ごみと青い岩

足助の町並みとまさかの出会い

年末年始は愛知で過ごしていたため、ついに念願の足助の町に行くことができた。

予想外にも明治~昭和初期の雰囲気に触れることができた。

案外こういった場所は少ないため、大満足な訪問となった。

 

 

 

明治~昭和初期の雰囲気を楽しむ

尾張三河と信州を繋ぐ伊奈街道の中継地の役割を果たしてきた足助。

重要な交易品だった塩を積みかえる拠点でもあったという。

www.tourismtoyota.jp

 

場所はこちら。

 

実のところ、現地に着くまでは以前に訪れた長野県の奈良井宿のようなイメージを持っていた。

blue-rock53.hatenablog.com

 

しかし、実際に来てみると江戸時代の雰囲気というよりは、どこか明治や昭和初期のような雰囲気を漂わせていることに驚いた。

東京の明治~昭和初期頃までの街並みの写真で見かけるような、江戸末期の建物と近代の建物が混在した町並みが広がっていた。

1775年に町のほぼ全域を焼き尽くすような大火が発生してからは、建物の外側を漆喰で塗り固める塗籠造りが主流となったとのこと。

確かにどの建物もしっかり軒先まで塗り固められている。

この路地は名所ともなっているようで、観光客がたくさん歩く。

確かにこれは素晴らしい路地だ。この白塗りの壁に囲まれた路地は、令和の時代であることを忘れてしまうような非現実感がある。

路地からメインストリートに戻る。江戸時代まではまさにこの道が伊那街道であり、たくさんの馬や人が行き来していたのだ。

明治以降、道が付け替えられて徐々に人や物の流れから切り離されていった。

 

しかし、それがこの景観を守ってきた要因であることは間違いないだろう。

 

 

カフェー建築との予期せぬ出会い

これは別件で東京のスポットを回って記事にしてみたいと思っていたのだが、予期せず足助の町で出会ってしまったため書き残しておきたい。

 

カフェー建築というのを耳にされたことはあるだろうか?

 

withnews.jp

 

政府も半分公認で売春が行われていた地帯のことを指す、いわゆる「赤線」の建物のことだ。公認といっても黙認に近い状態だったため、あくまで「カフェの店員と客との自由恋愛によるもの」という建前が一般的に存在したのだとか。

 

そのため、「カフェー」だと分からせ呼び込めるようにタイルや柱や装飾に曲線を入れたりといった独特な雰囲気を持つようになった。

 

というのをいつか自分の目でも見に行こうと下調べをしていた矢先、足助の町でこの建物が目に入った。

小窓の配置からこれはカフェーというよりは花街の名残のように感じたのだが…

その先にこの建物がいた。これは見事にカフェー建築なのではないか…!?

まさかここでそんな出会いがあるとは!!!

東京でも続々と姿を消しているというカフェー建築。

アサヒビールの看板は、カフェーの役目を終えた後に飲食店として活用された名残なのかもしれない。

 

この窓といい、一階のタイル張りや曲線といい条件は満たしているが果たして…。

 

↓こちらの個人ブログで一応カフェーであった証言がえられたと記載がある。これくらいしかネット上には情報が無かった。

https://gionchoubu.exblog.jp/32119345/

もう少しこの領域も勉強してみたいものだ。

 

とまあ本来もっと見るべきところがあったように思うが、今回はそんな見どころ満載な足助の町並みをお伝えした。


ぜひ愛知を訪れた際はお立ち寄りを。


では、本日はここまで。

ありがとう、レヴォーグ。

 

アウトバックがやってきた様子をルンルンで綴ったこの回。

blue-rock53.hatenablog.com

 

もちろん、アウトバックがやってきた裏側ではレヴォーグとの別れもあった。

 

レヴォーグがやってきたときの記事はこちら。

blue-rock53.hatenablog.com

 

本当はレヴォーグも最後の撮影に行こうと思っていたのだが、どうしても別れが辛すぎて行けなかった。

f:id:blue_rock53:20190616190113j:image

最初のマイカーを手にした4年前。

運動性能やハンドリングの良さというスポーティさと、広い荷室を備えた使い勝手が両立されたパッケージングに感動した。

 

3万4千キロで購入してから、ちょうど6万キロを走破。

 

運転していてとにかく疲れない車だった。ステアリングに素早く反応するくせに直進はどっしりとした安定感を見せ、アイサイトとの組み合わせで本当に疲れなかった。

 

しかし、ビルシュタインの脚が非常に固く、大きめの段差では底付きしてしまう時もあった。同乗者にはあまり優しくない乗り味だったが、それが走行時の安定感にもつながっており、ワインディングでもガンガン走っていけた。

 

現行のレヴォーグよりも明確にスポーツ性を重視した車で、レガシィツーリングワゴンの正統な後継車という感じだった。

現行レヴォーグはラグジュアリー性が加わってスポーティさは少し薄まった。

この尖ったスポーティさこそがVMレヴォーグの魅力だと思う。

 

20代前半の愛車をこの車にしたのは正解だったな。

コペンとこいつの2台持ちを経験できたのは非常に贅沢だった。

スポーティ寄りな車は十分に楽しめたからこそ、アウトバックに決めることができたと思う。

 

愛車遍歴の1ページ目に加わってくれてありがとう!

逆にまだまだ第一線級の魅力を持つVMレヴォーグは、車にスポーティさと利便性両方を諦めきれない方にはおすすめの一台ですぞ。

 

では、本日はここまで。

 

 

 

年末年始をアウトバックと共に過ごす

 

年末に納車されたアウトバック君。

既に1600キロほど走行してしまっている。年末年始の帰省や親戚回りをしていたのだが、これまたこの車の魅力を感じさせてくれる旅だった。

blue-rock53.hatenablog.com

 

魅力の一つであるデザイン。

サービスエリアにとめた後、ついつい振り返りたくなる。

所有してみて改めて思うが、元々台数が少ないスバル車の中でもアウトバックはなかなか見かけない。それゆえに、自分の車を見つけた時には「あそこに自分の車がある」と、まるで1台だけスポットライトが当たっているような特別感がある。

 

しかし、デザインにゴージャス感やゴテゴテ感も無いから、変ないやらしさも無い。

そんでもって運転して全く疲れない。

満足感の塊ではないか。

 

その先の目的地では、おせちだけじゃ物足りないから、「お正月だし」という免罪符でここぞとばかりのご馳走を並べて食らう。

もう正月とか関係ないけど寿司とかもいっちゃうか。

ヴェルナー氏も色々な人間にかわいがってもらって大満足な表情。

 

そして、車好き同士の友との密会も。

同じはてなブロガーなんですな。

kikorin12345.hatenablog.com

 

趣向の全く違う2台。

レヴォーグとコペンだった時は、もう少しキャラクターも近かったのだけれどな。

またこうしたMT車を持ちたい。

そんな野望を抱かせるには十分すぎる車。

 

アウトバックで駆け抜け、家族や友と再会した年末年始。

こうした出会いや思い出をこの車と積み重ねていきたい。

 

では、本日はここまで。

 

初詣2024 初めてX-T5で臨む成田山新勝寺

 

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ということで、今年も1発目は成田山新勝寺の初詣の様子から。

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X-T5で臨む初の成田山

ここ2年ほどはX100Fで臨んでいた成田山の初詣。

今年はX-T5で撮りまくろう。レンズはXF56mmを選択。

 

夜明け前の成田山は非常に暗い。そのため、1年間の中でも最も高感度耐性を試さられる場所だ。

K-3を使っていた時は、5時頃のこの時間帯はほぼ撮影できなかった。

それが、同じAPS-Cでこれだけ撮れるようになってしまうのだから恐ろしい。

この日は直近の初詣の中では、まだ気温が高い方で5度くらいはあったと思う。

とはいえ、シャッターを切る指はかなりかじかむ。

 

やっぱりちょっと56mmは画角的に狭かったかなあ。かといって23mmは少し広い。そろそろ間の焦点距離も欲しい。

 

昨年はこの56mmをメインで使用してきたが、やはりラインナップをそろそろ充実させていきたいなあ。

新年早々、煩悩から始まる。良い年明けだ。

 

本堂から稲荷、参道へ

さて、お参りも済んだためたまには稲荷神社に寄りつつ、参道のお店巡りをしよう。

夜明け前の灯り。

寒いからかこの灯りにどうしても暖かみを感じる。

周りの暗闇に負けじと早朝から開けているお店は、活気もあってついつい立ち寄ってしまう。

毎年の通り、こちらの出店街で射的をして運試し。

そして、冷え切らせた身体に暖かいホクホクの食べ物を食らう。

こいつとかね。

やっぱりそろそろウナギもキメたい。

 

今年も無事に成田山の初詣で新年をスタートさせることができた。

波乱の年明けとなった2024年、毎年と変わらぬ正月を過ごせることに感謝しつつ、災害や事件事故に見舞われた方々には心よりお見舞い申し上げます。


では、本日はここまで。
改めて本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 




朝の野沢温泉で満腹散歩

 

前回は野沢温泉でほろ酔いになった夜の記事を綴った。

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今回は朝の様子を綴っていく。

 

 

まずは朝食で満腹に

この日はこちらのホテルで一泊。

nozawaonsen-h.jp

 

そうそう、温泉宿の朝食はこういうので良いんだよ!という感じの朝食。

しかも、本場のこいつもいる。ご飯はもちろんおかわり。

他のおかずと一緒に白いご飯をかきこむ。

幸せ過ぎる。

 

腹をぱんぱんにさせたところで宿をチェックアウト。

レヴォーグ君はこちらでお留守番。(この時はまだアウトバックの納車前)

 

温泉饅頭とゆで卵で追い込みをかける

11月でも冬と言っても過言ではない寒さの野沢温泉村

朝風呂からの満腹朝ご飯で火照った身体には少し心地よい。

 

軽バンとカブの組み合わせでこの景色は、ついついカメラを向けてしまう。

湯気立つ大湯。

この湯気を見ると食べたくなるものは…

 

そう温泉饅頭

お土産さんも営業している「フキヤさん」でアツアツを頂く。

フワフワのホクホクのモチモチ。

うまい…うますぎる…。

 

追加でもう一つ買い、食べながら再び麻釜の方へ歩く。

何故また来たかというと、この温泉ゆで卵を食べるため。

生卵を目の前の売店で買ってゆでる。実はメニューには笹団子もある(しっかり頂きました)。

朝食から休みなく食べ続けているのに今さら気づく。

 

 

色彩豊かな温泉街をゆく

紅葉シーズンジャストに来れたな。見上げるとこの色鮮やかさである。

満腹で歩くと非常にゆったりとした気分で歩ける。それは単純に眠いだけか。

雪のシーズンはここからスキー場に向かい、滑って冷えた身体を温泉で暖めたい。

 

至る所に見える路地と

趣のある建物。

いやはや野沢温泉はずっとスナップを撮っていられる場所だ。

 

お昼は集落にひっそりとある蕎麦処へ

たっぷり野沢温泉を堪能した後は、昼ご飯を求めて移動。

たまたま見つけた蕎麦処「浅葉野庵」さんへ。

野菜天ぷらとおこわがセットになった蕎麦を注文。

やべえ…薄めの衣がさくさくでたまらない。軽めで箸がどんどんすすむ。

 

こちらは手打ちそば。のどごし良くそばの香りも感じられてとても美味しい。

天ぷらでくどくなった口にこのそばをすすると、一気にさっぱりとして最高。

こちらがおこわ。山菜の香りが最高。

 

最初から最後まで食い倒れた野沢温泉旅。

帰りの道中、車内でふと香る硫黄の香りも余韻があって良い。

 

今年もお世話になりました

ということで、12月はほとんど長野旅で立ち寄った場所の記事を綴ってきた。

今年は2020年以来の高水準、45記事を書くことができた!えらい!

 

今年は何度か「はてなブログおすすめ」にも選んで頂いたおかげで、たくさんの方々にお読みいただいた。

 

相変わらず多ジャンル・気ままなブログでお届けしてきた2023年。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

来年は恒例の成田山初詣の記事でお会いしましょう。

 

では、本日はここまで。

 

夜の野沢温泉村でほろ酔い気分

 

さて、少々間が空いてしまったが前々回まで長野は松代の町を散策していた。

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しかし、実は本命の目的地は野沢温泉だったのだ。

予想以上に松代に長居してしまったため、野沢温泉には日が暮れてから到着したのだった。

 

 

外湯めぐりで身体をあたためて

野沢温泉といえば13の外湯が有名。

nozawakanko.jp

 

100%の天然温泉が蓄えられる風呂は、住民の共同運営で維持されている。

宿に荷物を置いて寒空の温泉街を歩き出す。

とりあえず麻釜(おがま)まで来てみた。

nozawakanko.jp

その昔収穫した麻を茹でていたことから、その名がついた。

今は地元の住民が野菜を茹でたりと、生活に欠かせないものとなっている。

 

すぐそばには湯沢神社が鎮座している。

 

古くから麻釜を使って暮らしてきた人々を見守ってきたはずだ。

 

では、私も茹でられに行こう。

こちらは滝の湯。他にもいくつか巡ったが、滝の湯はかなりの高温だった。

冗談抜きで本当に茹でられてしまった。

 

5分くらいしか湯に浸かっていない、というか湯に触れていることすらできない。

気合いで肩まで浸かっても皮膚がピリピリしてもたない。

 

おかげで身体はポカポカ。

ご機嫌で寒い野沢温泉の夜を練り歩けるようになったが、そろそろアレが欲しい。

 

湯冷めしないように酒を入れて

普段は飲まない私でも、温泉にくると飲みたくなる。

この日は平日という事もあって開いているお店も少ない。

しかし、この閑散とした温泉街の夜も良い。

たどり着いたのは大湯の近くのこちら。

最初の一杯をビール以外にしたのはいつぶりだろう。

無性にレモンサワーが飲みたくなる時がある。

 

そして、レモンの酸味を漬け物たちの塩味で打ち消す。

寒さが最高の調味料になるこいつ。

爆発した食欲は止まらない。男三人、食べる食べる。

美味すぎる。

これ以上の冬の幸せがあるだろうか。

まさに最高の一言。



では、本日はここまで。

 

 

 

BT5 アウトバック X-BREAK(D型)がやってきたので愛犬とピクニック

 

いよいよやってきたぞ、アウトバック

ということで今回はワクワクの納車後レポート。

 

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タフさとスポーティさと流麗さのバランス

もう何も言うことがない。カッコ良い。カッコ良すぎる。

この見た目、最近の車としては珍しさや斬新さは無い。

しかし、BHレガシィのランカスターで育った人間には、この車を令和に蘇らせたようなカッコ良さを感じる。

 

アメリカ市場で鍛えられてきたタフさも身に着けた。

それでいてスポーツワゴンの雰囲気も残しながら、サイドは伸びやかなデザインで流麗さもある。

間違いなくこれはレガシィだ。

 

 

色々付けてしまったオプション類

何だかんだで結構オプションをつけてしまった。

前後の下回りを締めてくれるバンパーガード。

お馴染みのドアハンドルプロテクター。

結構お気に入りのピラーデカール

そして、カーゴステップパネル。アウトバックでは樹脂のパネルを付ける人が多いが、あえてメリハリを出すためにステンレスにしてみた。

洗車の時に役立つ後席のステップガード。

これがまたルーフの水滴を拭くのに役立つ。

付けるか分からないがルーフボックス内の載せおろしにも役立ちそうだ。

 

頼れる相棒としてジワジワと伝わる「良さ」

何だかんだで既に300キロほど走っているのだが、走り味もストレスが無い。

本格SUV(というよりクロスオーバーな感じだが)にありながら、加速やハンドリングも良く頭の入りの良さに驚く。

レヴォーグと比べればスポーティさは薄まるが、退屈しない。なのにカーブが連続するところでもフラットで乗り心地もしなやか。

レヴォーグに初めて乗った時、どっしりとしたハンドリングや硬い脚によるロールの無さ、ドカッと来るパワー等分かりやすい良さに興奮した。

しかし、アウトバックはじわりじわりと「ああ買って良かったな」と満足感がしみ出してくる。

外見だけでなく、間違いなくこれはレガシィなんだな。

「スバルのフラッグシップだから」とか、そういう理由で選んだわけではない。

 

最近のレガシィの中では外も中も含めて、最もレガシィらしさを感じたから欲しくなった。それは間違っていなかったと思う。

 

ヴェルナー氏も乗り心地には大満足な様子。

 

我が家の頼れる相棒としてこれからよろしくお願いします。

 

ということで、本日はここまで。