるためのロッドが刺さったままになっている。

松代が大本営移転先に選ばれたのは、地盤が頑強であることが理由の一つ。

たしかに房総の砂岩主体のものとは異なる。

非公開ゾーンをフェンス越しに覗くと、爆破して掘り進めた跡だからか岩石が散乱していた。

他にもトロッコの枕木を置いていた跡等が残っている。

公開されているのは500メートルだけだが、象山地下壕全体では10キロに及ぶという。

長さだけでなく、天井の高さと横幅の広さは異次元。

本気で政府機能をここに集約しようとしていたことがよく分かる。

地下壕から出て象山を見上げる。

この中にあれだけ広大な地下壕があるということが、未だに実感できない。

もし本当に地下壕が使われていたとしたら、泥沼の本土ゲリラ戦となってさらなる悲劇が繰り返されていたかもしれない。

この地下壕を計画した人々も真剣に日本のことを思っていたことには変わりないのだろうが、あまりにも現実離れした計画であることが実際に現地を見て思った次第。

 

追い込まれると正常な判断ができなくなってしまうということなのだろうか?

 

いずれにしても、少しでも興味がある方はぜひとも現地を訪れてみて頂きたい。

地下壕そのものの規模に圧倒されつつ、計画の狂気さも同時に突きつけられるそんなスポットだった。

 

では、本日はここまで。

 

夜のディズニーランドをX-T5で楽しむ

 

 

前回に続き、夜のディズニーランドで撮影を楽しむ。

 

 

パレード前にぶらつく

ディズニーランドの夜と言えば、エレクトリカルパレード

パレード開始までは時間があるため、周りをぶらつく。

 

お、あれはメリーゴーランド。

チルトモニターがあるとこういう遊びもしたくなる。

もっとメリーゴーランドやコーヒーカップで遊びたかった(撮影的に)のだが、もう一つ行きたい所もあり足を進める。

 

そこは、蒸気船マークトウェイン号。結局、絶叫系のものよりこういうのが一番なのだよ。

夜は、船長の鼻歌が聞こえてきたり、ヒーリングミュージック的なのが流れていたりと癒しの空間になっていた。

 

また夜に乗りたいなあ。

 

エレクトリカルパレードの楽しみ方

マークトウェイン号に癒された後、いよいよパレードが開始される。

おおおめっちゃ撮れるな。

これだけの暗さでこの肌の質感まで出せるのか。

まあこれはもはやT5の凄さというより、カメラの10年分以上の技術革新差に驚いているだけな気もする。ペンタックス使いとして…。

これだけ撮れると超楽しい。もっと寄りたくなる。レンズが欲しくなる。

でも、これ以上望遠はまあまあ使いにくい。スナップも含めてだと、結局56㎜近傍が限界かなあとも。

月が綺麗ですね(意味深)。

 

ということで、パレードの素晴らしさも含め大いに楽しんだ。

ずーっと変わらないショーだが、飽きも感じさせずどこかほっとするような安心感と高揚感もある。

このパレードにこそ、ディズニーの凄さや強さが詰まっている気もする。

 

また違うレンズで

ということで、撮影も含めてはしゃぎまくった一日だった。

これは、また違うレンズで色々な撮り方をしてみたいなあ。

2回に分けて綴ってきたX-T5でのディズニー撮影記は終了。


次回以降は通常運転に戻る予定です。

 

では、本日はここまで。

 

久しぶりのディズニーランドにX-T5で挑む

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4年か5年ぶりくらいにディズニーランドへ参戦することとなった。

ぞんぶんにT5で撮り楽しむぞ!とウキウキで前線に足を運んだ。

 

結果、やっぱり買って良かったT5!となった1日。

今回は2回に分けて綴る。

 

 

朝日が輝かす美しさ

最近、神社仏閣巡りに行けていないのだが、存分にT5で撮影できる機会が多くそれはそれで嬉しい。

 

ディズニーランドは普段撮らないような人物やキャラクターも被写体になるし、ランドそのものにプラスして撮影体験としても楽しみが増える。

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入園待ちですらも56mmだと結構色々なものが撮影できる。

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朝8時。まだ朝日と呼べる太陽が人や建物に光を当てて美しくしている。

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そして、初めて来た美女と野獣エリア。作り込みが相変わらずすごい。

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お城の内部もこの通り。

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そして、美女と野獣のアトラクションは噂通り凄い満足感だ。

朝一でこれに乗るととても幸せな気分になれる。

 

ほろ酔いでパレードを撮る

良い感じにテンションを上げてパレードに続く。

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シャッターを押す指も軽い軽い♪

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何故かというと、ほろ酔いだから。

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日差しは暑いが風は涼しくて気持ち良い外。こんな時、飲まなくていいわけがない。

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味濃いめのおつまみたちをお供にして、飲んで食べて撮って。

素晴らしいの一言に尽きる。

 

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ダンサーさんたちの行進。

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表情が素晴らしくてついついシャッターを切る。やっぱり56㎜持ってきて正解だったなと心から思う。

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このグーフィーはぐったりしているのではなく、お化けに操られているだけ。

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そして、絶対の君主ミッキー様登場。ひと際歓声が大きくなる。

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後にはミニー様が続く。

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これだけ逆光にもなる中で粘ってくれるし、色味も派手過ぎず写ってくれるのはとてもありがたい。

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パレード中は好きなように動けないから余計にこの画角が得られるのはありがたい。

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パレードと撮影とビールを楽しみ終えると、もう日が傾きだしていた。

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日が傾く中で

XF56mmのボケの美しさは、何枚もこういう写真を撮らせてしまう効果を持つ。

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だから、ついつい開放のまま撮ってしまう。

 

このシンデレラ城も開放で撮っていて非常に後悔した。でも、開放でこれだけ写ってくれるのもすばらしい。

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ほら、また撮ってるよ。

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日が傾くと同時に、少しづつ明かりが灯っていくディズニーランド。

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これは、T5の高感度耐性を活かせるチャンスだ。

ウキウキで夜の撮影を待つのであった。

 

次回に続く。

 

では、本日はここまで。

 

 

 

Japan Mobility Showを振り返る~乗用車編~

 

前回、商用車や軽自動車を振り返ったが、いよいよ乗用車編に入る。

乗用車編は盛りだくさん。事前に宣言しておきます。

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SUBARU

今回、注目を浴びたコンセプトモデルの一つと思われるAIR MOBILITY。空飛ぶ車というのはやはりまだまだ非現実的だが、このコンセプトモデルはきちんと飛べるようだ。

モーターショーからモビリティーショーへ名称が変わった今回、航空機メーカーが元祖のSUBARUがこれを出すことは大きな意義があると思う。

しかし、前から見た姿はまるでUFOだ。

UFOの下にはEVのスポーツコンセプトが鎮座。人が多くて隙間から失礼。

あまり話題にならなったが、旧車のようなフォルムのこのコンセプトとても良かったと思う。マツダのICONIC SPの流麗さとは対照的だが、レトロな雰囲気と昨今のスバルデザインであるボルダーの雰囲気が合わさって良い感じだと思う。

どんな形で実車に反映されてくるか楽しみだ。

 

レイバックもしっかりといたぞ。

あとはスバルスターズが美しかったです。

www.subaru.jp

 

TOYOTA

トヨタはブースがたくさんあったため、気になったもののみ抜粋。

 

FT-Seと呼ばれるEVスポーツ。これカッコ良すぎませんか。

まるでル・マンのレースカーをモディファイしたようなスタイリング。

GRバッジが付いているという事は、あくまでトヨタブランドとして出すつもりなのだろうか?

レクサスで出そうな雰囲気だが…。

ピュアなスポーツモデルという位置づけが強そうだから、やっぱりレクサスとはキャラクターが合わないのかも。

それにしてもこれどこかで見覚えが…。

 

そうだ!モリゾー社長(当時)が”すしざんまい”してた時に後ろにいたやつだな!

global.toyota

 

こういう連続性が、トヨタのコミット力の強さをアピールすることにもつながっていると思う。

 

最後にランドクルーザーSe。写真これしか撮っていなかったけど、レンジローバー風味を感じられてカッコ良い。

最近のトヨタはもうこのまま出してしまうのでは、という近未来感全開のデザインで出してくるから、早くも登場の姿を見れた気がしてウキウキする。

今後も個体電池の実用化含め目が離せない。

 

NISSANMITSUBISHI

日産軍団はもう浮世離れし過ぎてついていけなかったが、とりあえずGTRの後継的モデルが示されて一安心。買えないやつが何を言ってるんだか、とも思うけどオタクとはそういうものだ。

一方、もはや魔改造の域に達しているような現行GTRも展示されていた。

さすがニスモバージョン。ありとあらゆるところにカーボン盛沢山。

こんなにカーボンマシマシなんて破損が怖くて公道走れない…。

そんなもの恐れない(財力的に)人が乗れるステータスカーという感じ。

 

三菱は新型トライトンがめちゃくちゃカッコ良い。

この動画を観たら何だか欲しくなってしまう。

 

HONDA

さて、トヨタ・日産軍団の次は独自路線でひた走るホンダ。

 

相変わらずホンダのカッコかわいいデザインは、EVとのマッチングが良いと思う。

そんな中で登場した新型プレリュード。デザイン的にどうしても”ヤツ”の影がちらついてしまう。

 

 

でも、実物はプリウスよりも断然スポーティ。

見慣れてくるとプリウスってよりポルシェだな…という感想になってくる。

でも、ルーフからテールランプにかけての滑らかな傾斜など素直にカッコ良いなと思わせるホンダらしさがあると思う。

しかし、今のホンダになぜこういったプレリュードが必要なのか…それは正直良く分からない。

「カッコ良いんだよ。でも、それ本当に売れるんだろうか…。」とどこか心配になってしまうのが最近のホンダ。

 

プレリュードとホンダに栄光を。

 

そして、今回の目玉のアフィーラを撮り忘れていた…。

ホンダの前に自分の心配をしなさいという神のお告げ。


MAZDA

そして、今回のモビリティショーでは間違いなく目玉のICONIC SP。

コメントは何もいらないだろう。

こんなにオタク心をくすぐりながらも、美しくカッコ良いと思える車があるだろうか。

フロントのリトラクタブルが話題になりがちだが、このリアのカッコ美しさに私は惹きつけられた。

間違いなく歴代コンセプトカーの中でも上位に食い込む存在だと思う。

 

そして、その裏にコイツを置く憎らしさ。やっぱりマツダはクルマ好きのことをよく知ってるよね、という共感をこれでもかと植え付けてくる。

 

BYD

さて、日本勢に並んで物凄い人だかりができていたのが中国のBYD。

ヨーロッパなどを中心にこのドルフィンが売れている。今回のモビリティショーで特に見たかったブースの一つ。

なんせ実車を初めて見るのだから。

外見はほどほどの高級感で値段不相応とは思わないけれど、カラーリングも含めて良い意味で自動車感が無い。

積極的なツートンカラー使いや、内装もテカテカのカラーパーツが使われていたりする。

 

さらに驚いたのは、セレクター周り。これは分かりづらいような…。

しかし、こういった斬新なつくりが今までの自動車に興味を持たなかった人たちの購買意欲を刺激するかもしれない。

ヨーロッパで売れているのは、EUの政策的失敗もあって安価なEVとして売れてしまったからという面もある。

 

正直、日本もその方向に入りつつあり不安だが、ここは我々日本勢の踏ん張りどころでもあるだろう。

 

これからの自動車

EV化は前提に自動運転等の付加価値をどうアピールするのか、という所がポイントとなっていたような今回のモビリティショー。

各社様々な方向性が示されていたが、今までの車たちが何故愛されてきたか?という本質に立ち返ることが非常に求められているような気がする。

姿や形、存在意義すらも問われるこれからの”クルマ”。私も業界人の一人として、改めてそれを痛感させられた1日だった。


では、本日はここまで。